谷川岳にお買いもの+一ノ倉岳まで-西黒尾根から周回

- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,606m
- 下り
- 1,607m
コースタイム
・6:35 西黒尾根登山口(途中5分休憩)
・8:25 ラクダの背
・8:30 巌剛新道分岐(10分休憩)
・9:25 ザンゲ岩
・9:45 トマノ耳
・10:00 オキノ耳(5分休憩)
・10:30 ノゾキ
・10:55 一ノ倉岳山頂(10分休憩)
・11:20 ノゾキ
・11:55 オキノ耳
・12:05 トマノ耳
・12:10 肩の小屋(35分昼食大休止…お買いもの)
12:45 出発
・13:10 天狗の溜まり場
・13:30 熊穴沢避難小屋(5分休憩)
・13:55 田尻尾根/天神平分岐
・14:40 田尻尾根登山口(5分休憩)
・15:15 駐車場帰着
| 天候 | 基本晴れ-(稜線でガス+霧雨) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・谷川岳ロープウェイ駐車場(有料500円、24時間営業、約500台駐車可能) ・朝早く係員が居ないときは、ナンバープレートをファイルに記入し投函箱に500円を入れます。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・のっけから急登が続きます。今回は15分歩いてシングルステッキを使いました ・標高1000メートル付近で一旦落ち着きます ・その後展望が開けるとすぐに最初の鎖場が続きます。ステッキストックはしまいましょう。しまわないと危険です。 ・岩場は磨かれて滑る岩が至る所にあります。慎重に歩を進めましょう。雨の西黒尾根は危険です。迷わずロープウェイを活用しましょう ・道に迷うところは無いでしょう。岩場はペンキ印通りに・看板通りに進めば問題ありません ・ザンゲ岩を過ぎればストックは有効です。 ・オキノ耳から一ノ倉岳の稜線にも鎖場はありますが、西黒尾根にくらべれば優しい感じです。 ・下山の天神尾根にも鎖場、ロープが数か所ありますが、使わず降りられるレベルです。 ・田尻尾根は樹林帯をひたすら落ちて行きます(ロープウェイが頭上に通るまでです)危険な処はありません。 |
写真
感想
今年最大目標にしていた、2000メートルを超えるあの嶮しい尾根に挑戦するために金曜日に有給を取り万全の態勢を引いて準備を進めていました。
しかし、喜ばしいけれどちょっぴり悲しい連絡が入ります。師匠から「100名山完登」パーティのお誘いが入り、予定が完全に狂います。
山の楽しみを教えてもらった師匠が、2年越しでそれも今回も雨のため足止めを食らいつつ100座目の幌尻岳を登頂したお祝いです。
100名山は40座程ご一緒させて戴き、今でも年に数回は山行を共にする中です。師匠に私の計画を伝えると、お前がこないと始まらないと。
「山は逃げないしお前はまだ若い」(師匠御年73歳からみれば親子ほどの違いがあります)まだいくらでも挑戦できると言われたら
どちらを優先させるかは明らかです。祝賀会は土曜日です。天気予報は台風の影響で今週も不安定な感じです。晴れそうな山域は…
関東と東北、アルプス方面は南からの湿った空気の通り道になっていてとても怪しい雰囲気です。今回の登山の目的は…お買いものに。
師匠への完登プレゼントを買いに、100名山の山小屋で何かいいものがあればと近場の山でと思いを巡らせます。
候補は師匠と行った八ヶ岳。山小屋がテンコ盛りで選ぶこともできそうですし。また、一番近い営業小屋は雲取山、谷川岳を思い描きます。
どうせ行くなら以前と違うルートで、私の楽しみも含めて作戦を練ります。後は天気予報次第です。3時に起床し天気予報をネットを使い
アメダスを観ます。八ヶ岳近辺に雨雲があるようで、候補の中で一番雨雲が遠くて予報のいい谷川岳に決定。早々準備をし自宅を3:45に出発。
6:00には登山口にほど近い駐車場に到着。谷川岳には過去2度ほど登っていますがロープウェイを使ったり、西黒尾根を下りで使ったりと
ガッツリ登ったことはなかったので、今回は西黒尾根から登り田尻尾根を降りてくるルートを選択します。
もちろん体調天候次第でエスケープルートがありますから安心です。2度の山行とも稜線にでるとガス・雨にさらされ展望はゼロでしたから楽しみです。
5年前に西黒尾根を下りで使ったことがありますが、何しろ滑るという印象があり、自身の靴が悪いのかとソールを張り替えた覚えがあります。
今回はソールを張り替えて間もない靴で上がります。登山口は車道を少し上がり指導センターを過ぎた左にあります。看板がありますから迷いません。
最初からガンガン高度を稼ぎます。30分で300メートル上げさせられる登りは流石急登で名高いだけあってやってくれます。
しかし、ほどなくすると少し緩やかになり樹林帯から抜け出します。これからがこの尾根の核心部です。鎖場で先行者に追いつき写真を撮らせてもらいます。
ここの処鎖場らしい鎖場に出会ってなかったのでアドレナリンが一気に出ます。天気も…いいですし、気持ちいい。楽しい。もっとこんかい⇗って感じです。
ここの鎖場はストックをしまいましょう。ラクダを越えたら使ってもいいかな?って感じです。
見えてきました双耳峰、一気にテンションが上がります。稜線に出ても青空が出ています。初めて見る風景に感動です。
稜線歩きは山の醍醐味、それも天候がよくて景色が見えれば、言うことなしです。苗場方面に厚い雲がありますが、大丈夫でしょう!
肩の小屋を左手にトマノ耳を通過し、オキノ耳に進みます。この左手に主脈稜線の山なみがホントに綺麗です。何時かここを縦走したいそんな思いが込み上げます
着きました、オキノ耳です。平日は人が少なくていいですね。特等席にはかわいいワンちゃんがご主人に寄り添うようにおとなしく鎮座しています。
ご主人に了解を得て、写真を撮らせてもらいます。以前にも何度か撮られているとか、レコにアップすることも了解をいただき、掲載。
こんな可愛らしいワンちゃんも登れるんだと勝手に感心してしまいました。
今回はもう少し足を延ばして、一ノ倉岳まで行きます。「ノゾキ」で一ノ倉沢を観に、これは怖いもの見たさと言ったらいいんでしょうか
稜線を進むと冷たいものが、顔に当たります。ガスも湧いて来ました。どうしようと少々迷いもしましたが、明るさが違います。絶対晴れるとどんどん行きます
多少のアップダウンと鎖場を抜けるとノゾキに着きます。雪渓が残る一ノ倉沢に吸い込まれそうになりつつも写真を撮ります。振り返る山並みも綺麗です。
さあ、もう一息で一ノ倉岳です。最後の急な登りで汗を思いっきりカキ無事到着です。北側の展望が綺麗です。谷川岳周辺の山々は登山ルートも豊富で
今度はあすこに行きたいと、思わせてくれる稜線が続きますが今日はここまで、次に取っておきましょう。
一通り写真を撮って、きた道を戻ります。
オキノ耳、トマノ耳にはロープウェイからの登山者で賑わっています。今日はお買い物に肩の小屋に行くのが目的ですからスルーです。
初めて肩の小屋に入り、お土産を物色。するといい手拭いがありました。「山に登りて、今よろこびを、友と語らん」祝賀会にぴったりと購入。
そしてもう一つ、日本地図に100名山の名前と標高が書いてあるのれんも購入。喜んでいただけるか?笑いのネタにいいかもです。
小屋の前で昼食を取り大休止です。来た道を戻ってもいいのですが、今回は周回します。天神尾根を下り、左に曲がり田尻尾根を落ちて行きます。
ロープウェイを使ったら有難味が減りそうなので、歩きます。ガンガン落ちるとロープウィの真下にでて田尻尾根が終わります。
しばらく広い下山路を歩くと、ゴールの駐車場に。谷川岳って正直いいイメージ無かったのですが、天候がいいとこうも印象が変わるものかと。
仙ノ倉の方が綺麗だと思っていましたから、さすが100名山恐れ入りました。
下山後は湯テルメ谷川へ。以前休日に行った際に大混雑していましたが、今回はゆったりできました。湯船は露天を含めて4つ。お勧めはこじんまりした
河鹿の湯と蛍の湯です。少しぬるいですが源泉かけ流しです。大きな湯船は循環かけ流し併用風呂で、550円なり。
土曜日の祝賀会では師匠が作ったハイキングクラブの旧友たちを含めて総勢40名ほどのメンバーでお祝いできました。
ハイキングクラブだったはずが、今では登山クラブと改名すべきとの声もでるほどで年々難易度が上がり参加者が減っている?と言う声も(笑)
今回は、ひょんなことから日本三大急登の一つ西黒尾根を登りで使った山行になり、これで三大急登を登ったことなりました。
今シーズンも後わずかです。次は今日会った仲間と縦走でもするか?と盛り上がりましたので、まったりとした散策を楽しみたいと思います。
山は楽しい、天気だともっと楽しい、そして語り合える仲間はかけがいの無い宝ものと、教わった気がします。
naotosas












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