滝山・リトル比良と江若鉄道跡
滋賀県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,086m
- 下り
- 1,072m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 7:30
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
北小松〜近江高島の江若鉄道の跡は比較的明瞭に残っている。 リトル比良の登山道は指導標もしっかりしている。 |
| その他周辺情報 | 比良とぴあで入浴(\610) |
写真
駅前の立っている辺りが江若鉄道北小松駅跡
対岸は奥島左の方は日本では此処だけ？淡水湖の島で人が澄んでいる島
P696付近の登山道途中にあった「打下山 鹿ヶ瀬山」の表示周辺にそれらしい山はなく、全く意味不明
ネットを検索するが「戸惑わされた云々」の書き込みばかり
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周辺にそれらしい山はなく、全く意味不明
ネットを検索するが「戸惑わされた云々」の書き込みばかり
大岩から展望が得られる、直下には仏岩がある
感想
京都比良山岳会の新緑祭の宴会は深夜まで続き、皆はテントに潜り込んだが、早朝出発を考慮し駐車場の車の中で寝た。5時頃車を北小松駅に移動させ歩き始めた。先ずは湖西線の建設を前に昭和44年(1969)10月末で廃止された江若鉄道の跡を辿って湖岸の国道161号線沿いに歩いた。北小松駅付近は湖西線がトンネルで直線的に進んだの対して湖岸を忠実に辿っている。駅付近は築堤が綺麗に残り国道沿いにはそれとわかる路盤が残っていた。白髭神社の西側には白鬚駅があったであろう部分も確認でき、乙女ヶ池の拡がりに到ると国道と分かれて湖西線に寄って行って吸収された。近江高島駅の北側にあった高島町駅跡は何の痕跡もなく軌道跡探訪を終えて登山口の大炊神社に到った。
神社で登山靴に履き替えリトル比良登山道へと入って行った。指導標は完璧で賽の河原を過ぎると道が二手に分かれ何気なく左の道を辿ると小田川の河原に出てそのまま谷を辿る道になってしまった。今日は夕方までに帰りたいので面倒な沢ルートは避け斜面を這い上り稜線の白坂コースに戻った。神楽石や大岩の上の灯篭、不動尊の祠、弁慶の切石など曰くありげな自然物・人工物を見て瓦の破片が散乱した建物の跡が現れると其処が地形図にある岳観音のようだ。
尾根筋に入り樹林が切れると花崗岩の露出地で目指す岳山が見上げられ小田川の谷の南側には鳥越峰の東尾根が横たわり見張山も確認できたがその西に飛び出した530m位の無名ピークが存在感を持っていた。岳山(565m’)山頂に到ると元嶽岩屋観音の岩屋があり大きな灯篭まで置かれていた。岩屋の北側に出ると大岩があり、上に登ると展望が良く高島トレイルの武奈ヶ嶽や三重嶽、大御影山が見え琵琶湖の方に目を移すと竹生島が浮かび湖岸には山本山、その後方には金糞岳(1,317m)が聳えていた。
西に進み針ノ木尾の付根に来ると鳥越で南の鞍部の峠名かと思っていたがピークに近い所だった。鯰ノ尾を通り北西方向の富坂口に下る道が分岐した。等高線が詰まり急登の登り返しでオウム岩に到った。西に張出した大岩の上に登ると武奈ヶ岳はら蛇谷が峰への稜線が一望できた。金糞岳の西の方の雲が取れ能郷白山(1,617m)も姿を現した。鳥越峰(702m)に到ると早くも昼食?休憩を取ったが山頂を示すものは何もなく展望も得られない山だった。
見張山からの道が合流し西へと歩を進めP693を越えると大きく下り、120m登り返して岩阿沙利山(いわじゃりやま686m)に到った。今日唯一の三角点峰で3等三角点「足谷」が置かれていた。山頂の大岩に登ると鳥越峰を振り返ることができた。リトル比良は標高700m程の山域だがアップダウンはしっかりあり今度は130m下り鵜川村井林道が越える鵜川越(550m)に到った。登り返すと嘉嶺ヶ岳(かねがたけ663m’)だが山頂標識はなく展望もなかった。少し下って登り返すと本日の最高峰、滝山(703m)で縦走路からは少し南に飛び出して山頂がある。分岐点で地図を確認している男性と遭遇、今日初めての出会いだった。山頂は展望は得られないがげんき村への下山道が続いている。
寒風峠へと歩を進めると楊梅の滝から登って来た山岳会の一行と遭遇、歩荷訓練の例会で皆大きなザックを担いでいた。寒風峠に到ると学生グループが休憩中で滝山方面に進んで行くようだった。最後の山はヤケ山(700m’)で手前に一つ小ピークがある。山頂からの展望は良く、ヤケオ山(980m’)や滝山が望めた。最後の風景を楽しんで比良縦走路と分かれて涼峠方面に下り出した。地形図の涼峠は標高570m付近に表示があるがこれは誤りでシシガ谷を下って来た寒風峠からの道と合流する標高500mの地点が正解だった。
タンヤマ谷とシシガ谷に挟まれた尾根の南側は急な斜面で回り込むように下る。途中で山岳会のメンバー2人を追い越して楊梅の滝（雄滝）への分岐に達し、険しい道を下り雄滝の直下に到った。急峻な地形で落差40mの豪快な滝を生み出している、5段に連なる滝で雄滝は下から4段目、下に続く道がありそうだったがロープが張られ侵入を阻んでいたので状況が分からないので引き返した。その途中再び山岳会メンバーに出合った。雌滝は落差15mで下から2段目の滝だ。雌滝からは観光客も来れる整備された登山道で40年近く前に来た時、雄滝まで行ったかどうか記憶があやふやだったがやはり雌滝までしか来ていなかったようだ。
整備された登山道を下ると3分で登山口に達した。車5台程置ける駐車場があり4台止められていた。金沢ナンバーの1台は縦に止めれば2台置けるところを無配慮に横に置いたものだから迷惑を受けた車があったことだろう。車道歩きで比良げんき村を見て北小松駅に達した。21.7�劼諒盥圓世辰燭�昼前に下山することできた。立ち寄り湯は比良とぴあ、入浴料610円で汗を流し、渋滞にも合わず高速も使わず1時間で桂川まで帰ることができた。
【登山データ】
晴れ 歩行21.7�� 6時間41分 延登高1,197m 延下降1,197m 6座登頂
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