六甲山(有馬〜山頂〜五助山〜打越峠〜会下山〜芦屋川)

- GPS
- --:--
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,114m
- 下り
- 1,424m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 有馬から山頂までは、今日の目的である五助尾根の下りを考えて、魚屋道を登る。この道は昔からの、芦屋浜から有馬温泉へ魚を運んだ道で、広く立派で危ないような所は全く無い。 ◆ 山頂からガーデンテラスへは、摩耶山迄連なる六甲山の尾根を伝って南西に進む。そこのフードテラスで掻き揚げうどんを注文し、ローソンで買って来たまきすしで昼食。 ◆ 五助尾根の入口はガーデンテラスより極楽茶屋の方に、ほんの3分程戻った所にある。道標があり熟練者向きで迷いやすいとある。実際初めての人は入らない方がよい。 笹薮に覆われた狭い踏み跡を進むと尾根は狭くなり突然大きな岩が道を塞ぐ。道はそれを巻いて進んではいない、そして何となく右下へかすかな踏み跡が下っている様に見える。しかしそれは道ではない。岩を登ってその先を見ると下に道がある。そして木の枝や幹、木の根に掴まってぶら下がる様にして下りなければならない。そんな所が5箇所位、訳30分間位続く、しかも道は笹薮の中だ。急な坂に落ち葉が積もり滑って危なくてしょうがない。急に落ち込んでいる谷へ落ちそうになる。やっと緊張する所が終わり坂も緩やかになったと思ったら今度は道が分かれていてどちらが本当の道か簡単には分からない。とにかく行って見て、その内に道が消えたら引き返して元の所に戻る。そんな所があり、五助山が近ずくと地形図を見ると分かるが、五助山の手前で尾根が二つに分かれている。今通ってきた道は尾根の上を真っ直ぐに行っている。そしてもう一つの道が左下へ下りて行っている。これもどっちに行くのか最初分からなかったが、尾根の上の道を真っ直ぐに行ってみると、その内踏み跡が良く分からなくなる。で、やはり左下へ行くのが正しい。 五助山は4等三角点が有り、その周りは笹が生えてない。しかしその東側は崩壊していて狭いから要注意だ。 これからの下りは急で狭いのは変わらないが、もう迷う様な所はない。どんどん下って行き住吉川の右岸に出る。 以前はもっと下流に、五助谷と住吉川が合流する辺りのダムのすぐ上に下りてきていた。そしてこの二つの川に挟まれた小さな尾根を伝って道がついていたが、だんだん侵食されそれが通れなくなったので、その少し上流に左から小さな滝がありそこを登ったり、下りたりしていたが、今回下りて来た所は尾根一つ東側(上流)で、そこからすぐ左岸に渡ればすぐに打越峠の取付があったのに、それが分からず左岸に渡る所(住吉河原)を探しながら上って行ったら、西お多福山から下りて来て左岸に渡渉する所迄きてしまった。おかげで往復30分の時間を損した。 以前より少し上流に出る事は分かっていた。と言ふのは最後の所の尾根が分かれる所で道が二つに分かれているが、右(下流)に行く方は通せんぼされて左へ下りて来たからだ。以前はたしか右の方へ下りていた。しかしこんなに上流に出たとは思わなかった。 ◆ 打越峠からは横池の南側を通り風吹岩へ出て会下山遺跡に向かう。会下山は恥ずかし乍名前さえ最近まで知らなかった。ある人に教えて貰って一度是非見ておかねばといふ事で、わざわざ遠回りして見に行く。2000年前の遺跡でそんなに大きくはないが、米蔵とか集会所等があった遺跡だ。 いつも芦屋に下りる時は高座の滝に出て芦屋川に下りるので、何十年もの間全く知らずにいた。 |
感想
’09年2月以来約4年振りに五助尾根を下る事にする。今日の目的は会下山遺跡だから、雨ヶ峠経由ではも一つ面白くない。昼飯の後すぐに下り始めれば、打越峠経由で十分行けると計算した。
昼飯はガーデンテラスで食べる事にする。ここのフードテラスのうどんは山頂下の一軒茶屋のうどんに比ぶれば随分美味い。一軒茶屋のうどんは今時こんなまずいうどんがこの世にあるだろうかと言ふ程まずい。江戸時代からの歴史があるらしいが、商売の方はやる気が有るのか無いのかさっぱり分からない。全く商売気が無いとしか思えない。寒いから熱いうどんを食べたいのに、まだ冷たい時がある。だからいつも熱くしてと言って注文しなくてはならない。フードテラスではさすがにそう言ふ事はない。十分熱く味もまあまあだ。
五助山への尾根道は以前と殆ど変わっていなかった。笹と岩は相変わらずだったが、今回は2、3箇所にロープが張ってあった。その分登り難くなった所が少しは楽になっていた。
そしてこの尾根の境界には赤い境界標が30〜50メートル置きに打ち込んである。これを伝っていれば正しい道を歩いている事になる。これは大変頼もしい道しるべだ。
それにしても、住吉川に下りたところが、以前より約200メートル以上も上流になっていると言ふ事は、その時は気付かず、後で調べて分かったが、ちょっと迂闊であった。その時地図で確認すべきであったが、そんな時間より歩いて探したほうが手っ取り早いと言ふ気があったのも事実だが。
会下山遺跡は行ってよかった。こんな所にこう言ふ遺跡があるなんて思いもしてなかったので、わざわざでも行った甲斐が有った。昔は今と違って海のほうが良く見えたのだろうと思われる。回りに堀もあったらしいから、外敵から守っていたのだろう。他の部族とよく戦争をしていたのだろうか。そう考えると我々現代人はその戦争に勝ち残った者の子孫といふことになる。良く頭を使い、備えを十分にして、強い者が生き残ると言ふのは、昔から一緒で、山でも一緒かなあ、なんて思いながら下りて来た。
mesner


















mesner さん、こんにちは
かなり日が経ってからのコメントで失礼いたしますm(__)m
会下山遺跡や山城の跡など、歴史とセットで山歩きすると、また違う気持ちで歩けますね
新神戸駅裏から瀧山城跡も、昨年1年生だった息子と歩きましたが、どうやって山の上まで石を運んだのかとか、登るだけで汗だくだった私たちは思ってしまいました
また攻める敵もここを登ったのかなぁとか。
全国各地にこのような高地性遺跡は約700ヶ所。そのうち住居跡が確認されてる高地性集落は200ヶ所あるそうです
それにしても一軒茶屋いつか入ってみたい気がします
kuurin さん、コメント有難うございます。パソコンのセットアップ終わりましたか?
なかなか考古学に詳しいのですね。何にでも見た事聞いた事に想像力を働かせる事は大事な事ですよね。
一軒茶屋に行きたいですって? 由緒ある小屋と言えば言えますが、なにしろ私が何時も書いている通りですので、食べ物には期待しないほうがいいですよ。
しかし、寒い時はいいですね。私も冬の、山頂で弁当を食べるのが寒い時は利用しています。今週は寒いといふ予報ですから、もし行ったら入る積もりです。
パソコンは土素人の私ですので、1日出る用事がない日に落ちついてやりたいと思ってますが、なかなかそんな日がなく
今日はお昼から、赤ちゃん生まれたてで、あまりお外にいけてないだろう姪っ子を預かり出かけてきます
昨日は朝方まで雨でしたし、今日も微妙なお天気なんで山には連れて行きませんが
遺跡については市が出してるパンフの受け売りです
一軒茶屋は、その微妙な冷たいうどんを食べてみたい(笑)
それと以前昨年だったか、ヤマレコで一軒茶屋に六甲山の山バッジがあるとのことでしたので
クリスマス寒波がとのことなので、お気をつけて山行楽しんでらしてくださいね
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