濡れた西黒尾根、ガスガスの谷川山頂、お花天国の天神尾根。

- GPS
- 07:54
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,474m
- 下り
- 996m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 8:09
| 天候 | 麓は晴れ。山腹から山頂はガス。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ夏道が出ていますが、雪解け水でぬかるんでいます。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
軽アイゼン
|
|---|
感想
青空とマナイタグラをバックにしたシャクナゲを見たくて、谷川に行ってきました。
予報は晴れ。
とりあえずピッケルを車に積んで高速を飛ばす。
水上ICを降りてすぐに見える谷川は、少しガスがついているものの朝日を浴びて眩しいくらいに輝いている!!
気分高揚としながら白毛門駐車場に停め(谷川岳登山口駐車場もまだ空いていました、笑)ピッケルはおいてストックのみ持ち、登山相談センターへ向かいました。西黒尾根登山口に向けて出発です。
途中、いつもの道迷いをするものの、すぐに気付いてまずまずの出だし。
急登でも息切れすることなく、ただぬかるみがうざったい感じ。
そしてクマの目撃情報が頭の片隅にあるために、クマ鈴をリンリン鳴らしながらお花ロードを楽しみました。
でも、天神平が見える頃からガスが〜〜〜!
「いや、絶対にあとで晴れるよ」と言い聞かせる。
でも小雨交じりのガスにビビりまくり。だって蛇紋岩が滑るんだもん!!
途中雪庇が落ちる音なのか、雷のような音と共に振動を感じる。
もう心臓バクバク!雪の上を歩くのが怖い〜〜〜!空洞化した残雪がいたるところにあるのですよ。
そして有名な一枚岩。
左右は雪が被っている。
何故か一枚の20cm角タオルが目先に落ちていた。
「誰かが落としたんだね。拾って行こう。」と思いながら足がかりを考える。
雪を踏まないよう、岩のくぼみに足をかけるんだけれど、次のステップが見当たらない!一度滑ってスタートに戻ってしまった(・_・;)
「そうか、前行者はこのタオルを滑り止めにして登ったんだ。」と気付く。
くぼみに左足をかけ、そのタオルの上に右足をかけ、さらに右手は一枚岩右側の残雪の上に静かにかけて登りあがって…と思ったら。。。
崩れた!Σ( ̄□ ̄lll)
残雪の下はやはり空洞だった!
崩れた拍子に頭が空洞の中に入り込み、先が見えない黒い闇が見えた時はちびりそうになるほどの恐怖を感じました。
左手でどこをつかんだのかわからないけれど、右手は残雪の下の何かをつかみ、足を踏ん張って駆け上がりました。
もしも空洞に落ちた衝撃で残雪が崩れて埋まったら、生きて帰れないかもしれません。
あ〜〜〜、無事に帰れてよかった。
いや、無事でもない(笑)
左の親指と右手の小指がツキ指状態で翌日は腫れあがっていました(涙)
両スネは青タン。右膝は流血(笑)
ワタクシが半べそ状態で一枚岩の上で佇んでいたら、若き青年が後を追って来ました。彼も足場を確保できません。
「すみません、そのトレッキングポール貸してください」と言われ、上部からスルスルと流し渡し。。
彼はポールを残雪に深く刺して、右手をかけて登りました。
手ごわいぞ、濡れた西黒尾根。。。
その彼とは肩の小屋と山頂の分岐点でお別れ。彼は一ノ倉まで行くそうです。
ワタクシは晴れ間を待つために肩の小屋で1時間以上の休憩を取りましたが、小屋番さんも山岳救助の方も「天気予報は当たりませんよ」と(笑)
しょうがないから再出発。悔しいから奥の院まで足を延ばしました。
山頂はガスガスだったけれど、行きも帰りもいやというほどお花が咲いていて、十分楽しんできました。
でも、思い起こすのは一枚岩のことばかり。
ザンゲ岩に着いた時は「もう西黒には来ない」と誓っていたのに、今あの恐怖を思い出してはにやけて「また行きたい」と思ってしまう。
やはりどMですかね?








ocoKさんのレコを見ていたらアレ?と言う感じでしたので、
私の行程時間と合わせてみると、60番の写真でピ〜ンと来ました(^^)
氷河の跡の一枚岩では難儀をなさっていたのですね。
8時半頃から登った私は、更に悪天候となりました。
天神尾根を下がって行くと、色彩の良いイワナシを撮影されていたので、
お声がけしたところ、
西黒尾根からと言っていたので、コメントをさせて頂きました
人違いだったらスイマセンね!
Sunset33さん。
そうですね!お会いしたはずです。人違いではありませんよ(笑)
ワタクシがイワナシに夢中になっている時にお声がかかりました。
青いソフトシェルを来ていた足の速いお兄さん
ワタクシが苦渋した一枚岩を、難なくクリアしていたのですね
いやぁ、見習いたいです。
怖くて辛い西黒尾根でしたが、また行きたくなる。
谷川は、いいところです
ガスは絶対とれないのだ!!
ここで晴天をつかむのは実に難しい!!
でも雪は本当に少なくなったのね。
一週間でこんなに違うんだ。お花の咲き具合もね
Mは良いけど、安全にね
西黒の残雪と蛇紋岩をナメてかかったらえらい目に遭いますぜ!!
ってえらい目にあってるじゃん
お大事に〜〜〜〜
tekuさん。
谷川のガスは絶対に取れないのね(笑)
そうですね、ここは2勝2敗。50%の確率となっています
濡れた蛇紋岩と残雪期の西黒はもう絶対に登らないよ〜〜
命が惜しいもん(笑)
登るならカリカリに晴れた日だね(爆)
お花に関しては大満足でした!
で、平標のレコが気になってます(笑)
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