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Yamareco

記録ID: 3234859
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アルパインクライミング
谷川・武尊

谷川岳 一ノ倉沢烏帽子沢奥壁 南稜

2021年05月31日(月) [日帰り]
 - 拍手
jassmine その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:04
距離
3.3km
登り
1,027m
下り
1,027m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:03
休憩
5:03
合計
11:06
距離 3.3km 登り 1,030m 下り 1,028m
3:30
50
ベースプラザ
4:20
4:30
10
一ノ倉沢出合
4:40
4:41
19
5:00
57
テールリッジ
5:57
6:30
0
南稜テラス
6:30
6:45
0
1Pめ
6:45
7:04
0
2Pめ チムニー
7:04
7:27
0
3Pめ フェース
7:27
7:40
0
草付き
7:40
8:00
0
4Pめ ハング下
8:00
8:25
0
5Pめ 短く切る
8:25
9:08
0
6Pめ ルンゼ脇から馬の背
9:08
9:36
9
7Pめ 垂壁フェース
9:45
70
懸垂下降 開始
10:55
11:24
0
懸垂下降4Pめの開始点から南稜テラスまで
11:24
11:56
0
南稜テラス
11:56
100
下山開始
13:36
13:48
48
一ノ倉沢出合
14:36
ベースプラザ
ベースプラザから南稜テラスまで 2h30m
登攀 3h
懸垂下降 1h40m
南稜テラスからベースプラザまで 2h40m
天候 晴れときどき曇り、15時から急な降雨
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ベースプラザPに前夜泊
コース状況/
危険箇所等
雪渓は、一の倉沢出合から充分にあり、テールリッジの末端とりつきもシュルンドはまだ小さく比較的容易に移れました。午後は雪が緩みますので、軽アイゼンはあったほうがいいと思います。
一ノ倉沢出合にて。いつ見てもかっこいい。
2021年05月31日 04:18撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
2
5/31 4:18
一ノ倉沢出合にて。いつ見てもかっこいい。
モルゲンロート
2021年05月31日 04:34撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 4:34
モルゲンロート
テールリッジ
2021年05月31日 04:44撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 4:44
テールリッジ
テールリッジとりつき。今回は左から岩に移った。
2021年05月31日 04:59撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 4:59
テールリッジとりつき。今回は左から岩に移った。
南稜テラスから1Pめ。1Pめは左のカンテ付近を登る。
ロープ流れを考えて、チムニーの手前で切る。
2021年05月31日 05:57撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 5:57
南稜テラスから1Pめ。1Pめは左のカンテ付近を登る。
ロープ流れを考えて、チムニーの手前で切る。
2Pめのチムニー。ステミングで登る。チムニー入り口にハーケンあり。出だしが悪いが、思い切って右足を大きく上げる。
2021年05月31日 06:54撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 6:54
2Pめのチムニー。ステミングで登る。チムニー入り口にハーケンあり。出だしが悪いが、思い切って右足を大きく上げる。
3Pめのフェース。右上したのち、上部でバンドを左にトラバース
2021年05月31日 07:04撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 7:04
3Pめのフェース。右上したのち、上部でバンドを左にトラバース
4Pめ。草付きはコンテで踏み跡を登る。草がなくなって岩場を少しのぼると5Pめのとりつき。
2021年05月31日 07:27撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 7:27
4Pめ。草付きはコンテで踏み跡を登る。草がなくなって岩場を少しのぼると5Pめのとりつき。
5Pめは、まずフェースを直上し、上部のハング下を左に巻く。巻き終わってすぐに懸垂用リングのある支点があるが、そのまま数mのぼると右に支点あり、どちらで切ってもよい。
トラバース用のぼろぼろFIXロープを右手に見ながらさらに数mのぼると、足場の悪いスラブ状のテラスの右側に古いスリングの支点あり。
2021年05月31日 07:54撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 7:54
5Pめは、まずフェースを直上し、上部のハング下を左に巻く。巻き終わってすぐに懸垂用リングのある支点があるが、そのまま数mのぼると右に支点あり、どちらで切ってもよい。
トラバース用のぼろぼろFIXロープを右手に見ながらさらに数mのぼると、足場の悪いスラブ状のテラスの右側に古いスリングの支点あり。
その終了点。
2021年05月31日 08:46撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 8:46
その終了点。
5Pめ終了点から見た6ルンゼ(画像中央)と、右が馬の背リッジ
2021年05月31日 08:02撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 8:02
5Pめ終了点から見た6ルンゼ(画像中央)と、右が馬の背リッジ
6Pめ。このピッチは、どこからリッジにでるかでいくつかルートがとれる。この画像のように、6ルンゼ寄りに登ってから馬の背リッジにのるルートはハーケンはあるが難しい。次回は、もっとビレイ支点近くからリッジ末端に上がるルートどりをしてみたい(可能なら)。
2021年05月31日 08:34撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
1
5/31 8:34
6Pめ。このピッチは、どこからリッジにでるかでいくつかルートがとれる。この画像のように、6ルンゼ寄りに登ってから馬の背リッジにのるルートはハーケンはあるが難しい。次回は、もっとビレイ支点近くからリッジ末端に上がるルートどりをしてみたい(可能なら)。
馬の背リッジから下部を見る。
2021年05月31日 09:02撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 9:02
馬の背リッジから下部を見る。
馬の背リッジ上部を見る。
2021年05月31日 09:02撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 9:02
馬の背リッジ上部を見る。
7Pめ。垂直なフェースだがスタンスホールドは豊富で、最も登りやすかった。最後は左手をアンダーで。
2021年05月31日 09:08撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 9:08
7Pめ。垂直なフェースだがスタンスホールドは豊富で、最も登りやすかった。最後は左手をアンダーで。
7Pめ終了点から1段のぼって左にある6ルンゼの懸垂支点
2021年05月31日 09:44撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 9:44
7Pめ終了点から1段のぼって左にある6ルンゼの懸垂支点
烏帽子岩
2021年05月31日 09:44撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 9:44
烏帽子岩
下山時、テールリッジより。
2021年05月31日 12:50撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
5/31 12:50
下山時、テールリッジより。
一ノ倉沢出合から振り返る。
2021年05月31日 13:48撮影 by  COOLPIX AW110 , NIKON
1
5/31 13:48
一ノ倉沢出合から振り返る。
撮影機器:

装備

個人装備
防寒着 雨具 軽アイゼン ヘッドランプ 予備電池 ツェルト クライミングシューズ ポッドハーネス ヘルメット チョーク 確保器 ロックカラビナ カラビナ アルパインヌンチャク10本 スリング パス タイブロック
共同装備
50mダブルロープ2本 カム少々(使わず)
備考 懸垂下降でロープが引けなくなり登り返し。タイブロックを使用。

感想

2回目の南稜です。前回はオールフォローでしたが、今回はつるべで 1,3,5,7Pをリードしました。
平日にもかかわらず6パーティー程度いましたが、南稜は私たちを含めて2パーティーのみ、待ちもなくほぼ独占でした。
前日の降雨で岩や土がところどころ濡れており、岩が滑って大変危険な箇所もありました。濡れてると南稜のスラブはとても滑ります。乾いてる時と感覚がかなり違うので要注意でした。

夕方から雨の予報だったので早出をし、ベースプラザに戻るまで好天のなか行動できました。
が、車をだしたとたん予報より1時間も早く雨! しかもけっこう強い降りです。
よかった、、、と思うとともに、懸垂下降中に登られてきた後続パーティーの3人のかたが降雨前にテールリッジをおりられただろうかと心配になりました。

◆雪渓の状態
出合からテールリッジまで崩壊もなくしっかりあり、テールリッジのシュルンドもまだ大きくは開いておらず、良いタイミングでした。

◆南稜ルート
・ハング岩を左にまくピッチ(4Pめ)の終了点は、ハング岩の終わりすぐとその上、さらに少し進んだところの3カ所くらいあります。
私たちはここを短くもう1P切りましたが、4Pめで継続してできるだけ進めておいたほう
がいいかもしれません。
・6ルンゼ脇から馬の背リッジにのりあげるルートは数カ所とれるようです。6ルンゼ方向にすこし進んでから右にいくルートをとりましたが、ちょっと難しく感じました。もっと早くルンゼにのりあげられれば、そのほうが容易かもしれません。(未確認)

◆懸垂下降
6ルンゼを2回、あとは南稜というのが定番ですが、よくわからず6ルンゼ懸垂1回から南稜のルート沿いを細かく切って懸垂しました。
が、下記のようにするのがいいと思います。

1回め:6ルンゼ内をまっすぐおりて、足がつくところに懸垂支点(ラッペルリング)があるのでそこで切る。
2回め:4Pめのハング岩が終わっってすぐの終了点(ラッペルリングあり)まで。
以降は南稜のルートを、
3回目:4Pめ終了点から草付きの下(2Pめチムニー終了点)まで。
4回目:南稜テラスまで

また、途中まで上の人がロープをだしていく方法で懸垂しましたが、投げおろした後2本がからまってしまいました。
南稜に関しては、下に登攀者がいなければ、最初から2本別々にロープを投げおろしてから懸垂したほうがいいように思います。

◆落石
2回ほど落石にあいました。
1回目は、5Pめで、自然落石がビレイヤーを襲いました。30cm以上の岩です。
当たっていたら無事ではすみませんでした。
割れた小岩が肩にあたって少しの打撲をしましたが、それで済んで幸いでした。
2回目は中央稜下部を下山中、中央稜を懸垂下降中の人からこぶし大の落石。これもよけることができましたが、まさに体のそばを通りました。
谷川岳は、本当に落石や浮石が怖いです。。。

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