武奈ヶ岳 (金糞峠〜中峠〜山頂〜イブルキノコバ〜金糞峠)

- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,066m
- 下り
- 1,050m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:正面谷方面に入るとすぐにある。 ◆ 駐車場から正面谷に沿って林道を登って行く。途中に便所あり。 大山口から登山道になる。ここはダケ道経由で北比良峠に出る分岐点だ。 道は次第に勾配を増し、ダムを越す度に急坂を登る。でも、ずっと木陰になり日が当たらなく涼しい道だ。 ◆ 青ガレは大きな岩の雪崩のデブリで、昔から落石注意と言われているが、今は岩はすっかり落ち着いていて足場は確りしている。ただ少々歩き難いので注意して進めば問題はない。 ◆ 金糞峠の最後の登りは、石がごろごろした沢になっているが水は無い。何処を通っても良いが良く見ると矢張り歩き易い所に踏み跡が付いている。ここも木陰で日が当たらないのがいい。しかも北比良峠より標高が80m位低いので比良側から武奈へ行く時は楽だ。 ◆ 中峠へはヨキトウゲ谷を行く。金糞峠より西に下ると奥の深谷源流に出る。丸木橋を渡り右岸を少し下ると三叉路がある。真っ直ぐは大橋方面、中峠へは右に杉林に入って行くと奥の深谷支流の沢に出合う。ヨキトウゲ谷だ。此処からこの谷沿いに登って行く。道は決して歩き易くは無い。踏み跡がなくなったら対岸を見ると向こうに道がある。何回も渡渉するが、幅もせまく水量も大して多くは無く危険な所はない。 そして、右から本流と同じくらいの沢が合流する所で左岸に渡る。此処から道は沢を離れ北側の山腹に取り付きトラバースするように進んで中峠に着く。 ◆ 中峠は十文字になっていて真っ直ぐ西に下りるとワサビ平からワサビ峠へ出るが、ここは右にコヤマノ岳に向かう。ここから武奈が岳直下のコヤマノ分岐までが素晴らしいブナの林だ。若葉で最も気持ちよい時期である。特に今日のような天気の良い日はその葉っぱを通して来る柔らかな光が何とも言えない。 ◆ 山頂は久し振りの梅雨の晴れ間とあって人も多かった。しかし朝から空はぼやけてPM2.5が多いなと思っていた通り、見通しはは良くなかった。 ◆ 下りはイブルキノコバへ。今日は普通の沢を下りる道ではなく、尾根を下ってイブルキノコバに直接出る道を下る。谷道への入り口から左に逸れて踏み後をたどる。赤テープもあり迷う心配はない。冬道として利用されているのだろ。 ◆ イブルキからは八雲が原を通り奥の深谷源流に沿って金糞峠へ。この道もずっと木陰で日が当たらず、清らかな流れに沿って歩く大変気持ちの良い道だ。木橋を7つも渡る変化に富んだ道で、あっと言ふ間に金糞峠に着く。これも武奈を愛するボランティアの皆さんのお陰だ。有り難い。 |
感想
◆ 毎年5月の連休後に名神の集中工事が始まるので、一番いい時期に比良山や鈴鹿の山に行けない。今年みたいに入梅が例年より10日以上早まると尚更だ。比良山ではブナの若葉の季節が終わるし、鈴鹿ではヒルの季節になる。
◆ 今日は朝から空がぼやけて PM 2.5 が多いと言ふ感じだった。山頂からの見通しも良くなかった。しかし入梅後の最初の五月晴れで、気温は上がるらしいが風は乾いてさらっとして思ったより涼しい感じだった。
◆ 山頂は紫外線が強いと思って昼食はコヤマノ岳のブナの木陰で食べる。
食事をしてると東の釈迦岳の方からカッコウの鳴き声がしてきた。今年4回目だ。一回は愛宕山で、3回は武奈ヶ岳でだ。
カッコウは渡り鳥で夏日本に来るらしい。昔は東北に行かないと聞けなかったが、此処2〜30年関西いや九州でも聞けるようになった。気候温暖化により北の地方でも聞けるようになるといふのなら分かるが、温暖化に伴って南の地方でも聞けるようになると言ふのは理屈に合わないような気がする。
◆ 下りはイブルキノコバへ。途中から谷に下りる所から谷に向かわず左手の尾根道に入る。踏み跡もはっきりしていて、イブルキのすぐ上にでる。谷沿いの道よりうんと歩き易い。
◆ 昔からイブルキノコバはヨキトウゲ谷と同じく比良側からの武奈への入り口だ。比良山にはコバと言ふ地名が多い。牛コバ、桜のコバ、ハタノコバ等がある。
元々コバとは木場と書き、山で伐った木を置いたり、山の仕事場や休み場所だったりした山間の小さな平地を言ったものだ。この地方は昔から山仕事が多かったのだろう。
◆ 毎年よく通っていると道そのものには変化がなく、季節ごとの草や花、若葉、紅葉または雪などの変化だけが山歩きに興を添えてくれるだけになるが、それでも一向に飽きが来ないのは山そのものに魅力があるからだと思う。
今日も歩きなれた道だったが静かな山歩きで癒された。
mesner














mesnerさん、歩きなれた道に飽きがこないということは良いですね。毎回違う顔を見せてくれる山は魅力的だと思います。
それにしても鈴鹿同様丹沢も蛭の季節に入り、この山域にはいまいちモチベーションが上がりません。
mesnerさんから教えていただいた<ひるさがりのジョニー>も出番があるかどうか・・・
梅雨がうっとおしいですが、蛭のいない山域で楽しもうと軟弱な考えをもっています。
他の山にも行きたいのですが手頃な山がないので負け惜しみを言ってるのです。その点関東にはあちこちに色んな山が沢山あり恵まれていますよね。
私は酷いヒルの害に会った事はありませんが、聞く所によると歩いていてもどんどん靴からズボンへと上ってきて身体の中に入ってくるそうです。ズボンが血で真っ赤になる事もあるそうです。これは鈴鹿の話ですが、勿論私はそんな所には行きません。気温が25度以上になるとヒルは出るらしいですよ。
私が良く行く比良では梅雨の時期でもヒルを見たことありません。でも鹿が段々増えてますから、その内ヒルが増えてくるでしょうね。鹿や猪がばらまくらしいですから。
兎に角、君子危うきに近寄らずですよ。
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