赤岳鉱泉泊 赤岳 硫黄岳

くまあるき
その他1人 - GPS
- 32:00
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,673m
- 下り
- 1,694m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 7:00
| 天候 | 曇りのち雨のち時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
金曜日に休みを取り赤岳鉱泉に泊まる夏山最後の赤岳を計画。
前日の木曜日、会社から一旦、家に戻りに東名川崎インターから出発。すぐの港北PAで夕食。ここの肉野菜炒め定食は通常の3倍はあろうかという凄まじい量。全部は食べられませんでした。
前泊はラジウム温泉の大浴場があるとのことで、茅野駅の近くの茅野ステーションホテル。風呂で若干においがあるのはラジウムのせいなのか?
翌日赤岳に登ろうとすると3時過ぎには起きなくてはならない。登山天気アプリと相談すると翌々日の土曜日のほうが天気はよさそう。赤岳は土曜日にして翌日は硫黄岳にすることに。そうすると5時過ぎまで寝てられますね。
翌朝ホテルから見ると八ヶ岳方面は概ね晴れ。近くのコンビニで朝ごはんと昼用のおにぎりを買い出発。
大体40分くらいで八ヶ岳山荘のある美濃戸口到着。ここから美濃戸登山口まで悪路をゆっくり走ります。とはいえ当方の車はクロカン仕様なので特にビビルことも無く、美濃戸登山口に到着。やまのこ村駐車場と赤岳山荘駐車場がありますが、ちょっとでも上に行くべく赤岳山荘駐車場へ・・・ 行こうとするとおばちゃんが集金に来てくれます。2日分2,000円也を支払い駐車してさっき買ったコンビニ弁当を食べ、トイレへ。赤岳山荘駐車場は外トイレで100円(駐車してもかかるんだ)。やまのこ村は山荘の中のトイレの案内板があったような気がします。
しかしベンツとか停まってるけどあの道をこの車高で来るのは自分ならなんかやだなあ。
北沢ルートは車も通れる道をしばらく進み、途中から山道に入ります。特に何と言うことも無く、北八ヶ岳の雰囲気を醸し出す道を2時間も進めば赤岳鉱泉に到着。
前日電話したにもかかわらず「明日は相当空いてますよ〜個室もあるので到着したら選んでください」とのこと。ほとんど誰もいない小屋の中を見学。上の棟、下の棟ってこういうことかアと納得。大部屋も横5人の二段ベットが左右に。計20人収容。お隣との間隔も結構あるし、布団もリネンのカバーが掛かっていて綺麗です。んでも空いてたので暖房のある下の棟の個室+5,000円也をお借りしました。
小屋見学ですっかり遅くなりましたが、硫黄岳へ出発。そんなにきつい道も無く2時間弱で赤岩の頭へ。雲はあるものの北アルプス、御嶽山も見えます。しかし風が強くて相当寒い。体感は0度近いかも。ケルンの裏に荷物をデポして10分で山頂到着。こんなに広いなら荷物を持ってきてここで昼食にしても良かったかも。爆裂火口は高所恐怖症にはなかなか怖いです。赤岩の頭まで降りて、赤いきつねとおにぎりで簡単な昼食。
赤岳鉱泉まで戻ると早速お風呂に。いや〜やっぱり風呂があるといいですね〜。テント場のお兄さんに夜飲みましょうと誘われてたのに、ワイン飲んですっかりいい気分で19:30には寝てしまいました。お兄さんごめんね。
もっぱら評判のステーキとはいえ夕食は2,000円也です。その値段でうまいステーキが食べられるはずも無く、固い肉で噛み切れないとやだなア。ステーキなら東京でお金さえ払えばうまいの食えるしなアとか思っていましたが、所謂成型肉でしょうか?固いと言うことも無く、にんにくの利いたタレで普通においしく頂きました。ごはんもスープもよそってくれるのですが、晩酌派の自分は最後でいいんですが・・・
外は雨がシトシト降ってます。テントは大変だなア。明日は晴れるといいですね。
ちなみに夏が終わり、いきなり山の秋なので結構寒く感じる。下界で慣れていれば平気なんだろうけど、昨日までTシャツ、短パンでいたので体の準備が出来ていない。ヒートテックのタイツにユニクロスウェットパンツ、メリノウールのシャツに薄手のダウン着てました。寝るときはダウン脱いで、毛布なし(かけ布団一枚)で寝ましたが全然寒く無かったです。
昨晩は19:30に寝たのでさすがに04:00にはスッキリ目覚め朝食は06:00。おいおいまだ降ってるよ。朝食を食べて荷物を片付けて、出発の準備してたら「すいませ〜ん」昼弁当用意するの忘れてましたと・・・まあこれもご愛嬌。赤岳頂上山荘で食べることとしよう!そうすると弁当持って行かなくてすむので、泊まり道具を赤岳鉱泉にデポし北沢経由で帰らずに、行者小屋まで泊まり道具を持って行き、行者小屋でデポさせてもらい、南沢経由で帰ることとします。うだうだしてる間に晴れてきました。いや〜良かった。
普通の山道を1時間も行くと行者小屋到着。「赤岳鉱泉に泊まったんだけどデポさせて下さい。これ赤岳鉱泉の領収書です」赤岳鉱泉で言われたとおりに領収書を見せるとお兄さんは笑いながら「疑ってないから大丈夫ですよ(笑)」と預かってくれました。下から見ると地蔵尾根はなかなかハードそう、文三郎尾根のマムート階段も登りでは使いたくない。ということで中岳道へ。ものの本にある通りそんなに大変なことも無くコルに到着します。但しコルの手前20mはさっきまでの雨もあり、ツルツルの急登。ザイルがありますが雨でぐちょぐちょで触りたくない。気合で一気に登ります。
コルから見る阿弥陀岳は結構なハシゴで高度感ありそう。戻ってきた人が「結構こわいよ〜」と言っていたので来年チャレンジすることとし中岳へ。さて稜線なのでこの辺から高所恐怖症が首をもたげてきます。人一人がやっと通れる道を進むとあっさりと中岳山頂。雲はあるけど八ヶ岳の真ん中にいるのが良くわかります。素晴らしい展望!
赤岳へはいったん下ります。ここで昨日飲みに誘ってくれたお兄さんに遭遇。「また今度ね〜」鞍部で一休みし、ややガレた道をジグザグと登っていきます。文三郎尾根との合流点で行者小屋で見かけたお姉さん二人を発見。おいおい下で見たときはテントかついで到着したとこなのに、もう設営してあがってきたのか?結構なハイペースだねエ。しばらく行くと岩場が始まります。写真は岩場のほんの初めの部分。最後のほうは手を使い、結構しっかりと登っていきます。瑞垣山に似てるなア。ここは逆に下りで使いたくない。ここ下ったら、お尻ついて足出して降りてくる感じです。でもそんなに危険なことは無く、30分もすれば頂上到着。念願の赤岳頂上は青空も見えてよかった。今年の8月は週末雨ばかり(というか8月一杯)で来たくてもこられなかったからね。
さっきのハイペースお姉さんが地撮りしてたので写真を撮ってあげ、頂上のある南峰から北峰へ行き、赤岳頂上山荘で昼食。山頂の昼食を自分で作らないのは初めて。昨日のカップラ+おにぎりも初めて。いつもは某マンガの単独登山女子よろしく結構ちゃんと料理するんだけどね。炭水化物系はきのこラーメンかカレー。カレーはレトルトかも知れないけど結構おいしいです(辛口は結構辛いとの事なので普通を食べました)。
ここからは一気に下り。赤岳展望荘方面へ下ります。途中恰幅の良い女性が登ってきましたが、相当へばっている様子。確かに、地蔵尾根登って更にこの登りはキツイかも。自分的には岩場とはいえ、頂上西側からのアプローチで正解でした。ほどなく赤岳展望荘に到着。青空に磨きがかかってきました。一気に地蔵の頭までいき、地蔵尾根へ。横(南側)からみると結構高度感ある尾根。おいおいアレ降りるのかよ〜と思いましたが、高所恐怖症は下りではあまり出ず、ひたすらハシゴと鎖で降りて行きます。途中すれ違う人に「(稜線は)まだですか〜」と聞かれます。「ハイ残念ですがまだまだ先です」と心で言いつつ「頑張って!」
行者小屋に到着し、デポしていた荷物を受け取り山頂方向を見ると、若干色づいていました。「是非また来れますように」心で祈ります。
南沢は(下りの場合は)最初は沢道、そして土の山道、そして小岩の山道と変わっていきます。土の山道を下っていると、右側から人の声が聞こえます。??と思っていると右側(北側)の沢を登っている人がいるようです。後で気づきましたが、登りの場合沢道を登っていると、右側の土の山道に入るところに目印があるのですが、これを見落としてず〜っと沢を登っているのですね。沢道はガレているので目印を見落とさないようにして山道に入ったほうが楽に歩けますよ。
さてこの小岩の山道が雨?沢?のせいでよく滑ります。おまけに北沢と違って車道にも出ないので、行きと比べると長いのなんの、おまけに普段は下りはコースタイムを相当巻いて降りれるのに、既にコースタイムの2時間も経っている。段々暗くなるし「まさか道を間違えたか?」と思ったところに、案内図が!ダムを越えればやっと北沢との分岐点にでました。一瞬あせりましたが良かった〜
赤岳山荘のトイレのよこには水場があり、靴が洗えるようにブラシも置いてあります。今思えば宿泊客用なのか?しっかり使わせていただきました。
暗い中、悪路を美濃戸口へ。途中真っ暗の中歩いている男性二人を見かけました。既にバスはないし、車を美濃戸口に停めてあるのか、八ヶ岳山荘にでも泊まるのか・・・声かけようかと思いましたが「歩くのが好きなんです」と言われたら悲しいので通過しました。やっぱ乗せてあげればよかったかなあ。親指でも上げてくれれば乗せるんだけどね。
帰りはお約束の風呂。原村八ヶ岳温泉もみの湯へ。通常500円ですが、17時を過ぎているので300円。露天は源泉かけ流しとのこと。二日分頭を洗いさっぱりとして帰途へつきました。
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