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棒ノ嶺(ぼうのみね) / 棒ノ折山、棒ノ峰

ゴルジュを擁す渓谷美と桜が魅力の山

"棒ノ嶺"
"棒ノ嶺"

棒ノ嶺(ぼうのみね、ぼうのれい)は東京都と埼玉県の境に位置する山で、標高は969mです。
「棒ノ折山(ぼうのおれやま)」と呼ばれることもあり、さらに「棒ノ折嶺」や「棒ノ峰」、「坊の尾根」など二つ名を多く持っています。

"武蔵御嶽神社:畠山重忠の像"
"武蔵御嶽神社:畠山重忠の像"

山名の由来もひとつではありません。
ある説では鎌倉時代の武将・畠山重忠(はたけやま しげただ:1164-1205年)のエピソードに基づいており、彼が山越えの際、使っていた石杖がこの地で折れてしまったから、としています。
また他説によると古くは茅場であったことにちなみます。山頂部は草が蔓延り、地元民が茅葺き屋根の材料を刈りに立ち入っていました。草が茂る意の「茫(ぼう)」と山の地形の「尾根」の発音が転じて、山の名になったと語られます。

沢登り気分を楽しむ道が人気

"棒ノ嶺登山道概要(白谷沢〜棒ノ嶺〜滝ノ平尾根"
"棒ノ嶺登山道概要(白谷沢〜棒ノ嶺〜滝ノ平尾根"

棒ノ嶺登山の醍醐味としてよく挙げられるのは、埼玉県側の白谷沢に付けられた登山道です。(登山口:白谷沢登山口

"白谷沢"
"白谷沢"

渓谷に沿った道は美しく、清涼感に溢れています。

"第一ゴルジュ"
"第一ゴルジュ"

迫力のあるゴルジュや、滝を抜ける面白さも体験できます。

"鎖場"
"鎖場"

ただしごつごつとした岩場は歩きにくく、濡れて滑りやすい箇所や鎖場もあります。通行の際は十分に注意を払う必要があります。また降雨後は水量が多く、崩落し荒れている場合があります。事前に最新の情報収集をすることも不可欠です。

"滝ノ平尾根"
"滝ノ平尾根"

白谷沢での下りはスリップの危険が増し、難易度が上がります。
復路は滝ノ平尾根の利用が無難です。こちらを利用すると周回することができ、道のりは変化に富みます。
滝ノ平尾根は、途中で林道を3回横切ります。

"さわらびの湯"
"さわらびの湯"

さらに登山口の近くにはさわらびの湯があり、下山後の温泉浴には持って来いです。

桜を愛でる山頂部

"棒ノ嶺山頂"
"棒ノ嶺山頂"

かつての茅場の山頂は今、広場のように開けています。
北側は抜けて展望があり、武甲山伊豆ヶ岳といった奥武蔵の山々や、筑波山、日光連山、赤城山をなど望むことができます。

"棒ノ嶺山頂:ヤマザクラ"
"棒ノ嶺山頂:ヤマザクラ"

また、ヤマザクラが何本か立っています。春は多くの登山者が、花見を目当てに訪れます。
登山口 白谷沢登山口
棒ノ嶺登山口
奥茶屋
落合
基本情報
標高 969m
場所 北緯35度51分31秒, 東経139度09分18秒
カシミール3D
山頂
分岐
展望ポイント

山の解説 - [出典:Wikipedia]

棒ノ折山(ぼうのおれやま)は、東京都西多摩郡奥多摩町と埼玉県飯能市との境にある標高969mの山である。奥多摩と奥武蔵の山域の境にある。
棒ノ折嶺、棒ノ峰、棒ノ嶺ともいう。坊の尾根、坊主の尾根ともいった。
棒ノ折の由来のひとつに鎌倉時代の秩父の武将であった畠山重忠がこの山を越える際に杖として持っていた石棒が折れたことから名が付いたとされる。奥多摩側百軒茶屋から登る登山道沿いにある祠にはその折れた石棒の片破れと言われる一尺程の石柱が祀られている。
山頂は非常に広く、公園か小規模なグラウンドのような広場となっている(ただしトイレや売店はない)。昔は茅(茅葺き屋根の材料)の原であった。

付近の山

この場所に関連する本

この場所を通る登山ルート

「棒ノ嶺」 に関連する記録(最新10件)

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