甲信越
大沢鍾乳洞(おおさわしょうにゅうどう)
最終更新:DSA
基本情報
場所 | 北緯37度40分57秒, 東経139度06分02秒 |
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大沢鍾乳洞 五泉市指定文化財
日本にはたくさんの鍾乳洞があります。大部分の鍾乳洞は古生代という今から数億年も前、生物の遺骸が堆積してできた石灰岩という硬い岩石のなかにできています。
しかし、大沢鍾乳洞は新生代新第三紀鮮新世という新しい時代に砂が堆積してできたやわらかい砂岩のなかにできています。このような新しい地層にできた鍾乳洞はめずらしく、日本ではほんの2〜3を数えるくらいしかないといいます。
この付近の大沢石といわれる砂岩は、石灰岩が砕けた砂が固まってできています。石灰岩は二酸化炭素を溶かした水に溶けやすい性質があります。そこで地殻変動でできたひび割れに雨水がしみ込んで石灰分を溶かし、鍾乳洞ができました。
大沢鍾乳洞は、北東〜南西・北北東〜南南西の二つの方向にのびています。
この二つの方向は、地層のひび割れの向きですから、この山がどのような力を受けて隆起したかを知る手がかりにもなります。
この洞内には、もとはたくさんの鍾乳石や石筍があったといわれていますが、今は天井、壁などにわずかしか見られません。鍾乳石や石筍ができるには数百〜数千年の時間がかかるといわれています。わずかに残ったものはたいせつにして、いためないように心掛けましょう。
洞内には照明施設がありません。各自で危険防止に最大の注意をしながら見学してください。
五泉市教育委員会
日本にはたくさんの鍾乳洞があります。大部分の鍾乳洞は古生代という今から数億年も前、生物の遺骸が堆積してできた石灰岩という硬い岩石のなかにできています。
しかし、大沢鍾乳洞は新生代新第三紀鮮新世という新しい時代に砂が堆積してできたやわらかい砂岩のなかにできています。このような新しい地層にできた鍾乳洞はめずらしく、日本ではほんの2〜3を数えるくらいしかないといいます。
この付近の大沢石といわれる砂岩は、石灰岩が砕けた砂が固まってできています。石灰岩は二酸化炭素を溶かした水に溶けやすい性質があります。そこで地殻変動でできたひび割れに雨水がしみ込んで石灰分を溶かし、鍾乳洞ができました。
大沢鍾乳洞は、北東〜南西・北北東〜南南西の二つの方向にのびています。
この二つの方向は、地層のひび割れの向きですから、この山がどのような力を受けて隆起したかを知る手がかりにもなります。
この洞内には、もとはたくさんの鍾乳石や石筍があったといわれていますが、今は天井、壁などにわずかしか見られません。鍾乳石や石筍ができるには数百〜数千年の時間がかかるといわれています。わずかに残ったものはたいせつにして、いためないように心掛けましょう。
洞内には照明施設がありません。各自で危険防止に最大の注意をしながら見学してください。
五泉市教育委員会
山頂 |
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