中房温泉→燕岳→大天井岳→槍ヶ岳→南岳→→→焼岳→中の湯(低気圧停滞に途中下山も最終目的地を目指す)

- GPS
- 128:00
- 距離
- 54.7km
- 登り
- 4,526m
- 下り
- 4,377m
コースタイム
7月27日:燕山荘→大天荘⇔大天井岳→ヒュッテ西岳(テン泊:¥500)
7月28日:ヒュッテ西岳→ヒュッテ大槍→槍ヶ岳山荘→南岳小屋(小屋泊:¥6000)
7月29日:南岳小屋→天狗原→横尾→徳沢→小梨平(テン泊:¥700)
7月30日:小梨平→田代橋の焼岳登山口→焼岳小屋→焼岳北峰→新中の湯ルート→11番カーブの焼岳登山道入り口→上高地、小梨平(日本アルプス観光の2階泊:¥4000)
7月31日:上高地でマッタリと過ごす
| 天候 | 7月26日:朝方の雨も登山開始時には晴れ 7月27日:明け方雨もその後曇り、午後から雨 7月28日:東鎌尾根はほぼ無風の雨、槍ヶ岳より南岳は爆風 7月29日:南岳は歩くのがやっとの爆風、天狗原でも所々強風、天狗原分岐より下は時々雨 7月30日:小雨、焼岳下山後は曇り 7月31日:降ったり止んだりの繰り返し |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:さわやか信州号グリーンカー、新宿行き:¥8500 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
合戦尾根、 表銀座縦走コース、 喜作新道、 東鎌尾根、 槍ヶ岳→南岳は特に危険な個所はありません。 ペンキマークを辿れば迷いません。 天狗原は雪渓あり。 雪渓の踏み跡は見難いです。 焼岳への登山道は前日までの雨の影響でぬかるみだらけ。 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
感想
画像も含めて、まだ編集中です。
7月25日〜26日
仕事が終わり、東西線竹橋駅の毎日新聞本社へ向かう。
まだ、ロビーには誰もいない。
ゆっくりしていると、一人、また一人とやってくる。
手続きが終わり、定刻の22時30分に出発。
隣の方の身体が当たり寝れない。
諏訪湖の休憩の後、八ヶ岳で小型バスに乗り換え。
途中から激しい雨が降り始めた。
今回は途中下車する方がいないので、予定より約1時間早い、5時に中房温泉の燕岳登山口に到着。
ほとんど寝ていない。
寝れなかった。
テントがある場所にザックを置き、ストレッチをしながらおにぎりを頬張る。
これから6日間の山旅。
急ぐことはない。
慌てず準備をし、いざ出発。
今回は諸事情により約1ヶ月半以上ぶりの山行。
予想以上に身体が動かない。
加えて眠い。
第三ベンチと富士見ベンチで思わず居眠り。
やっとの思いで合戦小屋。
ザックを置いて、名物のスイカを頂く。
さあ、もうひと踏ん張り。
燕山荘まで頑張りましょう。
っていうものの、やはり体が重い。
こんなに辛いのは何年ぶりだろうか?
本当にやっとの思いで燕山荘に到着しました。
ベンチで少し休んでいると、手が痺れてきた。
少し低血糖ぎみか?
ストーブを出し、暖かいココアを飲む。
毛細血管が広がり、落ち着いてきた。
とりあえず、燕岳山頂へ向かう。
花崗岩が風化した趣のある綺麗な山だ。
コマクサを見ながら歩いて行くと、燕岳山頂。
そのまま餓鬼岳方面へ向かうと北燕岳。
ここはコマクサの栽培試験地になっていて沢山のコマクサが出迎えてくれた。
裏銀座方面も綺麗にこれからの山行計画に夢が広がる。
再び燕山荘に戻り、これからの行動を暫し考える。
当初の予定では、初日に大天井岳まで行くつもりでした。
でも体調を考えると、無理はしない方が良いと思った。
テント泊の申し込みをして、テント設営。
晩ご飯も食べる間もなく、爆睡。
本当に長い長い一日でした。
明日は晴れるといいな。
7月27日
早朝、テントにあたる雨の音と、人の声で目が覚める。
雨足は弱いがご来光は、ない。
少ししてから、起きると、信州側が雲で覆われているが、飛騨側は裏銀座方面がはっきり見える。
槍ヶ岳も少し霞んではいるが、望めた。
朝食は、やはり食べたくない。
体調はまだ本調子ではない。
パンを頬張り、雨が上がったところで、テント撤収。
出発前に、以前より欲しかった燕山荘の「燕」T-シャツを購入。
バックに「燕」の一文字。
今年のモデルは、燕山荘90周年記念の限定版。
左袖に記念のプリントがある。
¥3200也。
曇り空の中、表銀座縦走コースを歩く。
晴れていれば素敵な景色が広がっているのだろうが、曇り空ではどこが良いのかよく分からず。
普通の縦走コースにしか思えなかった。
喜作レリーフの鎖場を超えると、大天荘まではもう少し。
大天荘のベンチにザックをデポして、大天井岳のピストン。
天水(雨水)を1リットル分けてもらい、抹茶ミルクを飲み、西岳へ向かおうとした時、雨が降ってきた。
カッパを着て、出発。
ビックリ平を越え、
赤岩岳を越えて、
やって来ましたヒュッテ西岳。
もうひと踏ん張りの槍ヶ岳は明日にして、今日はここでテン泊。
テント場はちょっと奥まっているので、トイレには超不便。
一番乗りだったので、風を受けにくい場所にテント設営。
設営後、一張り増えて、もう一張り目の方が、設営していたら、突風。
で、設営中の方のゴアライトXが、ハイマツの中に消えていきました。
本当に一瞬の出来事。
山荘の方の協力の元、ハイマツを下りて、何とか救い出しましたが、その間30分以上。
無事事無きを得ましたが、その後ゴアライト設営に30分近く掛かっていたようです(手伝おうかと声を掛けましたが、自分でやる!とのことでしたので手は貸さず)。
おぃおぃ!って感じですが、まぁ良いでしょう。
明日は槍ヶ岳を越えて、南岳までを予定。
7月28日
朝から雨が降ったり、止んだり。
いくらなんでも山旅三日目の今日、朝食をしっかりと食べないと体力がもたない。
5時40分にヒュッテ西岳にて天水を1リットル分けてもらい、朝食の準備。
今回の山行での食事は、アルファ米ではなく、湯煎。
そう、佐藤のご飯等のもの。
約15分間温めるので、ガスの量が読めなかったのだが、食費は大幅に節約できる。
重さも多少増えるがまぁ、許容範囲内でしょう。
味も美味しいので、今後の山行ではメインご飯になるでしょう。
朝食は、ドライカレーと、JALのビーフコンソメスープ。
美味しく頂きました。
僅かな晴れ間をみて、テント撤収。
しかし、カッパを着ないと濡れる雨。
まずは、ゆっくりと槍ヶ岳を目指しましょう。
幸いにも、風はない。
雨が上から真下に落ちている。
東鎌尾根を順調に歩き、ヒュッテ大槍に到着。
雨で身体が冷えていたので、ドリンクバー(¥500)を注文。
山小屋で、ドリンク飲み放題のドリンクバーで、¥500は有難い。
暫し優雅な時間を過ごし、槍ヶ岳へ向かう。
雨の中、殺生分岐を越え、なんか去年歩いた道を思い出しながら、一歩一歩近づきます。
槍ヶ岳山荘が見えたら、強風。
とても槍ヶ岳山頂を目指す気にはなれず、ワタシの目的は、
ズバリ、去年のリベンジである大キレット。
ここでも暫く休んだので、時間はお昼。
ここから南岳までは2時間50分。
休憩を入れても15時前には着ける距離。
リベンジに燃えるワタシは、強風の中、南岳を目指しました。
この後、身も凍える恐怖を味わうとも知らずに・・・。
大喰岳から飛騨側の風が強くなる。
それでも歩ける程度。
中岳前後からは、歩行が困難になるほどの爆風。
一瞬身体が浮くこと二度。
耐風姿勢で5分、10分と堪えている間にドンドン体温が低下していくのが分かる。
身動き取れない状況に、低体温で死ぬのはこのような状況なのか、と一瞬死を思う。
信州側が山のところでは、飛ばされても死にはしないが、稜線が本当に怖かった。
信州側に巻いたところでの休憩も極僅か。
このルートはほとんどが飛騨側。
風が弱まった僅かな隙に、前に進み、本当にやっとの思いで、南岳小屋に辿りつきました。
この天気なので、迷わず小屋泊(素泊まり)決定。
ここ南岳小屋は、テント泊にも優しい山小屋。
調理スペースも借りれるし、薪ストーブにもあたれる。
カッパや登山靴を乾燥室にいれて、まずはコーヒーで身体を温める。
その後、リフィルのどん兵衛でお腹を満たす。
17時30分の山小屋での夕食時に合わせて、ワタシはカレーのご馳走。
外は強風。
窓ガラスは、雨でびしょ濡れ。
明日の天気を気にしながら、布団でぐっすり眠りました。
リベンジ、出来るといいなぁ。。。
7月29日
昨日よりは若干雨風共に弱まったようにも思えるが、外に出てみると何ら変わりはなく。
一人、天狗原に下り、
一人、新穂高に下り、
その中、一日待った方が、強風の中、大キレットに向かいました。
そしてワタシの番。
南岳小屋を出て、大キレットに向かうか、天狗原を下りるか、
の分岐点。
風の勢いは相変わらず、立っているのもやっと。
この状態では、大キレットは越えられない、と判断し、涙をのんで天狗原分岐へと向かいます。
強風は相変わらず。
岩場を下りながらも、何度か風にあおられました。
黙々と岩場を下り、
雪渓を越え、
天狗池へ。
雪解け水で顔を洗い、気分一新。
ババ平を過ぎ、槍沢ロッジで、昼食。
きつねうどんを作り、美味しく食べようとしたところで、雨。
めげずにそのままうどんを食べました。
横尾を素通りし、
徳沢も素通りし、
明神で先月あまりにも高くて食べれなかった「岩魚の塩焼き」を頂きます。
まぁ、ここでの¥900は許して下さい。
その後、小梨平にで、テントを張り、
久しぶりにお風呂へ。
サッパリして、明日の作戦を練ります。
焼岳へ再び登ります。
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