谷川岳 一ノ倉沢烏帽子沢奥壁 南稜

jassmine
その他1人 - GPS
- 09:04
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 1,027m
- 下り
- 1,027m
コースタイム
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 5:03
- 合計
- 11:06
登攀 3h
懸垂下降 1h40m
南稜テラスからベースプラザまで 2h40m
| 天候 | 晴れときどき曇り、15時から急な降雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓は、一の倉沢出合から充分にあり、テールリッジの末端とりつきもシュルンドはまだ小さく比較的容易に移れました。午後は雪が緩みますので、軽アイゼンはあったほうがいいと思います。 |
写真
トラバース用のぼろぼろFIXロープを右手に見ながらさらに数mのぼると、足場の悪いスラブ状のテラスの右側に古いスリングの支点あり。
装備
| 個人装備 |
防寒着
雨具
軽アイゼン
ヘッドランプ
予備電池
ツェルト
クライミングシューズ
ポッドハーネス
ヘルメット
チョーク
確保器
ロックカラビナ
カラビナ
アルパインヌンチャク10本
スリング
パス
タイブロック
|
|---|---|
| 共同装備 |
50mダブルロープ2本
カム少々(使わず)
|
| 備考 | 懸垂下降でロープが引けなくなり登り返し。タイブロックを使用。 |
感想
2回目の南稜です。前回はオールフォローでしたが、今回はつるべで 1,3,5,7Pをリードしました。
平日にもかかわらず6パーティー程度いましたが、南稜は私たちを含めて2パーティーのみ、待ちもなくほぼ独占でした。
前日の降雨で岩や土がところどころ濡れており、岩が滑って大変危険な箇所もありました。濡れてると南稜のスラブはとても滑ります。乾いてる時と感覚がかなり違うので要注意でした。
夕方から雨の予報だったので早出をし、ベースプラザに戻るまで好天のなか行動できました。
が、車をだしたとたん予報より1時間も早く雨! しかもけっこう強い降りです。
よかった、、、と思うとともに、懸垂下降中に登られてきた後続パーティーの3人のかたが降雨前にテールリッジをおりられただろうかと心配になりました。
◆雪渓の状態
出合からテールリッジまで崩壊もなくしっかりあり、テールリッジのシュルンドもまだ大きくは開いておらず、良いタイミングでした。
◆南稜ルート
・ハング岩を左にまくピッチ(4Pめ)の終了点は、ハング岩の終わりすぐとその上、さらに少し進んだところの3カ所くらいあります。
私たちはここを短くもう1P切りましたが、4Pめで継続してできるだけ進めておいたほう
がいいかもしれません。
・6ルンゼ脇から馬の背リッジにのりあげるルートは数カ所とれるようです。6ルンゼ方向にすこし進んでから右にいくルートをとりましたが、ちょっと難しく感じました。もっと早くルンゼにのりあげられれば、そのほうが容易かもしれません。(未確認)
◆懸垂下降
6ルンゼを2回、あとは南稜というのが定番ですが、よくわからず6ルンゼ懸垂1回から南稜のルート沿いを細かく切って懸垂しました。
が、下記のようにするのがいいと思います。
1回め:6ルンゼ内をまっすぐおりて、足がつくところに懸垂支点(ラッペルリング)があるのでそこで切る。
2回め:4Pめのハング岩が終わっってすぐの終了点(ラッペルリングあり)まで。
以降は南稜のルートを、
3回目:4Pめ終了点から草付きの下(2Pめチムニー終了点)まで。
4回目:南稜テラスまで
また、途中まで上の人がロープをだしていく方法で懸垂しましたが、投げおろした後2本がからまってしまいました。
南稜に関しては、下に登攀者がいなければ、最初から2本別々にロープを投げおろしてから懸垂したほうがいいように思います。
◆落石
2回ほど落石にあいました。
1回目は、5Pめで、自然落石がビレイヤーを襲いました。30cm以上の岩です。
当たっていたら無事ではすみませんでした。
割れた小岩が肩にあたって少しの打撲をしましたが、それで済んで幸いでした。
2回目は中央稜下部を下山中、中央稜を懸垂下降中の人からこぶし大の落石。これもよけることができましたが、まさに体のそばを通りました。
谷川岳は、本当に落石や浮石が怖いです。。。
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