日光連山の大展望台!太郎山(新薙コース・反時計回り周回)
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- GPS
- 07:08
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,181m
- 下り
- 1,182m
コースタイム
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 7:06
天候 | 快晴! ただしやや強風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道120号線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【太郎山】 梵字飯場駐車場からしばらくは舗装路歩きです。 志津との分岐を過ぎると、砂利道に変わり、程なくして登山口へ到着します。 数日前の雨の影響か、序盤は粘土質の斜面が滑りやすい印象でした。 ややわかりにくい箇所もありますが、遠目に日光山岳連盟が整備したマークを探しながら進めば安心です。 段差が大きい箇所がありますが、左右いずれかの樹木を手がかりにすると登りやすいです。 樹林の間から眺望が開ける頃、岩場の急登が現れ始め、一部、ロープがかかっている場所があります。 樹林が少なくなると、3箇所ほどのザレ場をトラバースし、少々下ると、お花畑に出ます。 お花畑を通過し、右手に回り込んで登っていくと、小太郎山方面との分岐となり、程なくして太郎山山頂に到着します。 山頂からは360度の眺望が得られ、祠があります。 【太郎山〜小太郎山〜山王帽子山】 新薙との分岐を右に進むと、岩場の急坂を下ります。 気持ちのいい稜線を歩き、岩場を登り返すと、小太郎山に到着します。 こちらも360度の眺望がある広い山頂です。 小太郎山からは、標高差400mを一気に下っていきます。 鞍部からは、笹の多い道を登りますが、一部、膝から腰くらいの高さまで伸びている箇所があります。 道を見失うほどではありませんが、根等が張り出している箇所がありますので、足下に注意が必要です。 山王帽子山は、樹林に囲まれており、木々の間から男体山を望むことができます。 【山王帽子山〜光徳牧場】 笹と樹林の道をひたすら下っていきます。 奥鬼怒林道に出合った後、少し右へと進むと、光徳への案内版があります。 一部、木道や木段が整備された道を2キロほど下ると、光徳へと到着します。 |
写真
登る前にmuniさんから配給されたバウムクーヘンをいただきます。
バウム…ゴールデンバ…まさかね。
感想
「テントを背負わないテント泊@日光」
ということで、LArcさんから男体山&日光白根山へのお誘いがありました。
私個人としては既登の二座でしたが、湯元側から登る日光白根山には興味がありました。
二荒山神社からの男体山は一度経験があるので、初日は別行動とすることにしました。
地図を広げてみて、まず目に入ったのは女峰山。標高も男体山とほぼ同じの二百名山。登ってみたいと思ったものの、登山口がやや離れており、所要時間もやや長め。
大真名子&小真名子も同様。
そのとき、目に飛び込んできた「太郎山」の文字。
山登りを始めた頃に買ったガイドブックにも載っており、眺望あり、岩場あり、気持ちのよさそうな稜線歩きあり。
男体山に登るLArcさんとmuniさんの二人を眺めながら登るのも面白いと思い、太郎山を目指すことにしました。
同行者二人を二荒山神社で見送った後、梵字飯場跡へ。そこを起点に半時計回りに周回し光徳牧場へ。
志津方面へ下山する男体山チームに車を回収してもらい、光徳牧場まで迎えに来てもらうプランでした。
林道歩きの後の登山道は、気持ちがいいくらいに登り一辺倒で、色付き始めた紅葉を楽しみました。シャクナゲが多かったので、6月頃に賑わうのかもしれません。
樹林の間から景色が見える頃には急登が始まり、岩を掴みながらグングン高度をあげると、一気に眺望が開け、女峰山〜大真名子、男体山&中禅寺湖、そして遠方には富士山が姿を見せています!
かと思えば、お花畑という広大な草原が現れたりと、バリエーションに富んだ登山道でした。
太郎山山頂は360度の大展望で、前述の日光の山々はもちろん、燧ヶ岳方面の山々も望むことができました。
少々風は強かったものの、この日の行程で一番の展望スポットということで、合流時間を気にしつつ、コーヒーとお菓子で暫しの間山頂からの展望を独り占めしました。
15時の下山に向けて、11:20に出発。残りのコースタイムは4時間。下り基調ではあるものの、山王帽子山手前で登り返しがあるため、少し急ぐ必要がありそうでした。
太郎山から下った後、小太郎山へ続く稜線は、そんな懸念を一瞬忘れてしまいそうな開放感で、男体山をより近くに感じられました。
小太郎山でその余韻に浸ることを考えつつも、太郎山から20分程度しか移動していないこともあり、先へと進むことにしました。
その後はこれでもかというくらいに高度を下げ、山王帽子山へ向けて登り返します。
樹林に眺望を遮られ、煩くなってきた笹藪の中を進む登山道を登るのは、やや気が滅入ります。
時計回りに周回する場合、鞍部から太郎山までは400mの標高差となるため、まさに正念場です。
山王帽子山山頂は樹林の中にあり、木々の間から少し男体山を望むことができます。
到着したのは12:30頃。残りのコースタイムは1時間半程度。
天気がいいこともあり体が火照ってきたので、水分等を補給し、数分のお昼寝。
余裕を持って13時頃に下山を開始します。
そして、気が付くと14時には光徳牧場に到着していました…
クールダウンと腹拵えを兼ねて、牧場のアイスクリーム。
冷たく濃厚なアイスが胃袋に染み渡ります。
30分ほど滞在しましたが、座して迎えを待つよりも私も駐車場に向かった方が時間短縮に繋がると考え、コーラを片手に歩き始めました。
そして、結果的には男体山チームよりも先に到着。
トータルで7時間。
単独でも無理なく周回できました。
合流後は、キャンプ場で幕営の後、湯元の温泉へ。
一日の汗を流した後は、お待ちかねの夕食タイム。
日が落ちて肌寒い中、仲間と囲む鍋は身も心も温まりました。
しばし、星空の下の山談義を楽しんだ後、翌日の山行に備え、床に就きました。
○独語
今回、既登であることを理由に男体山ではなく太郎山を選択したわけですが、同行者二人は「素直じゃない」と感じたらしく…
男体山から太郎山を眺めつつ「太郎〜」と手を振っていたらしいです。
(しかも、それは太郎山ではなく大真名子山だったらしいというオチ)
そして、この仕打ちは翌日も続くのでした。
○翌日のレコ(近日公開予定)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail.php?did=733818&com_id=1156212&com_rootid=1156212&com_mode=flat&com_order=0#comment1156212
コメント
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こんちは!
> 今回、既登であることを理由に男体山ではなく太郎山を選択したわけですが、
これには激しく同意ですw
いや、、、あの富士山を彷彿させる直登は1回やれば十分ですね。
(山頂からの展望は素晴しいんですけどね)
さてさて。
実はちょっと興味のある太郎山。
蟹プレイゾーンを抜けた先の雰囲気が結構好みかも…なんて思いました
来年(!)新緑・しゃくなげの頃、女峰山あたりも考えつつ行ってみようかな、と
そして、続編(というか本編?)にも期待!
joeさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
男体山は、本当に修行の山という感じで、以前登ってからまだ2年くらいしか経ってませんでしたので、どうせなら近隣の気になる山に登ってみようと思いました。
あまり知られていない印象の山でしたが、事前に調べているうちにどんどん登りたくなって、その期待を裏切らないパフォーマンスでした
展望もバッチリなので、春秋にお薦めの山ですね
他にも女峰山や大真名子山などもありますし、気になるエリアです
栃木百にも手を出した太郎さん、こんにちは!
コースタイムを見ても我々がだいぶ遅れていますね。
敬礼を受けていたときにはまだ山頂に至っておらず…
大変失礼しました。
muniさんから配給されたバウムクーヘンにはそういう意味が込められていたんですね。
まさか、ゴールデンバウム王朝の復活を企む反逆者だったとは・・・
LArcさん、こんばんは。
銀ヤマ太郎です!!!
って、この扱いはいつまで続くのでしょうか…
まさか雁坂でも…
コースタイム的には、私が山頂から出発した頃に男体山の山頂に到着されたようですね。
そして、私をのけ者にして、温かくて美味しそうなスープを…
栃木百名山ですが、那須の茶臼岳に三本槍岳、朝日岳が、さらにははんがっさ…いや、半月山も含まれるらしいですよ。
あれ?最近、これらの山を登った人がいたような…
バウムの件は…軍務尚書様の深慮遠謀は、私のような一兵卒には…
でも、バウムはしっとりして美味しかったですね。
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