北海道6座目は楽古岳。予定では夕張岳だったが、林道通行止めだったので、転進。岩見沢で泊まったので、約200kmの移動。おかげで濃霧のなかきれいな朝焼けが見られた。浦河に入ると、競走馬の美しい姿が目立つ。写真撮りたいなーと思いつつ、止まらず楽古山荘へ。到着すると、平日にも関わらずすでに車が3台止まっていた。この山はアプローチが沢なので、今回は沢靴でアプローチと山頂往復をしてみることにする。靴底はフェルトではなく、アクアステルスのもの。日高北部を登る時の軽量化案として試してみた。この日は水量が少なく、沢は全く問題なし。山荘すぐそばの徒渉点はさすがに足を濡らすが、それ以外は石伝いで行ける。僕が持って行った山旅クラブの地形図の登山道は古くて、大分手前から尾根に取付いていた。このため、ちょっと戸惑った。尾根に取付いてからが、この山の真骨頂。急な登りが標高1300mの肩までずっと続く。標高差800m間まったく展望なしの苦行である。モチベーションは、腕時計の標高が徐々に上がっていくことだけ。沢靴での登りは、ネオプレーンのソックスが蒸れる感じがするのを除けば大きな問題はなし。もちろん登山靴の方が快適ではあるが、ソックスさえ履き替えれば問題ないかも。途中二人連れのパーティーに先行させてもらい、やっと1300mの肩に到着。ここで山頂をみるとまだかなりの登り(150mある)でゲンナリ。しかし、ここでやめるわけにもいかないので、一気に登る。山頂直下で8名くらいのパーティーとすれ違ったため、とりあえず山頂は独り占め。遠望はあまりないが、まあまあの展望でとりあえず満足。冬は大雪まで見えるらしい。あとから登ってきた人が地元の山岳会の方で、山の名前や、沢登り、冬山の様子などいろいろ聞かせて頂きながら楽しく過ごす。すでにリタイアされた方で好きな時に好きな山に登っているらしく、羨ましい限りである。30分ほど山頂でのんびりし下山。下りも一直線なので、あっという間に下る。沢との出合で山頂ですれ違ったパーティーに追いついて先行させて頂いた。下山後JRAの施設の立派な温泉に入り、競走馬の写真を撮る。その後、苫小牧まで移動してフェリーで帰宅。
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