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Yamareco

記録ID: 309946
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ハイキング
比良山系

白滝山 (音羽池〜長池)

2013年06月13日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.0km
登り
871m
下り
873m

コースタイム

 坊村発 8:55、 伊藤新道入口着 9:27、 ワサビ大滝下 10:14、 山頂着 11:33、 音羽池 11:47、 長池 12:00〜34、 音羽池 12:43、 夫婦滝 13:01、 白髪淵 13:28、 牛コバ 14:22〜33、 坊村着 15:20 
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
坊村に駐車場、トイレ、登山ポストあり。
平日のバス便は、(往)堅田発 8:50、坊村着 9:36、(復)坊村発 15:46、堅田着 16:30 のみ。
コース状況/
危険箇所等
 ◆ 白滝山は比良山の中でも最も登山者の少ない山だと思う。私は原則平日しか行かないが、夫婦滝までの白滝谷沿いの道以外で、山頂や音羽池付近でハイカーに遭った事は一度も無い。
 他の人が記録の中でこのコースは全体がバリルートだと言ってる人がいましたが、私もそう思います。

 ◆ 坊村から武奈ヶ岳御殿山コースに別れ、右折して明王谷に沿って林道を東に進む。約2Kmほど歩くと右から沢が来ている。ワサビ谷だ。この左岸こ伊藤新道の道標がある。ここから左岸沿いに谷道を登ってゆく。ほぼ真っ直ぐな道で、今年の初めまでは倒木が多くとても歩き難かったが、今日は倒木が片付けられ歩き易かった。

 ◆ 道はワサビ大滝の少し手前で、右岸に渡りワサビ大滝の下に出る。
 道は滝の左側を高巻きするのだが、この登りが非情に難しい。砂交じりのざれ場で40度はあろうかと思える急坂で、登りも下りも大変苦労する。是を上ると滝の上にでる。更にこの上にもう一つ「ワサビ天井滝」があり、この滝を巻くのに道は杉林の中を、今度は反対(西)側に大きく巻いて戻ってきてこの沢を越える。

 ◆ 沢を越えると道はいよいよ白滝山頂に続く尾根に取り付く事になる。とても急な坂をジグザグに登って行く。杉林が終わり自然林になると坂も少しは緩やかになり山頂に続く尾根の上に出る。

 ◆ 山頂は三角点も無く、私製の山頂と言ふ標識がなかったら山頂と分からない様な所だ。弁当を食べるのも憚られる。さっさと音羽池に向う。

 ◆ 音羽池は比良山でもモリアオガエルの産卵が最も多く見られる池だ。この池は他の池と違って浅瀬がなく、直径30m位でストンと深くなっていて、湖面が大変美しい。水は澄んでいるが、黒茶色だ。落ち葉のせいか? 従ってすぐ目の前で何十といふ卵の塊を見る事ができる。勿論下ではヤモリがおたまじゃくしが落ちてくるのを待っている。
 しかし、今日は卵は黄色くなり、何だか干上がってしまっている様な感じだった。雨が全く降らないからか? 

 ◆ 長池は音羽池の南すぐの所にある。この尾根筋には幾つもの池があるが、一番大きいのが長池だ。横幅150m位の東西に細長い池だ。でもこの池は半分以上が潟になって埋もれかけている。その内に湿地になるのだろう。

 ◆ 音羽池に戻って夫婦滝に下る。沢筋に沿って下るのだが水害で踏み跡が分からない所がある。水量が少ないので沢を下って行けば、その内に踏み跡が見つかる。

 ◆ 夫婦滝から白滝谷沿いに坊村への道は大変ポピュラーで通る人も多いと思う。しかし決して歩き易い安全な道ではない。下は谷川でその上の急な傾斜をトラバースして行く道にはロープを張った所が一杯ある。
 そして大雨の後など特に注意しないと、木の橋が流されていて渡渉しなければならない時がある。

 
 
 

感想

 ◆ 梅雨に入ったのに一向に雨が降らない。山行きには結構なことだが・・。
 そろそろモリアオガエルの産卵を見れる頃だと思い白滝山へ。
 先回白滝山から下ったので、今日は登ることにして伊藤新道に入る。雨が降らないのでワサビ大滝の水も少なくなっているだろうと思っていたが、普通の時と全く変わらない水量であった。

 ◆ このコースは距離はないが、滝から上は平均斜度が25度近くあると思う。だから、急坂を登ると言ふ感じがあり、とにかくしんどい。でも危険度は下りのほうが高いと思う。何処でも下りより登りが易しい。

 ◆ 白滝山から音羽池に向う時一ヶ所道を間違い易い場所がある。山頂から下って行き小さな尾根を越える所がある。小さな尾根の手前にぬた場があり、そこを右折(西南方向)してその尾根を越えて音羽池に下って行くのであるが、ぬた場が低くなった所にあるので尾根の向こう側が見えない。
 最近雨が降らないのでぬた場も乾いてしまって、落ち葉でぬた場とは分からなくなっていた。

 ◆ 長池の湖畔で弁当を食べていたら対岸の御殿山の手前でヘリコプターが飛んで来てホバーリングを始めた。きっと遭難事件だろうと思っていたら、今朝の朝刊に京田辺市の53歳の会社員の遭難記事が載っていた。8日から消息をたち13日に携帯が繋がる所迄動いて自分で連絡したとの事。5日間何も食べず、谷の水だけを飲んでいたらしい。
 御殿山からの下りでどうして道を間違え、口の深谷に落ちるのか、私は全く理解できない。坊村からのこのコースは武奈の最もポピュラーなコースで、道もはっきりしていて道標もある。

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コメント

こんばんわ
いつもお元気そうで何よりです

暑くはなかったですか お体大事になさってください

空梅雨のおかげで山行きの機会が増えるのはいいなど身勝手なことを考えますが、降るべきときに降らないと自然のサイクルが狂うのでしょうね

日曜日に歩く予定をしていますが熱中症にならないように注意したいと思っています
2013/6/14 21:50
Re:olddreamer さん、今晩は。
 私も30度以上になると言ふ予報でその積りで行きましたが、山の上の風は乾いた感じの風で思ったより涼しかったですよ。そしてこのコースは一日中殆ど日が当ら無い所ばかりで、水分の摂取量も今までと変わりませんでした。

 まだ、下界は35度と言っても本当の梅雨明け後の暑さではないと思いました。
 武奈ヶ岳もこれからの西南稜はしんどいですよ。
2013/6/14 22:17
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