書籍　近江栗太郡志巻三
第五編　山獄志
P297に「阿星山」の説明文中に「カゲン山」について以下の通り書かれています。
阿星山
阿星山は金勝村大字觀音寺の東南に在り高さ百四十丈四尺峯形屹立として聳へ地質は花崗石なり、滿山樹木鬱蒼、巔上を以て栗太甲賀の郡界とし、溪流一脈あり山腹より下る谷間の細流相合し谷山川をなる即ち金勝川の水源とす、山の南麓再び起て一山を爲す之を「カゲン」山と稱す。
分脈
カゲン山高さ五十丈周回三十町山上茅篠叢生す。

栗太郡志甲編「栗太郡金勝村地図」に「陰山」が掲載されています。