赤岳・阿弥陀岳
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- GPS
- 10:43
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,730m
- 下り
- 1,726m
コースタイム
4:53やまのこ村
5:05北沢・南沢分岐
6:57-7:15行者小屋
8:07地蔵ノ頭
8:48-9:18赤岳山頂
9:34キレット分岐
9:41文三郎尾根分岐
9:50-10:15食事
10:23中岳
10:33中岳のコル
10:57-11:07阿弥陀岳
11:30中岳のコル
12:06-12:50行者小屋
14:10美濃戸山荘
15:00八ヶ岳山荘
天候 | 文句なしの晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
4時前の時点でほぼ満車でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは八ヶ岳山荘前にあります。 ・危険箇所等はありませんが、暗い中、ライトで照らしながら歩く場合は、ルートをはずさないように注意が必要です。 ・美濃戸口〜やまのこ村までは道が狭いため、通行する車に注意が必要です。 |
写真
感想
今年の5月に初めて訪れた八ヶ岳。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-362288.html
編笠山山頂から見たアルプスの山々は美しく,また,八ヶ岳主稜線が放つ威容も素晴らしいものだった。
そして,この度,ようやく八ヶ岳最高峰に挑む機会を得た。
日帰りするには行程が長いため,早朝から歩き始める計画とする。
そのためには,前日深夜に出発し,暗いうちに駐車場に到着する必要がある。
美濃戸口に到着したのは午前4時前。
にもかかわらず,駐車場はほぼ満車状態。
金曜の夜や土曜のうちから八ヶ岳に入り,星空を眺めながら夜を明かす人たちも多かったからだろう。
何とかスペースを見つけて駐車し,ヘッドライトを点けて歩き始める。
美濃戸山荘までは迷うことのない一本道ではあるものの,駐車場を求める何台もの車に追い抜かれる。
駐車場の空きスペースがないのは上も同様で,やまのこ村では,スペースを求める車が列をなしていた。
美濃戸山荘の先から,北沢と南沢に道が分かれる。
行者小屋まで最短で進める南沢ルートへ。
ヘッドライトを点けて1時間ほど進んだ頃,ようやく空が白み始めた。
行者小屋では,人々の活気を感じた。
テントを畳んで身支度をする人,小休止して食事をする人,すでに山頂を踏破し終えて休憩する人…
ここで水を補給しつつ、地蔵尾根で赤岳を目指す。
地蔵尾根は,どんどんと高度を上げていき,背後にはアルプスの山々が姿を見せる。
中盤以降は,階段や鎖のついた岩場などでさらに高度感が増していく。
地蔵仏に手を合わせ、しばらく登ると、そこは地蔵の頭。
ようやく八ヶ岳主稜線に到着。
右には赤岳、左には横岳、硫黄岳、その奥には蓼科山も見える。
そして、前方には奥秩父、奥武蔵の山々。
稜線に出たこともあり、遮るものもないことから、容赦なく風が吹き付ける。
赤岳を目指し、先へ進む。
赤岳展望荘横の急な岩場を登っていくが、遠くに見える富士山を励みに登っていく。
赤岳頂上小屋の少し奥に赤岳頂上がある。
まだ9時頃というのに、山頂は大勢の人で賑わっていた。
それもそのはず、360度の展望が待っていた。
遠くに見えながらも、それぞれの存在感を如何なく示している。
後ろ髪ひかれる思いなれど、阿弥陀岳を目指して出発する。
急な岩場でどんどん高度を下げていく。
キレット分岐から文三郎尾根分岐までは、足元はザレ場で滑りやすく、遮るものもないので容赦ない風にさらされた。
中岳手前のスペースで、風を避けながら昼食を摂る。
エネルギー補給の勢いを借りて、中岳を一気に駆け抜け、中岳のコルへ。
直下から見上げる阿弥陀岳はなかなか手強そうであった。
ザックをデポして軽装で挑む。
体が軽くなったとはいえ、急な岩場に変わりない。
梯子場を越え、三点確保で岩場を登っていく。
振り返れば、中岳〜赤岳の素晴らしい稜線を見渡すことができる。
阿弥陀岳の頂上も、これまた360度の大展望。
赤岳よりも少しばかりアルプスを近く感じる。
そして何よりも、蓼科から赤岳までの八ヶ岳主稜線を一度に見渡せるのが何よりも素晴らしい。
東西天狗岳も含め、ばっちり見渡すことができた。
これだけ美しい八ヶ岳を見ることは、もう一生ないかもしれない。
阿弥陀岳を後にして中岳のコルまで戻り、デポした荷物を回収して行者小屋へと帰路をとる。
この行程で今までとは少し違う角度で見上げた横岳の威容も素晴らしかった。
行者小屋は、朝とは比べ物にならないくらい人々で賑わっていた。
翌日も天候に恵まれるとの予報もあり、泊付きで楽しむ人も多かったことだろう。
冷たくておいしい水を汲み、コーヒーを飲んで至福のひと時。
名残惜しいが、帰らなければならない。
美濃戸山荘を目指して下っていくが、登ったときは暗い中をヘッドライトを頼りに登っていたこともあり、同じ道を通っているとは感じ難かった。
美濃戸山荘&やまのこ村は相変わらずたくさんの車で埋まっていた。
美濃戸の八ヶ岳山荘付近の駐車場もまだまだ多くの車が停車していた。
駐車場に停め切れなかった車が路上駐車の列を作っていた。
山荘の方曰く、路上駐車が多いせいで、バスが上まで上がってこられなかったとのこと。
念願の八ヶ岳最高峰踏破を今年のうちに成し遂げることができた。
しかし、横岳を始め、硫黄岳、天狗岳など、まだまだ訪れてみたい場所がある。
権現岳から赤岳のキレットもある。
いろいろな季節に訪れてみたい魅力的な山々がたくさんあることを改めて感じた。
rgz91さん、LArcでございます。
好天に恵まれた八ヶ岳レコ楽しませていただきました。
夜明け前のヘッ電頼みでスタートして、開放的な稜線歩きまで楽しめたようで、写真と文章からひしひしと伝わってきます。
駐車場や山頂では混雑していたようで、人気ののお山の宿命ですね。
八ヶ岳・・・封印解除したくなりました。
コメントありがとうございます。
このたびの八ヶ岳行は天候に恵まれました。
行程が長いので、序盤の林道はヘッ電覚悟で早い時間からの計画を組みました。
その結果、ヘッ電のスペックの低さを実感し、買いなおしてしまったわけですが…
それはさておき、3連休ということもあり、人は多かったように思います。
山荘の方曰く、普通の土日であれば、ここまでは混まないようです。
連休の中日というのが混む要素だったのだと思います。
近いうちに、封印を解いてください(笑)
僕も、細切れで八ヶ岳に赴いていますが、テント&シュラフがあれば、編笠〜権現〜赤岳〜横岳〜硫黄岳と縦走が可能と思います。
キレットなどの難所もありますが、それが一番楽しいのではないかと。
僕も装備を揃えて、ご一緒できればと思います。
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