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記録ID: 274779
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ハイキング
六甲・摩耶・有馬

六甲山 (白石谷〜山頂〜西お多福山〜岡本)

2013年03月06日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.3km
登り
743m
下り
1,051m

コースタイム

 神鉄有馬駅発 9:09、 湯槽谷出合 9:45、 白石滝 10:07、 白竜滝 10:32、 二俣 10:49、第4ダム上 11:23、吉高神社 11:42、 山頂 11:57〜12:29、 西お多福下山口 12:52、 水晶谷出合分岐 13:29、 住吉道右岸 13:47、 打越峠取り付 14:06、 打越峠 14:30、 山の神 15:02、 阪急岡本駅着 15:42
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
 ◆ 一月の大雪で白石谷も随分荒れていたようだが、もう人も入って少しは通り易くなってるだろうと思って、白石谷に行く。何箇所か倒木が道を塞いでいたが、何とか通過できた。

 ◆ 中でも一番ひどく崖崩れしていたのが、白竜滝を高巻く時に右から急に落ちて来る空滝に入り左の岩を登る所が、その上の崖が崩落して、登るのに支障はなかったが岩と土砂が大量に落ちて来ていた。

 ◆ 私が二俣と言ってる所は、吉高神社に行くのに道が二つに分かれる所だ。昔は左からの谷をそのまま詰めて、次第に高度を増しすんなりと吉高神社に行けたものだが、10年前位にこの上にダムを4つも造ったので、4つのダムを越えなければ行けなくなってしまった。

 ◆ ダムが出来た後1,2回登った事があったが、あまりにしんどかったのでその後は右からの谷のダムを超え、左の急な尾根に取り付いて行っていたが、今日は久し振りに昔の谷をダムを越えて行ってみた。 

 ◆ ダムの性格上下の物ほど大きい。二俣から50米位で最初の大ダムがある。左側に大きなコンクリートの階段がついている。その一番下の段はその下の土が下がってしまい、段差が1米位あり背が低く足が短い者にはとても難しい。なんとか木の根や石、それも動くような物に掴まってやっと上がった。しかし、2段目も一段目より少しはましだが結構高い。こんな感じで7,8段登ったらへとへとになり股関節もおかしくなった。手がかりや足がかりが全くないのだ。ここで引き返そうかと思って下を見たらとても下りれそうにない。仕方なく前進あるのみ。

 ◆ 第二のダムからは、取り手がついている。が、その間隔が大きいため、それを掴むのが大変だ。手足が短い者にはこれまた苦行だ。中には土の上に水が溜まったような所に腹がつくような所もある。ほんとに股関節がおかしくなった。

 ◆ 第三、第四ダムはそれなりに小さくなり少しはましだが、ほとほと疲れてしまった。10年位まえは是ほど難しく思わなかったが、今回は参った。それ程私の体力と柔軟性が年と共に衰えたと言ふ事だろう。

 ◆ 西お多福山からの下りは何も問題はない。ただ今回は以前から気になっていた、水晶谷沿いに下る近道を確かめるつもりで下る。間もなく森林管理道(本庄橋跡に出る)に出合うといふころ、道が左に曲がる所に右に逸れる小さなふみ跡に入る。そこは今まで右側は水晶谷に急に落ち込んでいたのが、尾根が分かれるように右方向に出ているのを進んでゆくと水晶谷のダムが見えてきて、沢の音もきこえるようになり、間もなく住吉川の音も聞こえてくると右岸道に出るのもすぐだ。殆ど人が通らないような道だ。でも、少しは近道になる。

 

感想

 ◆ 六甲山には500を越えるダムがあると言ふ。戦後日本は田中角栄に象徴されるように土建国家と言われ、不要不急のダムや農道を造ってきた。六甲山もその例外ではなく不要と思われるダムがいっぱいある。

 ◆ 白石谷の上部のダムだってあんな所に4つも重ねた様に造る必要があるとはとても思えない。2つでも十分だろう。
 予算が一杯あり仕方なくその消化の為に、無理に狭い所に4つも造ってしまったとしか思えない。お陰できれいな沢道が駄目になってしまった。

 ◆ 大池地獄谷の大ダムだって、今は雨の良く降る時期になると水が溜まり、登山道まで水が溢れて、水浸しになり通れなくなる。あんな所にあんなダムが必要か疑問だ。
 通れない時、登りの時は引き返せば済むが、下りの時は大変だ。ノースロードまで登り返さなくてはならない。注意書きの看板さえ出したら済む問題ではないと思う。
 従来からの登山道に対する配慮を全く欠いている。役人の無神経さがよく現れている。自分達の権益だけしか考えていない。

 ◆ 必要なダムを造るにしても、従来からある登山道にも十分配慮した造り方をして貰いたい。六甲山は役人の権益を守るためのものではなく、我々市民、ハイカーの為のものである筈だ。
 
 ◆ 滋賀県の嘉田知事が不要不急のダムを造り続けて、琵琶湖をだめにしてしまわない為に、自分が知事になるしかないと思ったように、明治以来の自分の権益を守る事だけに国や地方団体の予算を確保してきた役人の習性を変えるには、日本の政治家は余りにも無能だ。政治家も議員もその金でたぶらかされているし、政治をやるのは役人で、政治家はお飾りだからだ。

 

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