白神山地 暗門〜横倉沢〜大川 沢登り 世界遺産核心地域指定ルート26


- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 972m
- 下り
- 972m
コースタイム
- 山行
- 13:24
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 13:59
- 山行
- 1:47
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 1:56
天候 | 23日:晴れ 24日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【暗門大橋〜横倉沢出合】 遊歩道の整備がかなり進んでいる 【横倉沢】 序盤は河原歩き。ヨドメの滝の手前から雪渓が2ヶ所ほど出てくる。ヨドメの滝は右岸を高巻き、大滝は左岸を高巻いた。両方とも悪い高巻き。大滝から上はナメが続く穏やかな渓相である。 【エゴシ沢〜鍋倉森(884mのピーク)】 エゴシ沢は途中に小さい滝が2つほど出てくる。どちらも簡単に直登可能。途中に雪渓が出てくる。鍋倉森の稜線へは急登が続く。稜線は猛烈な藪。たまに藪が薄いところもある。 【鍋倉森〜大川林道終点】 うっすらとした踏み跡があるが、注意しないとすぐに見落とす。 【その他】 世界遺産核心地域に入山するには、事前に森林管理署に届け出が必要。郵送かポスト投函は1週間前、手渡しならば当日まで。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 白神館:10時より日帰り入浴可、350円 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ディッセンダー
渓流シューズ
ルート図
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
ファーストエイドキット
ロープ
カラビナ
スリング
ストッパー
カム
|
感想
白神山地の世界遺産核心地域の沢を遡行するべく、この週には横倉沢を計画した。昨年の5月に個人山行で行った沢だが、その時は雪の状態などから大滝から引き返している。横倉沢から大川へ抜けてみたかった。グレードの高い沢山行だったが、メンバーを集めたら私以外は全員1年だった。この機会に1年生にこの難しい山行で大きく成長してくれればと期待して本計画に臨んだ。
6/23
朝の4時に大学に集合して、5:30頃に暗門大橋を出発する。整備されつつある遊歩道を歩いて横倉沢出合から横倉沢に入渓した。昨年よりも時期が遅く、積雪も少なかったことから、序盤には雪渓は現れず、スムーズに先に進むことができた。右岸の顕著な1本目の支流にある三条ノ滝で休憩した。さらにその先に行くと沢が狭まり、沢らしくなってくる。世界遺産核心地域に突入し、ヨドメの滝の手前で雪渓が現れた。下を1人づつくぐる。ヨドメの滝は直登できるかと思ったらけっこう難しく、右岸を高巻いた。昨年よりも直登ルートは悪くなった?印象を持った。高巻きかなり悪く、通過に難儀した。その次の昨年超えられなかった大滝は左岸を高巻いた。ヨドメの滝よりは手がかりはあったので、苦労しながらもなんとか高巻きに成功した。大滝を超えるとナメを主体とした穏やかな渓相になる。右岸の支流であるエゴシ沢に入った。エゴシのは小さい滝が2つほどあり、手がかりも豊富で登りやすい。雪渓が出てきたあたりから稜線を目指して小尾根を登る。意外と時間がかかり、稜線まで1時間強を要した。稜線は低いササ原かと思いきや、猛烈な藪が待ち構えていた。ツルに木立に笹に、カオスな状態である。おかげて稜線に出てから鍋倉森までかなりの時間を要した。本来は鍋倉森でC1する予定だったが、藪が多く快適に泊まれなさそうな上に、水もないため、大川林道終点まで下ることにした。昨日が夏至だったので日が長く、長時間行動できたことが幸いした。鍋倉森からの下りは厄介だった。藪の背が高く、上手く尾根の先を見通せない。上部では間違った尾根に入り、トラバースして復帰するという余計なアルバイトを強いられた。うっすらと踏み跡はあるが、上部は特にわかりにくい。だんだん下へと下ると踏み跡は顕著になり、暗くなる前になんとか大川林道終点まで下れた。広い駐車場にテントを張ってC1とした。
6/24
この日は自動車を回収すべく、暗門大橋を目指した。大川林道は長く変化に乏しく、歩くと退屈だった。白神ラインとの合流地点に2名と荷物を残し、2人で暗門大橋へ向かった。自動車を回収し、大川林道分岐点で残りのメンバーと荷物を回収して山行を無事に終了した。
今回はハードな沢登りだったが、久しぶりに全力を出し切れた山行だったので満足している。後輩達もよくついて来れたと思う。これからも白神山地の沢を遡行したい。
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