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記録ID: 1085467
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ハイキング
六甲・摩耶・有馬

有馬三山

2017年03月16日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.4km
登り
817m
下り
945m

コースタイム

 有馬阪急バス停発 9:07
 妙見寺 9:34〜9:45
 灰形山 10:21
 油槽谷山 11:18〜11:26
 ロープウェイ鉄塔 11:57
 極楽茶屋跡 12:45〜12:57
 フードテラス 13:16〜13:43
 油こぶし下山口 14:23
 寒天道分岐 14:44
 ケーブル駅着 15:42
天候 晴れたり曇ったり
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス

感想

 ◆ 今日の天気予報、晴れ後曇り。 気温 2〜12℃。やや風あり。
 有馬三山の最初の山は落葉山、533mだ。その頂上に妙見寺がある。
 バス停の前を、道路の反対側に渡るとすぐ参道の入口がある。石段とコンクリートの道を登る。高度差、約160m。ひと汗かく。
 ここも、大震災の時はかなりの被害を受けた。

 ◆ 次は灰形山だ。標高619m。
 最初は、痩せた岩尾根が続き、両側が切り立っているので、バランスを崩さないよう注意しながら進む。道は下りで、約50m下るとコルになっていて、ここから約140mの登りとなる。
 狭い岩尾根は終わり、植生も変わって、ヒノキの植林となる。しかし道は急で、ストックだけでは不安になる処もある。
 この辺りまで来ると、背中に北風をまともに受けるようになる。何時も冬場は風がきつい所だ。

 ◆ 灰形山を過ぎると、約60mを再び下って、油槽谷山(801m)の登りとなる。この登りがこのコースの一番の難所だ。約250mを一気に登らなければならない。勿論木の階段等もあるが、45度近くあると思われるような上りだ。此処だけで45分かかった。
 そして、尾根に上がったので、すぐ山頂かと思ったが、向こうにまだピークがある。次は山頂かと思っていると、その先にまだピークがある。しかしそれも山頂ではなかった。4つ目のピークが山頂だ。
 尾根に上がったら、霧氷があった。遠くを見ると、極楽茶屋から六甲山頂に連なる尾根は霧氷で真っ白だ。

 ◆ 油槽谷は、普通「ゆそうだに」と読んでいるが、正しくは「ゆふねたに」と呼ぶのが正しいと有馬の古老に聞いたことがある。と云ふのは、古くから温泉の湯槽を造るのに、ここから材木が伐り出されていたからだそうだ。
 それはさて置き、油槽谷山も油槽谷峠まで110mを下ることになる。この下りがまた急で、滑らないように踏ん張って下るので膝に来る。下った所のコルが油槽谷峠だ。ここを左手(東)に下ると油槽谷で、これを下れば大きなダムの下にロープウェイ駅からの林道の終点がある。紅葉谷への入口だ。

 (今はこの林道は、’15年1月にロープウェイ駅の400m位上流で崩落して、通行止になっている。地主との補修の費用等に関する交渉がうまくゆかないらしい。もう2年にもなるのに、早く治してもらいたい。)

 ◆ 油槽谷峠迄で、今日のメイン山行の距離と時間共に、体力も2/3を消耗したことになる。未だ紅葉谷の入口だと云ふのに。
 残りの1/3の体力で、この後、極楽茶屋跡までの登りがしんどく感じられるのは仕方のないことだ。
 ここから極楽茶屋跡まで、大きなピークが二つあり、この下りの高度差を加えると、まだあと310mの高度差を登らなければならない。特に最後の茶屋跡に出る坂が急で、いつも休み休み登る事になる。

 ◆ 有馬から茶屋跡までの合計の登りは、何と860mにもなる。これはアルプスなどの山々と比べても、決して遜色のない高度差だ。勿論その分ハイカーも少ない。
 私は、時々ここへ来るが、まだ途中で人に会ったことが無い。

 ◆ 昼食にしようと思って休んでいると、茶屋跡の主人がやってきて、色々と昔の六甲山の話をする。私は今まで気付かなかったが、一番大きな変化は、大阪湾が小さくなった事だと言っていた。
 私は、空気が霞んで、金剛山や大峰の山並みが滅多に見られなくなった事、これは比良山から琵琶湖の眺めも同じだ。
 それと、土建国家と云はれてた頃から、ダムが沢山できて、沢登りが全く面白くなくなった事が残念で仕方がない。今では、六甲山には550個ものダムがある。 

 ◆ 茶屋跡にはまだ霧氷が残っていたが、日が当たると、それが落ちてくる。風が吹くと一斉に落ちてくるので、ここで昼食にしようと思っていたが、フードテラスまで行って暖かいうどんを食する事にする。
 すると、途中もう一つ小さなピークを越えて行くが、そこには大きなアンテナが3本建っていて、風が当たる度に上から大きなこぶし大以上の氷が落ちてくる。その一つが私の帽子のツバに当たり肩を直撃した。もし帽子が無かったらと思うと、ぞっとした。

 ◆ 下りは、天気が良ければ五助尾根にしようと思っていたが、服が濡れると思って変更する。
 しかし、腹一杯になって、何処から下りようかと思って歩いているうちに、六甲ケーブル山上駅の近くまで来てしまって、久しぶりに油こぶし経由で下山した。


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コメント

mesnerさん、こんばんは^^
相変わらずすごいですねぇ、10キロ越えじゃないですか。

六甲にはダムが550個もあるんですか!?ちょっと驚きです!
2017/3/17 22:43
Re: mesnerさん、こんばんは^^
casumin さん、今晩は。

 コメント有難うございます。お褒めを頂いて・・。
 このコースは記事にも書いた通り、いつもしんどい思いをするコースです。そこで今回は、少々分析をしてみました。結果にはそんなものかと納得しています。
 これで、比良山にも行けそうです。
2017/3/17 23:00
こんばんは mesnerさん
お疲れ様でした 

平地でも強くて冷たい風が吹いていました
青ガレはまだ雪があるんでしょうね
武奈に行かれるときはお気をつけて
2017/3/17 23:11
Re: こんばんは mesnerさん
olddreamer さん、今日は。

 今年の比良山は積雪が多いようです。4月中旬まではだめかなぁ・・と思っています。
 金糞峠より下は、もう余り無いと思います。
2017/3/18 9:11
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