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Yamareco

記録ID: 127254
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剱岳登頂(雷鳥沢でキャンプ)

2010年09月25日(土) 〜 2010年09月27日(月)
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ascarrot その他1人
GPS
11:30
距離
10.1km
登り
1,309m
下り
1,308m

コースタイム

26日(日)のスケジュール
5:00 雷鳥沢
6:30 別山乗越
7:30 一服剱 7:45出
10:30 カニのタテバイ
11:00 剱岳 11:30出
12:30 昼食 13:00出
16:30 雷鳥沢
天候 快晴!風もなく、安全に登れました。
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
前日(9月25日)に扇沢へ車を止め、そこからトロリーバス→ケーブルカー→ロープウェイ→トロリーバス、で室堂まで行きました(大人往復8800円です)。
ちなみに扇沢の駐車場は無料です。
室堂からは、徒歩30分くらいの場所にある雷鳥沢キャンプ場まで行き、そこを拠点にして2泊3日テントで滞在しました。
コース状況/
危険箇所等
一服剱から剱岳の間は、荷物を置いていく人が多く、なるべく身軽な状態で登る方がよいようです。我々は、事前の調査が不足していたため、普通の40Lくらいのザックをしょったままでした(中身はだいぶテントに置いてはきたのですが)。途中、ポールも邪魔と感じるようになり(実際、すれ違った方に「持って行かないほうがいいですよ」というアドバイスもいただいた)。私のポールは一服剱と前剱の間の草むらに下ってくるまでの間、隠しておきました…。
幸い、風がほとんど吹かなかった日だったのでよかったのですが、もし吹いていた場合は、ザックの重みで体がつられて滑落してしまうような危険も感じるような箇所もいくつかあるので、荷物は本当に最小限にとどめるのがよいです。

荷物を最小限に、とはいえ、水分は絶対に持っていくべきです。一服剱から山頂までの間は、本当に死の危険を感じるような場所が多く、緊張からか気付いたときには喉が驚くほどからからになります。下りも決して油断できるようなことはなく、特に、かの有名なカニのタテバイとヨコバイは本当に恐怖を感じます。
個人的には、あのほぼ垂直に見えるタテバイが恐ろしく、登りきるまでは呼吸もうまくできないくらい恐怖を感じました。
一緒に行った人は、ヨコバイで猛烈な恐怖を感じ、呼吸がうまくできない状態になっていました。

タテバイもヨコバイも、人によると思いますが、下を見ないことが重要と思われます…。また、特にヨコバイで感じたことですが、あまり頑丈な靴底の厚いシューズだと危ないかもしれません。足をかける場所が、それほど大きな面積ではない場所が多く、足の感覚が残っていた方が安心して進めるからです。厚い靴底では、足が疲れないのかもしれませんが、自分の足がどこの岩にかかっているのかがわかりづらい難点があると思います。

下りは一服剱までくれば、かなり安堵します。ただ、恐怖はないものの、雷鳥沢までの道のりが意外と長く、恐怖によって消耗した体力ではなかなか思ったようにすたすた歩けなくて時間がかかってしまいました。

キャンプ場でのテント泊でも、近くの雷鳥荘や雷鳥沢ヒュッテの温泉を借りることはできます(確か、500円)。ただ、時間が17時まで、なので我々はちょっと遅くて入れませんでした…。
予約できる山小屋
地獄谷
紅葉が進んでいます
2010年09月25日 16:52撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
9/25 16:52
地獄谷
紅葉が進んでいます
一服剱からみた前剱
2010年09月26日 07:53撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
9/26 7:53
一服剱からみた前剱
カニのタテバイ!
山頂からの眺め
2010年09月26日 11:18撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
9/26 11:18
山頂からの眺め
翌朝、雷鳥沢キャンプ場を発つところ。
本当は別山に登ろうと思ったけれど、
疲れと天候が若干よくなかったのもあり、断念しました。
2010年09月27日 08:12撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
9/27 8:12
翌朝、雷鳥沢キャンプ場を発つところ。
本当は別山に登ろうと思ったけれど、
疲れと天候が若干よくなかったのもあり、断念しました。
みくりが池
2010年09月27日 08:49撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
9/27 8:49
みくりが池

感想

扇沢に着いた時点では、剱岳に登るつもりはほとんどなかったけれど、テントに泊まって一日明けてみると、天気が思いのほか良く、ちょっと行ってみたい気持ちになって登ることにした。

それでも、一服剱⇔剱岳の道は本当に恐ろしい箇所が多く、戻ってきてからは「もう剱岳は行きたくない!!」と思ってしまうくらい怖かった。

でも、天候にも恵まれて無事に戻ってくることができてひとまずよかった。

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