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ルートID: r648 初級 日帰り 谷川・武尊 2019年5月

平標山・仙ノ倉山
たいらっぴょうやま / せんのくらやま

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
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10月
11月
12月
春の訪れと共に咲き乱れる高山植物を楽しみながら、気持ちの良い稜線をたどって向かう谷川連峰の最高峰。
どこまでも続く笹原の尾根は気分爽快!
素晴らしい展望と合せて楽しめる初級-中級者向けの山です。
※2019年04月27日更新
ルート長13.7km
登り標高差1044m
下り標高差1044m
行程概要: 平標登山口(982m) → 平標山四合目(1408m) → 松手山(1614m) → 一ノ肩(1890m) → 平標山(1984m) → 平仙鞍部(1895m) → 仙ノ倉山(2026m) → 平仙鞍部(1895m) → 平標山(1984m) → ヤカイ沢下降点(1880m) → 平標山乃家(1655m) → 平元新道登山口(1190m) → 平標登山口(982m)

【谷川岳】平標山と仙ノ倉岳の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 解放感ある気持ちの良い尾根歩き
  • 谷川連峰の最高峰
  • 日本二百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:7時間20
平標登山口〜松手山〜平標山〜仙ノ倉山往復〜平標山ノ家〜岩魚沢林道〜平標登山口
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/mjNBVM
コース概要 登山届をポストに提出し、平標山登山口から歩き始める。
松手山への登路はいきなりの急登で始まる。木段が続く歩きやすい道だが、なかなかの勾配で一汗かくところだ。
送電線の鉄塔を通過し、尾根上の道を進むようになるとやがて松手山に到着する。
ここからわずかに急登するが、これを越えれば緩やかな道が平標の山頂まで続いている。
植生保護用の木道を登れば平標山の山頂に到着する。
仙ノ倉山へは往復で2時間ほどなので、行くかどうかは時間・体力と相談して決めるとよい。
平標山から平標山の家に向けて下り始める。
長い木段の道を進むとシャクナゲ林に入り、更に下ると小屋が眼下に見えてくる。
平標山の家は水洗トイレが完備された清潔な山小屋だ。
あとは岩魚沢林道に向けて平元新道を下り、登山口へ向かうことになる。
計画書提出先 新潟県警警察本部または南魚沼警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 なし
交通 JR上越新幹線越後湯沢駅より南越後観光バス(西武クリスタル行き:580円)にて平標登山口バス停へ。
駐車場 平標登山口に有料駐車場(500円)あり。
アドバイス 登山道はよく整備されており危険個所や迷いやすい箇所はない。
5月の初旬は場合によっては雪が降ることもあるので気象の情報に注意すること。
年によっては雪が残るので事前に情報を収集した上でアイゼンなどを携帯しよう。
平標山と仙ノ倉山の間は風の通り道になっており悪天候時の行動は危険なので慎みたい。
サブコース 逆コースでも歩程に大差はない。
エスケープルート 特になし。
入浴 《宿場の湯》
登山口から最も近い日帰り温泉施設。休憩室が広く落ち着いて寛げる。
http://yuzawaonsen.com/05shuku.html
おすすめ周辺情報 《そば処中野屋》
越後湯沢駅前にあり美味しいへぎ蕎麦を堪能できる。天ざるなどもおすすめの一品だ。
http://www.umaisoba.com/
《人参亭》
地元でよく知られたとんかつ専門店。越後の特選「もち豚」を使用したとんかつはジューシーで柔らかく食べ応えのある一品だ。
http://ninjintei.net/
《レストラン北国》
国道沿いの食堂だが洋食を中心とした料理の数々はどれも美味しくおすすめだ。
https://goo.gl/maps/PzdrUL4YwNy
《gaiA》
オーガニック素材にこだわった手作り感あふれるカフェ。自家焙煎珈琲やケーキ類などはどれも味わい深く美味い。
https://www.facebook.com/BEANsORGANIC/
《パティスリースフェール 丸屋》
地元でも人気の洋菓子店。落ち着いた雰囲気のカフェスペースがある。
http://www.sphere-maruya.com/
1
平標山の登山口(駐車場)から歩き始める。
登山ポストが設置されているので必ず提出してから出掛けよう。
2
登山口から間もなく樹林帯の急な登りとなる。
比較的歩きやすい木段が設置されている。
3
登山道脇には多くの花が咲いている。
アカモノは秋になると甘く真っ赤な偽果を付ける。名前の由来は「赤桃」の訛りだ。
4
こちらはタニウツギ。
木枝の中が空洞で燃えやすく山で亡くなった方を山中で火葬する際に薪として使用された。
花は美しいが山では縁起がよくないとされている。
5
徐々に高度を上げていくと樹木の背が低くなり所々で視界が開ける。
6
登山口から1時間半弱で東京電力南新潟幹線160番鉄塔を通過する。
7
この辺りにはミネザクラが花を咲かせている。
背後は残雪の苗場山が美しい姿を見せる。
8
鉄塔を越えてからも急な登りが続く。
松手山まではこの行程中一番厳しい登りだ。
9
ダケカンバの樹林帯を抜けると間もなく気持ちの良い稜線へとたどり着く。
10
鉄塔から1時間弱で松手山に到着する。
山頂からは白砂山・佐武流山・赤倉山など上信国境の山々を望む。
11
松手山から平標山まではたおかやで素晴らしい稜線歩きが続く。
12
笹原の中に咲くシラネアオイは日本の固有種(1属1種)。
紫色の部分は萼(がく)で花弁ではない。
13
足元には美しい桜色のイワナシが多く咲く。
秋には梨に似た甘い実をつける。
14
平標山ではアズマシャクナゲもよく見られる。
通常のシャクナゲよりも高山に咲く亜種だ。
15
平標山へは木段が整備されている。
足元は崩れやすい岩礫帯なので植生保護のため木道外へ進入しないこと。
16
背後に苗場山を望みながら山頂へ向けて緩やかに登っていく。
17
山頂付近に多く見られるハクサンイチゲ。
高山植物の代表種とも言えるだろう。
18
山頂直下の笹原には群落を形成するミネザクラが咲きほこり彩りをそえる。
19
シャクナゲが咲く緩やかな稜線をたどれば間もなく平標山の山頂だ。
20
登山口から約3時間強で素晴らしい展望をほこる平標山の山頂に到着する。
週末は多くの人で賑わうところだ。
21
山頂から望む展望。
右から神楽ヶ峰と苗場山。その左側奥には北アルプスの白馬三山から唐松岳・五竜岳を望むことができる。
22
谷川連峰の朝日岳・茂倉岳・一ノ倉岳・万太郎岳を一望。
奥には至仏山・燧ヶ岳が見える。
23
こちらは上信国境稜線に連なる山々。
白砂山・佐武流山・裏岩菅山・烏帽子岳・鳥甲山の大パノラマが広がる。
24
山頂で展望を楽しんだら仙ノ倉山を往復しよう。
ここからは天空の散歩道と言うに相応しい稜線が続く。
25
平標山からは木段を下り仙ノ倉山との鞍部に降り立つ。
左奥のピークが仙ノ倉山の山頂だ。
26
背後には先程越えた平標山と苗場山がそびえる。
27
平標-仙ノ倉間で多く見られるハクサンコザクラ。
以前はタニガワコザクラと呼ばれていたが現在では同種認定されている。
28
ミヤマキンバイはチングルマと同じバラ科の樹木だ。
29
平標山から1時間ほどで山座同定板が設置された谷川連峰の最高峰・仙ノ倉山の山頂に到着する。
山頂は広々としており休憩に最適な場所だ。
30
仙ノ倉山から平標山に戻るが往路と同じく1時間ほどかかる。
31
平標山から下山を始める。
山頂から南に進み平標山の家を目指す。
32
最初の木段が終わるとシャクナゲの中を歩く道となる。
展望もよく快適に歩けるだろう。
33
再度木段の道となると下方に平標山の家が見えてくる。
正面奥に見えるのは榛名山と赤城山だ。
34
ムシカリが咲く灌木帯を進めば間もなく小屋に到着する。
35
山頂から40分ほどで平標山の家に到着する。
水洗トイレが完備された綺麗な山小屋だ。
36
ここでは毎年5月の最終日曜日に開山祭が行われる。
37
平標山の家を後にして平元新道を下る。
小屋を出るとすぐに樹林帯に入り歩きやすい木段の道が続く。
38
小屋から40分強で河内沢沿いの岩魚沢林道に降り立つ。
ここから登山口まで3.5kmほどの距離だ。
39
平標山の家から2時間弱で登山口に帰着する。
40
【入浴】
「宿場の湯」は登山口から最も近い日帰り温泉施設。
休憩室が広く落ち着いて寛げる。
41
【おすすめ周辺情報】
越後湯沢駅前の「そば処中野屋」では美味しいへぎ蕎麦を堪能できる。天ざるなどもおすすめの一品だ。
42
【おすすめ周辺情報】
「人参亭」は地元でよく知られたとんかつ専門店。
越後の特選「もち豚」を使用したとんかつはジューシーで柔らかく食べ応えのある一品だ。
43
【おすすめ周辺情報】
「レストラン北国」は国道沿いの食堂だが洋食を中心とした料理の数々はどれも美味しくおすすめだ。
44
【おすすめ周辺情報】
「gaiA」はオーガニック素材にこだわった手作り感あふれるカフェ。
自家焙煎珈琲やケーキ類などはどれも味わい深く美味い。
45
【おすすめ周辺情報】
「パティスリースフェール 丸屋」は地元でも人気の洋菓子店。
落ち着いた雰囲気のカフェスペースがある。
※上記の情報は記事更新日(2019年04月27日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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