峰床山 (鎌倉山〜山頂〜八丁平)

- GPS
- --:--
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 915m
- 下り
- 904m
コースタイム
| 天候 | 薄曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 登山ポストも便所もあります。 ◆ 坊村で国道367号線から左折して(西へ)橋を渡ると大きな駐車場があります。登山口は駐車場奥の道路を北に200m位行くと鎌倉谷を超えてすぐ左岸を谷に沿って上ります。入り口は鎖で封鎖されていますが、それをすり抜けて進むとすぐに右の山に取り付く踏み跡があろます。丸木の階段で急坂です。すぐに狭く小さな尾根に立ちます。後は尾根伝いに急坂を登って行くと林道を横切ります。ここがモミジ平です。ここから間もなくなだらかな広い尾根に出て、尾根が平たくなった所がブナ平らです。 ◆ ブナ平から暫く杉とヒノキの植林の中をゆきますが、植林が終わり自然林になり尾根も狭くなります。そしてこの付近では最も大きいと思われるイワカガミ群落があります。残念な事に私は花の時期に来た事がありませんので、花は見たことがありません。鎌倉山はこれからすぐです。 頂上は平らでだだっ広く、でも展望は良くありません。 ◆ これから八丁平のオグロサカ峠へ向かいますが、鎌倉山より100m位低いので基本的には下りです。しかし途中に大小のピークが6つ位あり、帰りにこのルートを通るよりもいいですが、下りばかりとはいきません。 鎌倉山を過ぎると急に道が細く、踏み跡が薄くなり道が分かり難くなりますが、間違えそうな所には最近木に貼り付けた道標が要所要所にあって迷うことはないと思いますが、初めての人は地形図で方向を確かめながら行くのがいいと思います。基本的には鎌倉山から府県境を南下して、オグロサカ峠の上で県境から離れて峠(西)の方に下って峠に出ます。 ここは古い峠で京都と小浜の最短の交易路で徳川家康も通った峠だといふことです。 ◆ この峠を南に下ると八丁平ですが、今日は西へ尾根伝いに峰床山を目指します。尾根の上を行けばよく、道もはっきりしています。でも昼前で腹が減った登りはしんどい。 山頂は小さな広っぱになっていて、展望は南側のみで正面に皆子山が見えます。’08年頃までは回りは竹藪に覆われていましたが、その後この辺一帯の笹同様枯れてしまいました。専門家も分からないと言います。 ◆ 山頂からは南に下りて行きクラガリ谷経由で八丁平へ。ここもご他聞にもれず楢枯れが進んでいます。大きい木ほど虫が付き枯れるそうです。湿原の中の赤松も枯れてました。 ここも以前は鬱蒼とした竹薮でしたが竹が枯れて以前より美しくなりました。マムシ注意の看板もありますが、私は一度もマムシを見たことはありません。ヒルもありません。 毎年今頃から夏にかけてカッコウがすぐ頭の上でなくのですが、この日は全く聞けませんでした。 ◆ 八丁平を反時計回りに小屋跡から南に進み、最南端から北に向うとすぐ江賀谷経由で中村へ出る中村乗越の取り付きがあります。江賀谷経由は中村の林道迄1時間もかからない楽な道です。 ◆ 中村乗越まではほんの5分位の登りで後は下るばかりです。沢に出るまでは急なジグザグ道ですが、沢に出ると沢沿いに下ります。5回程渡渉します。今日は水量が少なく簡単でしたが、水が多いと苦労します。 沢に出たら林道迄30分も掛りません。但し、歩き易い道ではありません。が、危険と言ふ程でもありません。注意して通れば大丈夫です。 ◆ 中村に着いて、何時も国道を坊村迄歩くのですが、今日は安曇川の支流を渡り国道の反対側、左岸沿いに、葛川少年自然の家経由で駐車場迄歩きましたが、夏の西日が当たらないのはいいのですが、支流が2,3本安曇川に注いでいてそれを渡る時アップ・ダウンがあり、疲れた身体にはしんどかった。時間も5,6分余計に掛かるようです。 |
感想
◆ 峰床山はコヤマノ岳ほどのブナの林がある訳ではありませんが、楢とブナの混合林が見事で、特に鎌倉山から峰床山迄の尾根筋は見事です。今はその新緑の時期で素晴らしかったです。
鎌倉山までは杉とヒノキの植林で、あまり気持のよい尾根ではありません。
◆ 尾根の上には目立ったナラ枯れもありませんが、八丁平の周囲ではナラ枯れが数年前から目立つようになりました。色々と虫が付かぬように対策はしてるようですが、あまり効果はないようです。大きい木から枯れてゆきます。古い木ほど虫が付き易いとのことです。
◆ 峰床山の山頂はこの近辺の山の中では最も気持ちの良い山頂です。山頂はこざっぱりした広場になっていて、展望が今一つですが、弁当を食べるにも格好の日陰があり気持ちよく食事ができます。これにカッコウが鳴いてれば申し分ないのですが、今日は居ませんでした。
◆ それなのに此処では滅多に人に遭いません。最も私は平日しか行かないからかも知れませんが、この10年間位に2回だけです。武奈ヶ岳に比べると人気がないようです。
今日も誰1人遭いませんでした。
◆ 笹が枯れて、他の山もそうですが、随分気持ちが良くなりました。特に八丁平は湿原の中が良く見えるようになって、私のお気に入りの場所の一つになりました。この日も網の囲いの中の蓮華ツツジの群落が満開でした。所どころの谷ウツギなども良く見えてアクセントがあります。以前はこう言ふのが全く見えませんでした。
◆ 先日入梅はしたものの全く雨が降らず、未だ空気は湿った熱帯の空気ではなく、乾いた空気を持つ北の高気圧のせいで、今日も天気が良い割には風は涼しく気持ちよい一日でした。
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mesner











梅雨入りしたのに、この天気はどうしたの?という感じですが山行予定日に天候に恵まれるとうれしくなりますね!
梅雨らしい天候にならないと困ってしまう方々も多いかと思いますが、「休みの日は降らないで」と勝手なことを思ってしまうのは仕方ないことだと自分勝手に思っています。
でも、もうすぐ梅雨らしい天候になるようですね。
自然には勝てませんもんね!
それはそれで楽しめればと思ってはいますが・・
今は1年中で、何をするにも一番いい時期ですね。
現役の人は週末に天気が悪くなるのが困るでしょうが、私は幸いな事に天気のいい日に出かけられますから。この日も気温は30度になると言ってましたが、風が乾いた涼しい風でほんとに気持ちよく楽でした。
ところで、梅雨の期間を気象庁はどうして決めるか知ってますか? 実際の梅雨の期間、何月何日〜何月何日迄と言ふのは、夏が終わって9月になってから正式に決めるのだそうですよ。入梅の発表もはっきりした基準はなく、天気が少しぐずつくなどはっきりしないが、とりあえず・・・と言ふ感じらしいですね。
したがって、「関西地方は今日梅雨に入ったと見られる」 と言ふような表現になるのだそうです。
だから私は未だ入梅してないと思っています。例年より10日以上早いなんて疑っています。
でも来週はいよいよ梅雨らしくなるようですね。ま、それはそれとして時期を待つより仕方ありません。
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