越後駒ヶ岳(全てに恵まれ、今シーズン最高の一日となりました!)

- GPS
- 11:41
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,527m
- 下り
- 1,525m
コースタイム
| 天候 | 快晴! 稜線上はやや風がありましたが、何故か山頂は無風でした。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
石抱橋を渡った先の通行止ゲート手前にある駐車スペースです。 ・5、6台駐車可能です。 ・トイレが利用できます。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
石抱橋から登る場合、気を付ける点は一つだけ。 道行山への取り付き点を間違えないこと! コレに尽きます。 雪がない時期ならもっとわかりやすいのかもしれませんが、残雪期の今は、とにかく地図とにらめっこするくらい慎重に進まないと迷います。 道標もテープも極端に少ないです。 正規ルートもかなりの傾斜の斜面で、下る場合は注意が必要です。 道行山まで到着することができれば、あとは尾根歩きとなり道は明瞭です。 ただし、道行山からは50mほど下って130m登り返して小倉山、小倉山から前駒まで400m近く登り、前駒から越駒山頂へは、さらに240m登ります。 駒ノ小屋直下の斜面は相当な急斜面で、慎重な足運びが求められます。(下りは特に注意) |
| その他周辺情報 | <白銀の湯> 石抱橋から車ですぐ近くにある温泉です。 内湯と露天風呂が一つずつの小さな温泉ですが、どちらからも越駒、中ノ岳が見えて、景色の良さは抜群です。 入浴料金は650円です。(JAFやモンベルの割引はなし。) ※ちょっと気になったことが・・・。 温泉自体や景色は文句の付け所がないのですが、内湯の大きな窓ガラスに結構な数のカメムシが張り付いていました。(カメムシは温かいところが大好きなので、温泉内はまさに天国なことでしょう。) また、露天風呂は虫が多いです。多分、越駒から下山してくるとき、ずっと付きまとってきやがった(怒)のと同じ虫。 駐車場にもたくさんいるので、長居は無用です。 また、乗り込む際も、絶対にドアを開けっ放しにしないように。 さもないと、車内に侵入され、運転中にも付きまとわれるハメになります。 URL http://www.city.uonuma.niigata.jp/docs/2015012300084/ |
写真
何といきなり自分と同カラーのハスラーに遭遇!
隣りに並べて停めようかと思いましたが、水たまりがあったので、少し先に停めました。
このハスラーの持ち主である男性に挨拶して立ち話。
男性は群馬から来て、今日はBCで越駒に登るとのことでした。
この辺りで後ろから追いついてきた男性と話しながら、前駒の上まで一緒に登りました。
※この男性とは山頂でも一緒になり、20分くらい山談義しました。
年齢は何と68歳!自分の母親とあまり変わらない・・・。
駒ノ湯から明神峠を経由(!)し、道行山→小倉山と歩いてきたそうです。
小倉山で下山する予定でしたが、せっかくなので越駒まで行くことにしたとおっしゃっていました。
凄いなぁ!
上の様子を教えていただきました。
今日、駒ノ小屋は営業中で、小屋番さんは滞在中だそうです。
※あとでわかったのですが、この女性はヤマレコユーザのchi-sukeさんでした。
chi-sukeさんのレコ( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1857163.html )では、自分は「藪に突入して苦戦した人」と書かれていました。
恥ずかしぃーー!
越後駒ヶ岳、登頂です!
標高2,003m、百名山34座目です。
苦労しただけあって、達成感もひとしおです!
※コレを撮ったのは男性と散々山談義して、先に下って行った男性を見送った後です。
装備
| MYアイテム |
重量:10.50kg
|
|---|---|
| 個人装備 |
フリース
長袖インナー
ズボン
厚手靴下
雨具
帽子
サングラス
冬靴
チェーンスパイク
12本爪アイゼン
ゲイター
手袋
ザック
トレッキングポール
ピッケル
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
常備薬
保険証
携帯
時計
カメラ
|
感想
前日の巻機山( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1852637.html )に続き、新潟にある百名山の越後駒ヶ岳にやってきました。
千葉から新潟は遠いので移動には時間が掛かり、高速代やガソリン代も馬鹿にならないので、登るなら今回のように土日で2座というスタイルにしています。
今の時期は夜でも寒すぎず暑すぎず、ちょうどよい気候で車中泊もしやすくて助かります。
昨日の巻機山は、予報が良好だったにも関わらず稜線上では凄い強風だったので、今日登る越駒もそうならないか心配でした。(越駒の今日の予報も、昨日の巻機山とほとんど同じ感じだったので・・・。)
奥只見シルバーラインは初めて走りましたが、まるで異次元へと続く道のようでした。
まず、入り口に並ぶ、注意書きの数々。
「シルバーライン トンネル多し
狭幅員!急カーブ!急勾配!
事故多発!対向車に注意」
・・・こんな具合です。
全長22.6 kmのうち、18.1 kmを19本の連続するトンネルが占め、奥に進むにしたがって、内壁はコンクリートから素掘りの岩肌へと変化し、ところどころ天井から水が染み出していて、フロントガラスを濡らします。
外は気温が15℃以上あったのに、トンネル内は10℃と、ひんやりしているようです。
湿度もかなり高いと思われます。
トンネルの内壁には急カーブを示す、赤い大きな矢印の電飾が、煌々と明滅を繰り返しています。
また、トンネル内にはT字路(直進すると奥只見ダム、右折すると檜枝岐・銀山平)があったりして、普通のトンネルとは一線を画しています。
T字路を右折し、銀山平へ。
ほんと、トンネルを抜けたら異世界が広がっていそうな錯覚に陥りそうになりました。
・・・思わずたくさん書いてしまいましたが、かなりインパクトのある道なので、奥只見にお越しの際はぜひ! なんてねw
銀山平の石抱橋に着いたのは、まだ薄暗い4時半くらい。
石抱橋を渡ったところにある駐車スペースには、先着の車が既に2台停まっていました。
1台は自分と同じく越駒へ行く人の車(自分と同じカラーリングのハスラーでした!)、もう1台は渓流釣りに来た人たちの車でした。
出発の準備中だった男性とは、挨拶がてら山談義。
群馬から来たとのことで、今日はBC目的で登るそうです。
昨日は谷川連峰の万太郎山に登ったとのこと。
男性は先発し、自分もしばらく後にスタートしました。
最初から雪があり、しばらくは北ノ又川沿いを進みました。
ソフトシェルを着込んでスタートしたのですが、途中で暑くなり、脱ぎました。
ついでに、日焼け止めを顔に塗ったり、念の為に熊鈴をザックに付けたりしていると、男性1名と女性1名に抜かれました。
(ちなみに、この女性はヤマレコユーザのchi-sukeさんで、前駒の手前でも会うことになります。)
仕切り直して出発。
このときは、道行山への道中があんなに大変なものになるなんて、夢にも思っていなかったのでした・・・。
北ノ又川沿いをしばらく進むと、右にピンクテープがありました。
踏み跡もあったので、どうやら右に取り付くようです。
しかし、右に登ってから道は不明瞭になり、斜面を登ったり下りたり、雪斜面をトラバースしたりして迷走・・・。
最後は尾根伝いにガッツリ藪漕ぎし、たまらず右に逃げてそこからは雪斜面をトラバースして、なんとか尾根上に出ることができました。
・・・迷走しだしてから、実に1時間半近くかかってしまいました。
尾根上に出ても、地図上ではまだルートを外れていましたが、見晴らしがいいので、夏道に合流するのは容易でした。
夏道に入ってからは迷うことはなく、順調に道行山の山頂に着くことができました。
※この体験で、自分のルートファインディング能力はまだまだなのだと痛感しました。もっと精進しないとですね。
道行山から先は全面的に雪道でした。
12本爪アイゼンを付けて一旦下り、次の経由地である小倉山を目指します。
雪の状態は程よく締まっていて、歩きやすかったです。
最初は緩やかだった傾斜も、小倉山が近づくに連れて急になり、小倉山の山頂直下はかなりの急登でした。
滑り落ちないように、キックステップでしっかりと足場を固めながら登りました。
小倉山の山頂からは、ドーンと目の前に越駒が見えて、思わず2つの声が出ました。
「すげーーっ!」
→越駒の堂々たる山容に感嘆して。
「うへ〜〜っ!」
→これから登ることになる、めちゃキツそうなルートを目にして。
まだ600m以上も登らないといけないですが、以前登った富士山の「頂上はずっと見えているのに、登れど登れど一向に辿り着かず、斜面の横幅が広すぎて景色も変わらないキツさ」に比べたら、歩いただけ頂上が近づくのを実感出来るし、周りの景色も素晴らしいので、全然マシです。
前駒の頂上を目指して登っている時、上からBCスキーヤーの方が気持ちよさそうに滑り降りてきました。
朝、石抱橋の駐車スペースに、自分と同じカラーリングのハスラーで先着していた男性でした。
男性によると、なんと山頂は無風だったそうです。
しばらく山談義した後、滑り降りていく男性を見送りました。
その後、斜面を登っていると、後ろから年配の男性が追い付いてきました。
地元の方で、駒ノ湯から明神峠を経由して、道行山、小倉山と歩いてきたそうです。
(駒ノ湯から小倉尾根を登らなかったのは、銀の道を歩いたことがなく、そちらを歩きたかったからだそうです。)
小倉山から駒ノ湯へ下山する予定でしたが、越駒にも登りたくなって予定変更したとのこと。
しばらくは、楽しく山談義しながら二人で登りました。
すると今度は、前駒の頂上から女性が下山してきました。
その女性は、朝も会ったchi-sukeさんでした。
chi-sukeさんに上の様子や小屋が営業していることなどを教えていただきました。
自分が、道行山手前の尾根の取り付きが分かりづらくて苦労したことを話すと、chi-sukeさんは道に詳しい方に同行することができて、すんなり通過できたそうです。
下山時にも迷わないか心配だと漏らすと、「私が踏み跡を濃くしておきます!」とおっしゃってくれました。
助かります! 感謝です。
chi-sukeさんとは、その後しばらくお話しして別れました。
男性は先に行ってしまったので、後を追いかけます。
前駒の頂上に着くと、目の前に大きく中ノ岳や越駒の山頂が見えて、テンションが上がりました。
駒ノ小屋直下の斜面は、相当な急登でしたが、くっきりとした踏み跡が階段のように付いていたので、それほど苦労せずに登れました。
駒ノ小屋前の前には水場があり、冷たく美味しい水を飲むことができて生き返りました。
小屋には後で寄ることにして、山頂に向かいました。
圧倒的な迫力で迫る雪の斜面に、思わず息を飲みました。
先ほどの男性は、もうかなり上を登っていました。
小屋にザックをデポして登ればいくらか楽だったかもしれませんが、山頂で色々と必要なギアも多いし、トレーニングだと思って重さ10kg超のザックを背負ってそのまま登りました。
結構な傾斜の斜面なので、かなり上まで登らないと山頂は見えません。
今までの苦労を噛みしめるようにゆっくりと斜面を登り、山頂が見えたときは嬉しかったですね〜。
山頂に着いたとき、自然と「やったーっ」と声が出ました。
先着していた先ほどの男性と喜びを分かち合ったあと、楽しく山談義。
なんと、この男性のお歳は68歳!
自分の母親と、あまり変わらないではないですか。
男性はこのあたりの山々にも詳しく、いろいろと教えていただきました。
山頂での写真も撮らず、20分くらいは話しました。
下山する男性を見送った後、山頂での写真や動画を撮りまくりました。
BCスキーヤーの男性が言っていたとおり、山頂は無風で、日差しが暑いくらいでした。
尾根を登っているときは風があったのに、不思議なこともあるものです。
ひとしきり写真を撮ったあと、駒ノ小屋に戻りました。
小屋に着くと、ちょうど小屋番さんが外に出て作業しているところでした。
小屋番さんは自分がそのまま下山すると思ったらしく、「気を付けてお帰りください。」とお声掛けくださいました。
反射的に「はい。」と答えてしまいましたが、小屋の前にザックを下ろし、小屋番さんと15分くらいお話ししました。
忘れず、バッジも購入。
小屋番さんに挨拶して、下山を開始しました。
このレコをご覧いただいた皆さんにも、あの素晴らしい景色を少しでも体感してほしくて、(ちょっと長いですが)動画を撮ってみました。
(GWに登った針ノ木岳で撮った動画と同じように、字幕付きの動画に編集しようとしましたが、時間がかかりすぎるのでやめました。動画編集は時間があるときにやろうと思います。)
心配していた道行山からの下りですが、地図を見ながら注意深く歩くことで、何とか迷わず、ほぼ地図の記載ルートどおりに下ることができました。
chi-sukeさんが付けてくれたと思われるトレースも役に立ちました。
道行山から石抱橋までの歩いた距離は、登りで4.8km、下りで3.8kmと、実に1kmの差がありました。
1kmも余計に歩いたんじゃ、時間もかかったはずです。
石抱橋が見えたときに感じた安堵感と達成感は相当のものでした。
山行後は、車ですぐ近くの白銀の湯へ。
内湯、露天風呂のどちらからも越駒、中ノ岳を見ながら湯に浸かることができるいい温泉でした。ちょっと虫が多かったですけど(笑)。
・
・
・
今日は、天気、景色、出逢い、すべてに恵まれた素晴らしい一日となりました。
途中、道迷いもしたけれど、それさえも(無事に終わってみれば)いい経験になったと思います。
こうして、新潟遠征の第二弾は大成功に終わりました。
土日の2日間で歩いた距離は32km。
今のところ、1日の歩行距離が20km以下であれば、温泉に入ってきちんと休めば、翌日に疲れはそれほど残らない感じです。
今後も、土日の天気が両方良さそうであれば、基本的に現地で車中泊して、連続山行するパターンでいきたいと思います。
MonsieurKudo












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