室堂→五色が原→薬師→雲の平→鷲羽→水晶→野口五郎→烏帽子→高瀬ダム

- GPS
- 145:00
- 距離
- 58.3km
- 登り
- 4,551m
- 下り
- 5,697m
コースタイム
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:02
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:15
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:46
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:45
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 3:30
- 合計
- 10:47
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 10:45
- 山行
- 3:22
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 3:36
| 天候 | 下山日以外: 晴れ又は曇り 下山日: 雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
| 予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
感想
第1日 室堂から五色ヶ原山荘
五色ヶ原という名前から、歩きやすい平坦な道を勝手に想像していたので、きつかった。まず室堂から、浄土山までの登りで結構消耗した。その後の獅子ヶ岳までの登りでまた消耗した。わりとガスっぽい日だったが、時折、槍ヶ岳、鷲羽、水晶が見えたので元気が出た。針の木や黒部湖は、終日よく見えていた。五色ケ原山荘は、高層湿原の中の割と大きな山荘。スタッフ用のお風呂を開放してくれた。風呂があるのはありがたかった。登山者も少なくゆっくり寛げた。夕日に染まる立山や、遥かに望む槍ヶ岳の眺めが良かった。
第2日 五色ヶ原からスゴ乗越
朝起きたら霧。それでも、天気予報は晴れなので、期待しながら山荘を出発する。しかし行けども行けども、霧の中で何も見えない。風も冷たく、強い。今日の行程は短いので景色を楽しみながらゆっくり行くつもりだったが、楽しむわけにも行かない。それでも、少しずつは回復傾向にある感じだ。霧しか見えない越中沢岳を超え、スゴの頭に着くと、薬師方面の霧が晴れ青空が見え、薬師、雲ノ平、鷲羽、水晶がよく見えて感激する。特に眼前に迫る薬師の迫力はすごい。そこで、ゆっくり昼食をとり、ゆっくりと休み、十分にくつろいだ。ここから山荘はすぐそこに見えたのだが、結構遠かった。特にスゴの頭からの下りは、かなり急で疲れた。その後の樹林帯は、短かったが、とても暑かった。ここも登山者が少なく、ゆっくりくつろげた。
第3日 スゴ乗越から太郎平
今日は快晴。青空の下、北薬師を目指し苦しい登りから始まる。それでも北薬師に登ると絶景が広がる。北薬師から薬師までは、多少の高低差はあるものの、気持ち良い稜線歩き。薬師の山頂では、あまりの絶景と気持ち良さにくわえ、太郎平小屋が割と近くに見えたので、2時間以上のんびりと過ごす。薬師から、しばらくの下りは気持ち良い。その後沢を下る。沢を下るのは知らなかったし、目印があまりなかったので、少し不安に思いながら降る。やがてキリまで出てくる。それでもキャンプ場に出てほっとする。キャンプ場から木段を登って、太郎平小屋に着く。太郎平小屋は混んでいたのが、少し残念。それでも、 一人布団一枚は確保できたのでほっとした。夕方にはまた晴れてきて、綺麗な夕日が見えた。
第4日 太郎平から雲の平
今日も良い天気だ。ただし暑かった。朝、大人数のグループが、続々と太郎平から薬師沢の方へ向かう。黒部五郎へ向かう人はほとんどいない。「これだけの人間が、雲ノ平に押しかけたら・・・」と嫌な予感がする。太郎平から薬師沢までは、かなり降る。鞍部にある薬師沢小屋で休憩。ここからの登りが、きつい。かなり長い急登な上、大きな岩がゴロゴロしていて登り難い。木道の端に出た時はホッとした。最初のアラスカ庭園で、ランチ。あとはのんびり歩いて山荘へ向かう。祖母岳は後回しにして、山荘にチェックイン。休憩後、祖母岳に登り、山頂でゆっくり過ごす。少し眠ってしまった静かな山頂だ。山荘は、平日のど真ん中の水曜日なのに、かなり混んでいた。それでも、やはり一人布団一枚は確保できたので助かった。しかしこれでは、シーズン中は恐ろしいことになるような気がする。ここで奥黒部ヒュッテに下る読売新道は、通行止めであることがわかる。やむを得ず計画を変更し裏銀座コースで、烏帽子小屋にでて、そこから高瀬ダムに下ることにする。
第5日 雲ノ平から水晶
読売新道は、断念したので、今日中に水晶を往復するために、黒部源流はあきらめ、祖父岳を経由するコースに変更する。天気も良かったので、眺めの良い祖父岳に登って、よかったと思う。槍ヶ岳の存在感はすごい。薬師岳は大きな山だ。祖父岳から下って登り返して、水晶、鷲羽の分岐に出る。ここと鷲羽の間に、ワリモ岳があり、この上り下りが結構ハードだった。それでも、鷲羽に着くと絶景が広がる。槍ヶ岳や穂高の存在感がすごかった。鷲羽池もキラキラ輝いていた。分岐に戻り、そこを通り越して、水晶小屋にチェックイン。ここから水晶を往復する。水晶山頂で、1時間以上ゆっくりのんびりできた。今日もラッキーなことに、小屋は混んでいたが、布団は一人一枚だった。夕日がとても綺麗な日だった。
第6日水晶から烏帽子
朝、目覚めるとちょうど、野口五郎からの日の出。急いで外に出て写真を撮る。今日も快晴だった。朝食を食べ、小屋前から烏帽子への縦走路(裏銀座)に入る。左手後方に水晶。右手後方に槍ヶ岳、鷲羽、左て前方に立山、左手に薬師の絶景を満喫しながらのんびり行った。早朝には、富士山や南アルプス、後立山の白馬や鹿島鎗も見えていた。湯俣への分岐を超え、大きな岩がゴロゴロして歩きにくい真砂岳を通り、野口五郎の山頂で小休憩する。ランチはゆっくりと三つ岳山頂でとる。槍ヶ岳や立山の存在感が素晴らしい。三ツ岳から降り、烏帽子小屋にチェックインする。休憩後、明日のタクシーの予約を取るために、烏帽子岳へ向かう。偽烏帽子まで来たらスマホがつながったので、烏帽子は断念する。「タクシーは、高瀬ダムに常時待機しているし、いなければ10円の公衆電話で呼べばすぐ来る」とのことだった。烏帽子山頂から、今回の長い縦走路を見ながら、感慨にふける。薬師の山頂から M 字型の雪渓を見たのは、ずいぶん前な気がする。長くてつらかったが、素敵な景色をたくさん見た。読売新道が通行止めだったのが少し残念だ。いつか降ってみたい。
第7日 烏帽子から高瀬ダム
台風が迫っているということで、朝から小雨。風も少しある。とはいえ樹林帯の中の下りなので、風はほぼ感じなが、逆に暑かった。 高瀬ダムまで下り、そこで着替えてさっぱりし、タクシーを呼ぶ。信濃大町にでる。¥7500円。少し早めのランチをとろうとしたのだが、駅前はシャッター商店街で寂れた感じだ。仕方なく駅で、特選そばを食べたのだが、美味くなかった。そういえば前に食べた時も、ここのそばは美味くなかった。大糸線で1時間かかって松本に出る。松本からは、新しい「スーパーあずさ18号」に乗る。立川で快速に乗り換えて、吉祥寺を経由し、渋谷に出て帰宅する。 天気が良く、長くて楽しい山旅だった 。
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