赤城・榛名・荒船
王山古墳(王山公園)(おうやまこふん)
最終更新:こたっきー
基本情報
| 場所 | 北緯36度23分40秒, 東経139度03分11秒 |
|---|
山の解説 - [出典:Wikipedia]
王山古墳(おうやまこふん)は、群馬県前橋市大渡町(おおわたりまち)にある古墳(積石塚)。形状は前方後円墳。総社古墳群を構成する古墳の1つ。前橋市指定史跡に指定されており、王山公園として整備されている。{| class=\"wikitable\" style=\"background:#ffffff;text-align:center;font-size:85%;\"
|+総社古墳群7基
!支群
!古墳名
!形状
!規模
!埋葬施設
!築造時期
!史跡指定
|-
|北||遠見山古墳||前方後円墳||墳丘長88m||竪穴式石室?||5c後半||市史跡
|-
|rowspan=2|南||王山古墳||前方後円墳||墳丘長76m||横穴式石室||6c初頭||市史跡
|-
|王河原山古墳?||前方後円墳|| || || ||(消滅)
|-
|rowspan=4|北||二子山古墳||前方後円墳||墳丘長90m||横穴式石室2基||6c後半||国史跡
|-
|愛宕山古墳||方墳||一辺56m||横穴式石室||7c前半||
|-
|宝塔山古墳||方墳||一辺66m||複室横穴式石室||7c中葉||国史跡
|-
|蛇穴山古墳||方墳||一辺44m||横穴式石室||7c後半||国史跡
|}
群馬県中部、榛名山東南麓・利根川西岸の前橋台地上に築造された古墳である。現在までに墳丘頂部・前方部半分が失われているほか、1972・1974年(昭和47・49年)に発掘調査が実施されている。
墳形は前方後円形で、前方部を北方向に向ける。墳丘は後円部で3段築成、前方部で2段築成。盛土の上に川原石や砂・礫を詰め、その外側には自然石による葺石が施されており、墳丘外表では円筒埴輪・形象埴輪(大刀形・盾形埴輪)が確認されている。また墳丘周囲には幅24メートルの周濠(湛水濠)が巡らされる。埋葬施設は両袖式の横穴式石室で、東方向に開口した。全長16.45メートルを測る群馬県内では最長級の大型石室になる。この石室は大きく破壊を受けており、調査では歯・辻金具片・胡簶金具のみが出土している。
築造時期は、古墳時代後期の6世紀初頭頃と推定される。総社古墳群では遠見山古墳に後続し、王河原山古墳または二子山古墳に先行する時期に位置づけられる。群馬県内では初期の様相を呈する横穴式石室を有する点で、畿内ヤマト王権とのつながりによる先進的技術の導入が示唆され、総社地域が古代上毛野地方(上野国)の政治的・文化的中心となる過程を考察するうえで重要視される古墳になる。
古墳域は1984年(昭和59年)に前橋市指定史跡に指定された。現在は史跡整備のうえで「王山公園」として公開されている。
付近の山
この場所を通る登山ルート
この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。
王山古墳(王山公園)の山行記録へ






Loading...