丹沢ブルーの頂へ2024初夏(丹沢主稜主脈縦走)
- GPS
- 18:50
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,935m
- 下り
- 3,179m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:29
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 2:58
- 合計
- 11:21
天候 | 2日間とも晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:大倉BSより神奈中バスで渋沢駅北口BS下車。渋沢駅から小田急 |
写真
感想
えー、毎度お馴染みマオでございます。
GWを迎え、山つながりの友人たちが続々と、やれ北アルプスだ東北だ小笠原だ海外だと出かけていく予定を立てている中、特に予定を立てていなかった我々2人は都内某所のベルギービールの美味しいお店で飲みながら駄弁っていたわけですが、飲んだテンションもあいまって「ワシらも山に行ったろやないか!おおん!?」という流れとなり、GW後半に丹沢へ小屋泊縦走に向かうこととなりました。
今回はそんな2人の初夏丹沢縦走のお話をお送りいたします。
GWだけあってどこの山小屋も予約は厳しいかと思いつつ、片っ端から電話かけてみて予約を取れた山小屋の場所と日程から逆にコースを決めるという、自分でも初めての手を使いました。実行したところ、流石に丹沢主脈線の蛭ヶ岳山荘、みやま山荘、尊仏山荘はGW後半4連休の予約は全滅。唯一抑えられたのが西丹沢・青ヶ岳山荘の5/4からの1泊でした。
西丹沢はまだ檜洞丸へのツツジ新道ピストンと大野山周回しか歩いておらず、未踏区間がほとんどなことから、西丹沢ビジターセンターから白石峠に上がり、加入道山、大室山を経て、丹沢主稜線で檜洞丸へ向かう1日目、青ヶ岳山荘を朝食後に出発して蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳を経て大倉尾根で下山する2日目という行程をセッティングしました。
当日は始発を乗り継いで新松田駅へ。同行者とは駅前のバス停で待ち合わせし行列に並びました。6:45着の急行の到着とともに人がわっと並び始め、西丹沢ビジターセンター行きのバスは定刻より15分早い臨時便が出ることになりました。
期せずして西丹沢ビジターセンター到着が早まり、到着後の準備もゆっくり出来ていざ出発。途中、諸事情により同行者とは青ヶ岳山荘で合流する約束をして別ルートに。自分は当初予定通りの縦走をこなし青ヶ岳山荘へ向かいました。噂に聞いていた大室山~犬越路~檜洞丸のアップダウンは確かに体力を削りに来ている感じはありましたが、特に小笄から大笄の区間の岩場や鎖場が痩せ尾根という条件も加わって神経を使う場面が多かったです。
風は弱く、この季節にしてはすっきり晴れ渡った空で富士山や箱根伊豆御坂山地だけでなく、南アルプスの稜線もしっかり見え、休憩で犬越路のベンチに腰を下ろした時や道中の稜線から眺めた景色が非常に心に残る風景でした。
檜洞丸には自分の方が少し早く到着し、青ヶ岳山荘のチェックインも先にまとめて済ませて同行者の到着を待ちました。
青ヶ岳山荘はこの日13人の宿泊。前日は26人の宿泊でかなり忙しかったとのこと。13人だと寝床もそこそこの広さが確保でき快適でした。宿泊者のみが利用できる10人座れる練炭こたつも快適で、ほかの宿泊者の方との会話も弾みました。
青ヶ岳山荘の夕食は17:30でよそいきりのカレーライス。ご飯の量は選べます。食事中に小屋の方からお誘いがあり、この日の日没が18:26で、食事後希望者は小屋前に集合し一緒に日没を見にいきましょうとのこと。自分たちも日の入りやマジックアワーの写真は抑えたいと思っていたので渡りに船と喜んで参加しました。快晴の空がだんだん染まり、甲斐駒ヶ岳の少し北に沈んでいく夕陽を堪能したのち、夜には湘南や横浜、小田原の夜景とシルエットになった表丹沢稜線も堪能できました。
翌朝は4:42の日の出を蛭ヶ岳の少し左手から上がるのをみてから小屋に戻り朝食のおでんをいただきました。日の出待ちで冷えた身体がとても温まり、6時過ぎのスタートに弾みをつけてくれました。
2日目は蛭ヶ岳まで丹沢主稜線をたどり、蛭ヶ岳からは丹沢主脈線に乗り換えて塔ノ岳へ向かいます。神奈川県第2位の標高の檜洞丸と神奈川県最高峰の蛭ヶ岳は単純標高差は100mもないものの、主稜線は神ノ川乗越の1257mまで一旦高度を下げてから登り返すコース。急ぐ旅ではないので、トレイルランナーに道を譲りつつ、風景を楽しんでのんびり進みました。蛭ヶ岳では大休止を取って、ホットサンドパーティ。チョコバナナもカレーもなかなか美味しかったですね。これはまた採用したいところ。
蛭ヶ岳から先は、自分も3年前に大倉からの蛭ヶ岳日帰りピストンで通った道で、懐かしさと朧げな記憶ゆえの新発見とで楽しんで歩けました。蛭ヶ岳ピストンの時もそうだったのですが、蛭ヶ岳から丹沢山、そして塔ノ岳に至る稜線の開けた景色が個人的には大好きで、ここは何度も歩きたくなる場所だなと改めて思いました。
塔ノ岳からの下りでは、花立山荘でかき氷をいただき、割と最近出来たと思しき「大倉の清水」で冷たく美味しい水をいただいて大倉バス停へ。標高を下げるほど暑さが増していき、下界に戻ってきたことを実感しました。
バスのタイミングがよく、久しぶりの大倉も瞬間しか滞在できませんでしたが、それはまたの丹沢の機会に。最後は鶴巻温泉へ移動し弘法の里湯で汗を流しました。
西丹沢の主峰ではまだ畦ヶ丸が未踏ですが、こちらは三椏の美しい時期にでも訪ねたいなと思います。
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