武奈ヶ岳 (中峠〜山頂〜広谷〜八雲が原)

- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,031m
- 下り
- 1,014m
コースタイム
| 過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場はイン谷口にあります。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 正面谷に沿って右岸を進む。大山口までは林道だが、それから登山道になる。5〜6回ダムを越えなければならないが、その度に急坂を登ることになる。 この右岸道は、左の崖から何時落石があるか分からない道で、至る所に岩雪崩の跡が認められる。大変危険な道だと思う。 ◆ 青ガレは大きな石の雪崩がデブリになった所で、大きな岩を乗り越えて登って行く。足元が平らでなく歩き難いが注意してゆっくり登って行けば別に危険な所でもない。 是を越え小さな沢を渡ると、いよいよ金糞峠への登りになる。大小の石がゴロゴロした水のない沢を足場に気を付けながら登って行く。次第に坂が急になり、沢が細くなると峠も近い。 ◆ 金糞峠は涼しい風で気持ちが良かった。中峠まではヨキトウゲ谷を通る。途中10回の渡渉をする。後半はは沢から離れ、山腹を行く。中峠では気温18度で西からの風が強く、汗が出た身体には寒いくらいであった。 ◆ コヤマノ岳でも冷たい位の風があり、木陰で弁当にするには寒すぎると思った。今日は山頂でも暑くないだろう。太陽も曇りがちで日焼けしないようにすればその方がいいと思って山頂へ。何と先週より39分も早く山頂に着いた。 日差しはあっても薄日で、山頂の風の当たらない北東側で弁当にしたが、それでも寒いくらいであった。 展望は比較的良く琵琶湖は良く見えたが、伊吹山は雲に隠れていた。まるで晩秋のような天気で、筋雲が出ていた。金曜日のせいか、ハイカーも少なく、山頂には5,6人だけだった。 ◆ 今日は冷たい風で涼しいのと、体調も先週に比べうんと良いので、広谷回りで帰ることにする。北尾根を細川峠に向って下る。昨日雨だったらしく粘土質の道は滑りやすく、急いだら滑るので注意して進む。 ◆ 細川峠からは釣瓶岳への縦走路から別れ、東側に下りて行く。2〜3分で沢に着く。この広谷(沢)沿いに広谷(場所名)迄沢を下って行くが、上の方は湿地が多く、丸木の木道がある。綺麗な水流沿いの道はとても気持ちが良い。傾斜が緩やかで途中に小さな滝すら一ヶ所も無い。此処は一年中何時来てもよい所だ。 但し渡渉を5回しなければならない。丸木橋が一ヶ所、板橋が一ヶ所、最後にもう一ヶ所板橋があるが、これは傾いてしまっていてとても渡れない。従って此処の渡渉も含めて3回渡渉しなければならない。但し水量が少なく問題は無い。 ◆ 広谷はガリバー村方面への道とイブルキノコバや八雲が原方面との分岐点だ。イブルキノコバへは広谷に掛る丸木橋を右岸へ渡り、そこに西から流れて来ている支流を少し遡り、すぐ右岸(対岸)に渡るとイブルキノコバへの道がある。イブルキノコバまでは5〜6分だ。 以下省略。 |
感想
◆ 今日は北の乾いた高気圧から涼しい風が流れ込むので、さらっとしてにわか雨も無いと言ふ予報だ。朝から比良山にはガスも無い良い天気だ。空気が乾いて秋のような感じだ。
◆ 歩き出すと先週のしんどさは全く感じない。今日は天気のせいもあるかも知れないが、汗も程ほど、身体も軽い。何処まで行けるか分からないので、あまり深く考えずに登る事にしていたが、青ガレに先週より22分も早く着いた。先週で身体が慣れたらしい。
◆ 中峠には先週より33分も早い。
今までも涼しかったが、峠に着くと冷たい西風が強く、初めは気持ち良かったがすぐ寒くなる始末。水だけ飲むとコヤマノ岳へ。
初めは山頂より、コヤマノ岳で弁当にした方が良いと思っていたが、ここも冷たい風が強く日陰は寒い。山頂で弁当にすることにする。
◆ 山頂にも早く着き、時間が出来たので広谷回りで帰る事とする。何時来ても水が綺麗で、気持ちのいい谷沿いの道だ。広谷迄小さい滝すら一箇所もない。丁度、奥の深谷源流が八雲が原から大橋まで滝が無い様に。
◆ 今日は飲み物も余裕があった。水場に着いて水をがぶ飲みすることも無かった。
そして、今日はコヤマノ岳南尾根の新道を整備してくれた上林さんに久し振りに会う。もう81歳だ。私も後4年で80歳だ。上林さんは金糞峠下の奥の深谷の側にテントを張って新道の整備や、道や橋の補修をしていたが、昨年テントが破られると言ふ事があって、今は違う所にテントを張って、しょっちゅう泊まりに来ている。とても武奈を愛する人だ。
◆ 彼が10数年前新道を作り始めた頃は、未だ武奈の辺りにも笹が生えていて、初めはその笹を切ることから始めたのだ。その後笹は自然に枯れてしまった。確か2008年か09年頃だったと思う。も少し早く笹が枯れてくれていたら、その苦労はうんと少なくて済んだ事だろうにと思わずには居られない。
その新道も最近は、人がよく通るようになり、赤ペンキを頼らなくても踏み跡がはっきりして、安心して通れる道になった。
この頃、京都北山の峰床山、皆子山、八丁平なども笹が枯れてしまった。どうして枯れたかは専門家でも分からないと言ふ事だ。
何れにしても、笹はないほうがいい。
mesner














昨日はカラッとしたいい天気で山登りには最高〜な日でしたね。この時期にしては本当に珍しいくらいで。
そんな日に、ちゃんと山登りされているなんてさすがでした。
残念ながら私は仕事で、窓から見える空を眺めて
『いい天気やな〜、山日和だよ、悔しいけど…』と思っておりました。
そうそう、比良山系の地図、買いました
あれこれ眺めてたら他にも行きたいところが
一杯出来ました
相変わらず、お元気ですね。
7時間近くの行程ですが、やはり、健康の秘訣はある程度の負荷を掛けて歩く事ですか?
>確か2008年か09年頃だったと思う
そうですね、「チュウゴクササ」がその頃から殆ど一斉に枯れました。原因ははっきりしませんが、隣国から飛来する排煙を含む酸性雨では?との学説も有りますが特定されていません。
祇園祭のちまきに使うササも地方から仕入れているそうですよ。
上林さんの「武奈を愛する」気持ちは大変有難いですが、国定公園・国立公園等では指定した場所以外では原則として緊急時以外はテン泊は禁止されています。
(事前に申請、許可された場合は別です)
>何れにしても、笹はないほうがいい。
稜線上によく群生しているクマザサは特に思いますね。
mesnerさん、この暑さですので、あまりご無理をなさらない様に。
何時でも行けると言ふのは、隠居した老人の特典でして、そんな風に言われると何だか申し訳ない気持ちにもなりますね。
比良山には山も沢山在って、色んなコース、色んな登山口がありますからなかなか退屈しませんよ。好きなコース、自分に合ったコースを見つけて下さい。何年もかかると思いますが楽しい事です。
コメント有難うございます。先日は勝手な議論に巻き込みまして失礼致しました。
7時間の行程・・・と言ふのは、特別負荷をかけるといった意識はありませんが、昔は日が暮れてから登山口や駅に下りて来ていたものが、退職後は毎週行きますから3時過ぎには下りて来るようになっただけです。
この日のコースは、山頂からは下りだけで、昼からの登りは全くありません。ですからそれ程負荷もありません。
この辺りの笹が枯れてしまったのは不思議ですね。でも蓬莱山の笹だけは、40年位前に花が咲いて一旦枯れてしまいました。その後小さな笹が芽を出し、今に至っています。此処だけが生え変わったのです。これも不思議でなりません。
京都のお菓子屋さんも困ってるらしいですね。
八雲が原の辺りは国定公園か否か知りませんが、私有地ではないのですか。武奈ヶ岳の清掃人を自称する akiho さんは八雲が原でテン泊した人達が、ゴミをほったらかして帰ったり、焚き火をしたと言って、毎週のように怒っています。そんな人は二度と来て欲しくないと言っています。
兎に角コヤマノ岳南尾根の私の言ふ上林新道は金糞峠まで一番近いし、特に積雪期は重宝です。しかも上の方は素晴らしいブナの林です。
何時も私の健康を気遣って頂いて有難うございます。決して無理している積りはありませんので・・。でも年ですから、何時もその積りで登っています。
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