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Yamareco

記録ID: 294978
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ハイキング
奥秩父

夕日の大菩薩峠・大菩薩嶺

2013年05月07日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
02:45
距離
7.0km
登り
482m
下り
480m

コースタイム

16:10上日川峠−唐松尾根−17:00雷岩17:05−17:10大菩薩嶺17:20−17:50賽の河原18:00−18:05大菩薩峠18:20−18:40富士見山荘18:45−18:55上日川峠
天候 晴・曇り
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上日川峠までマイカー(第一駐車場に駐車/無料)
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特になし。雷岩〜大菩薩嶺はぬかるみ。夕方は強風。
ロッジ長兵衛前(上日川峠)。この時はまだ青空。
2013年05月06日 16:22撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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ロッジ長兵衛前(上日川峠)。この時はまだ青空。
福ちゃん荘までの道。気持ち良い道だが、まだ広葉樹の葉は出ていない。
2013年05月06日 16:36撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 16:36
福ちゃん荘までの道。気持ち良い道だが、まだ広葉樹の葉は出ていない。
福ちゃん荘前(伝説の)。すでに誰もおりません。
2013年05月06日 16:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 16:38
福ちゃん荘前(伝説の)。すでに誰もおりません。
唐松尾根。この先、なだらかな道が急になり、樹林帯へ。しかし、誰にも会わない…。
2013年05月06日 16:49撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 16:49
唐松尾根。この先、なだらかな道が急になり、樹林帯へ。しかし、誰にも会わない…。
前方右で黒く動く影あり、林へ入っていった。注意してみると、鹿がこちらを見ていた。
2013年05月06日 16:56撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 16:56
前方右で黒く動く影あり、林へ入っていった。注意してみると、鹿がこちらを見ていた。
なかなか立派な牝鹿でした。
2013年05月06日 16:56撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 16:56
なかなか立派な牝鹿でした。
尾根の樹林帯を抜けて振り返ると、大菩薩湖と富士山が。
2013年05月06日 17:03撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:03
尾根の樹林帯を抜けて振り返ると、大菩薩湖と富士山が。
ちょっとぼんやりして雲を被った富士山ですが。
2013年05月06日 17:03撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:03
ちょっとぼんやりして雲を被った富士山ですが。
雷岩に到着。
2013年05月06日 17:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:38
雷岩に到着。
雷岩ごしに大菩薩湖方向を見る。富士山は残念ながらほとんど雲の中。
2013年05月06日 17:15撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:15
雷岩ごしに大菩薩湖方向を見る。富士山は残念ながらほとんど雲の中。
ぼんやりと奥に見えますが…。晴れていたら、この場所は景勝でしょう。
2013年05月06日 17:15撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:15
ぼんやりと奥に見えますが…。晴れていたら、この場所は景勝でしょう。
雷岩や大菩薩嶺には「東京都水道局」の標柱。ここが多摩川に至る水系の分水嶺ですね。
2013年05月06日 17:16撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:16
雷岩や大菩薩嶺には「東京都水道局」の標柱。ここが多摩川に至る水系の分水嶺ですね。
お約束ですが…。
2013年05月06日 17:33撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:33
お約束ですが…。
大菩薩嶺に到着。ここは展望は効きません。
2013年05月06日 17:24撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:24
大菩薩嶺に到着。ここは展望は効きません。
神部岩(標高二〇〇〇M地点標柱)辺りから雷岩方向を望む。
2013年05月06日 17:48撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:48
神部岩(標高二〇〇〇M地点標柱)辺りから雷岩方向を望む。
2013年05月06日 17:47撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:47
同地点から大菩薩湖方向。
2013年05月06日 17:48撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:48
同地点から大菩薩湖方向。
この日この時間の2000m辺りは、猛烈な風が吹いていました。(写真ではなかなか伝わらないが。)
2013年05月06日 17:56撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:56
この日この時間の2000m辺りは、猛烈な風が吹いていました。(写真ではなかなか伝わらないが。)
それで、木もこの有様?
2013年05月06日 17:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:53
それで、木もこの有様?
賽の河原と妙見ノ頭。
2013年05月06日 17:58撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 17:58
賽の河原と妙見ノ頭。
賽の河原の周辺は、ちょっと荒涼とした風景。左は避難小屋。
2013年05月06日 18:00撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 18:00
賽の河原の周辺は、ちょっと荒涼とした風景。左は避難小屋。
この賽の河原が旧大菩薩峠。旧青梅街道(甲州裏街道)随一の難所といわれたこの場所、今の青梅街道からすると、随分と侘しい場所を通っていたと感ずる。右が小菅方面。
2013年05月06日 18:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 18:09
この賽の河原が旧大菩薩峠。旧青梅街道(甲州裏街道)随一の難所といわれたこの場所、今の青梅街道からすると、随分と侘しい場所を通っていたと感ずる。右が小菅方面。
賽の河原(旧大菩薩峠)遠景。
2013年05月06日 18:12撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 18:12
賽の河原(旧大菩薩峠)遠景。
今の大菩薩峠を望む。
2013年05月06日 18:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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今の大菩薩峠を望む。
峠に立つ介山荘。
2013年05月06日 18:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 18:13
峠に立つ介山荘。
中里介山「大菩薩峠」記念塔。すでに年季が入っています。
2013年05月07日 01:54撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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中里介山「大菩薩峠」記念塔。すでに年季が入っています。
奥多摩・三頭山方向を望む。
2013年05月06日 18:18撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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奥多摩・三頭山方向を望む。
ぼんやりしているが、あれらしい。
2013年05月06日 18:19撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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ぼんやりしているが、あれらしい。
大菩薩峠からの夕日1。
2013年05月06日 18:28撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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大菩薩峠からの夕日1。
その2。
2013年05月06日 18:29撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 18:29
その2。
その3。
2013年05月06日 18:30撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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その3。
その4。
2013年05月06日 18:31撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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その4。
もう一つ! 寒風の中、粘ってしまった。
2013年05月06日 18:32撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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もう一つ! 寒風の中、粘ってしまった。
無数の小さいお地蔵さん。誰かが運んできたのだろうか。
2013年05月06日 18:32撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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無数の小さいお地蔵さん。誰かが運んできたのだろうか。
大菩薩峠から上日川峠までの道は、非常に良好。日が間もなく落ちるが、あまり心配はない。
2013年05月06日 18:34撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 18:34
大菩薩峠から上日川峠までの道は、非常に良好。日が間もなく落ちるが、あまり心配はない。
非常に雰囲気のある玄関の勝縁荘。現在は使われていないのか?
2013年05月06日 18:47撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 18:47
非常に雰囲気のある玄関の勝縁荘。現在は使われていないのか?
その脇を流れる沢。旧峠まで続いているようだ。
2013年05月06日 18:50撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 18:50
その脇を流れる沢。旧峠まで続いているようだ。
富士見山荘。ここも雰囲気たっぷり。しかしここも人の気配はない。しかし、右手からがさがさと物音がした。
2013年05月06日 18:54撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 18:54
富士見山荘。ここも雰囲気たっぷり。しかしここも人の気配はない。しかし、右手からがさがさと物音がした。
音の方をたどると、鹿の姿が。写真に収めるべく近づくが姿を消した。代わりに廃屋が目に入った。
2013年05月06日 18:55撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 18:55
音の方をたどると、鹿の姿が。写真に収めるべく近づくが姿を消した。代わりに廃屋が目に入った。
2013年05月07日 01:54撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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そんなこんなをしていて、ロッジ長兵衛に戻る頃には日没。
2013年05月06日 19:11撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 19:11
そんなこんなをしていて、ロッジ長兵衛に戻る頃には日没。
上日川峠から南アルプス方向を望む。
2013年05月06日 19:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/6 19:13
上日川峠から南アルプス方向を望む。
撮影機器:

感想

早朝から登るつもりが、起床したら体調が思わしくなく、寝直してしまった。目覚めるとすでに昼過ぎ、今からでは登山など無理と思ったが、ルートを短くすれば、夕景を見ることができるかもしれないと思い直し、家を出る。

大菩薩に登るなら、由緒正しく麓の裂石集落から登りたいと思っていたが、
時間がないので上日川峠まで車で登った。それでも到着すると午後4時直前。
下山客に数人会ったものの、駐車場に停めてある車もすでに数台しかない。
日没までに、大菩薩嶺のピストンなら最低でもできるだろうと出発した。

福ちゃん荘までの道はおろか、唐松尾根を登りだしても、誰一人会わない。
やはりもう皆下山してしまったようである。
その代わりにというのか、唐松尾根を登っていると一頭の鹿に出会った。
すぐに林の中へ入っていったが、しばらくこちらを観察して立っていたので、その姿を収めた。
山と高原地図には動物に出会う機会は少ないと書いてあったが、
それでも人がいない時間にはやはりいるもので、これはラッキーだと考えておこう。

林を抜けて振り返ると、眼下に大菩薩湖と彼方に富士山が見えた。
富士山は頭に雲を纏っていて不明瞭であったが、快晴の日には素晴らしい光景なのだろうと思う。
雷岩に着く頃には、その富士山の姿はさらにぼんやりとしていた。
大菩薩嶺からは眺望がないので、早々に引き返す。

まだ日没まで余裕があったので、大菩薩峠経由で下りることにした。
風の大変強い日だった。雷岩から大菩薩峠までは林がないので、風は猛烈に吹きさらしていて、歩くのに少し難儀するような状態だった。風が冷たく手がかじかんできたので手袋をはめる。
風は強烈だったが、それゆえに南西斜面の草原は波立ち、夕方の光とあいまって美しい風景だった。

賽の河原と呼ばれる場所が旧大菩薩峠の場所ということだが、夕方、誰もいないこともあって、少し荒涼とした感じだった。
旧青梅街道がここを越していたわけだが、子供の時分から東京・杉並区に住み、街中の青梅街道に慣れ親しんできた自分からすると、古来、大菩薩峠が青梅街道随一の難所といわれていたとはいえ、こんなにも侘しい場所をあの道が通っていたのかと実感すると、何とも言えない気分がする。今の姿を見ると、甲州裏街道としてかつてここを人が往来していたことがなかなか想像しがたい。
旧峠のあたりは遭難が多かったため、今の大菩薩峠に道をつけかえたということだ。

今の大菩薩峠まで下ると、ほとんど日が落ちかけていた。
ここに立つ大菩薩峠の看板がなかなか趣があって、ちょうど西日と重なっていたので、粘って写真を撮ってみた。
日没が近づいて風も収まらない中、かなり寒さを感じた。

その後は大急ぎで下山したが、道はすこぶる良かったので(介山荘まで許可車が通っている模様)心配はなし。途中で見かけた勝縁荘と富士見山荘は、それぞれ何とも言えぬ風情があって少し寄り道。

富士見山荘を見ていると、何やら動物が鳴き声を上げてこちらへ近づいてきた。
犬かと思って警戒したのだが、姿が見えたらそれは鹿であった。なぜ近づいてきたのかわからないが、やがて方向を変えて姿を消した。なおも鳴き声だけは続き、離れた場所で木が揺れていたので、その木に体を寄せていたのかもしれない。
そちらの方に近づいているうちに、山荘の離れだった廃屋をいくつか見かけた。
かつてはここにたくさん登山客が宿泊したのだろう。

ロッジ長兵衛前まで戻ると、とっぷり日が暮れていた。
旧勝沼町の食堂で、ほうとうと馬刺しを食べて、帰路に着く。
食堂の主人はバイクと山菜取りと川釣りが趣味の方で、
大菩薩嶺周辺の沢に入って釣りや山菜採りをしているそうだが、
人知れずの良い場所がいろいろあるそうだ。



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コメント

ichi11さん、お久しぶりです
こんにちは

6月平日に友人2人と山に行く計画中なので、「大菩薩嶺」に登りたい!と思い
検索してヒットした山行記録を読んでいたら・・・
ichi11さんを見つけました(^_^)
お元気ですか?

最初、地図を見てichi11さんにしては距離が短い、そしてコースタイムの夕方出発を見て驚きましたが
感想を見て納得しました

昨年ゴールデンウィークで一緒だったChiちゃんは山岳部で沢登りなどに忙しく、あれから一度も一緒には登ってません

これからも山登り、楽しんでいきたいですね
2013/5/18 12:27
popieさん、お元気ですか
こんにちは
お久しぶりです、お元気ですか
しばらくヤマレコを開いてなくて、返信遅くなりすみません

久しぶりに山に行ったのですが、チョー遅い出発になって恥ずかしいかぎりです…
でもおかげで(?)鹿くんに会ったりして、楽しかったです

popieさんの記録を拝見しましたが、
相変わらずいろいろな山へ行かれていますねぇ
大菩薩にも登られていたんですね。
また行かれるとのこと、今度は別のルートから登るんですか?
リポート、楽しみにしていますね

また丹沢とかでお会いできると、うれしいです
2013/5/25 7:01
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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