記録ID: 356010
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ハイキング
六甲・摩耶・有馬
六甲山 (大池地獄谷〜長峰山)
2013年10月12日(土) [日帰り]

- GPS
- --:--
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 662m
- 下り
- 933m
コースタイム
神鉄大池発 9:25、 登山口 9:50、 大ダム 10:25、 地獄大滝 10:34、 ノースロード出合 11:33、 ダイアモンド・ポイント 11:55〜12:23、 そま谷峠 13:03、 長峰山 13:40、 新ダム下 14:30、 阪急六甲駅着 15:10
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 登山口までの道は舗装道路で夏場は暑くてとても行く気にはなれないが、少し涼しくなったので・・、久し振りだ。駅から南東に向って行くと前方に阪神高速の大きな橋が見えてくる。それを潜った向こう側が登山口だ。ベンチがあり一休みするのに良い場所だ。 ◆ 沢を渡り右岸沿いに道はあるが、今まで有った渡渉点の岩が流されてしまっていて、大きな岩だけになっている。簡単には渡れなくなっている。跳んで渡ったら足が滑って沢に落ちそうだ。ストックを突いて慎重に渡る。渡ってから良く調べたら少し上流い浅瀬があった。道は倒木が沢山あり、通りにくかったが通れないことはない。 ◆ 地獄谷で唯一のダムの手前で道は沢に入り、滑め滝の大きな滝壺の周りを右岸に移る。するとその上に10m以上有るかと思われる大きなダムが現れる。道はその左側を巻いてダムの上に出る。 道はそこから30段くらいある階段を下りるのであるが、大雨の後などダムの穴が水を捌き切れず、良くダムの水が氾濫して通れないことがある。 今日も心配して来て見たが、水は完全に引いていた。 ◆ もし水があり通れない時は、引き返して西尾根を登るか、ダムを少しバックしてダムの上の小さな尾根に急坂を登り、尾根を超え、とても急な坂を木の根や枝を掴まえて滑り落ちないように、必死に下りなければならない。 それも、登りの場合は引き返せばよいが、下って来た時に水があると大変だ。だから下りに通る時は注意が必要だ。 昔、巻き道が未だ無いころ下りて来たら、2m位の水があり、ノースロード迄引き返すわけには行かず、思いあぐねていた時、右側(右岸)の崖に張ってあった落石防止の金網を伝ってダムの上迄行くことを思い付き、靴を脱いで足の指を金網に差し込んで、蟹の横ばいで渡った事がある。指が切れるかと思われるくらい痛かった。 ◆ この谷は、このダムの上から道は沢の中を進むようになる。大きな滝が二つ、三段や五段の滑めたきや、スラブの上の流れなど大変綺麗な所が次々とあり、変化があって飽きない。 特に冬場凍結したときや、新雪を被った時などスリルもあって面白い。 ◆ 今回は、台風の大雨で沢の砂利や石が綺麗に流されて、谷が綺麗になった。渡渉点などは大きく変わってはいないが、岩の位置が随分と変わっている。だが良く見ると対岸に踏み跡が見つかり問題は無い。 ◆ 間もなく道が沢から離れる地点に来る。そこはすぐ上に古い、小さな砂防ダムがあり、その右側(左岸)を越えて右からの支流を三回渡渉しなくてはならないが、その最初の支流がそのダムに流れ込んでいる。ダムは砂利で一杯になっていて、その水が支流まで溢れて深さ30cm位有る。 靴を脱いで渡るのも癪なので、右側の急坂に竹を掴んで取り付き5〜6m上流の砂利の中洲にやっと降り立つ。 しかし、今度は渡渉点から5m位上流に来てしまったから、戻らねばならないが其処も深さ20cm以上はありすぐには戻れない。右岸に取り付いてさっきと同じ様にトラバースするしかないが、右岸まで1m位は水がある。10cm以上はあり、そのままでは岸に取り付けない。枯れ木を持ってきて水に沈め岸に取り付こうとしたが岸も急で今度は笹も無い。さっきよりずっと難しい。ストックを伸ばしずり落ちないようにして支えながら戻る。今日一番の難所であった。 後の二つの支流は何時も通り問題は無かった。 ◆ ノースロードに出たら、右(西)にダイアモンド・ポイントに向う。 何時もの木の下で弁当にする。風はあったが比良山に比べるとうんと暖かい風だ。寒くは無かった。 ◆ そま谷峠までは下りだ。三国池の側を通り、ドライブウェイを横切って行く。 そま谷峠から長峰山までは、今度は登りになる。5〜6回上り下りを繰り返して登って行く。最後の登りだ。これがなかなかしんどい。摩耶山と同じ位まで登る事になる。 ◆ その甲斐あって長峰山の展望は360度、北はD・ポイントの近くのアンテナが見え、どれほど下って来たかが良く分かる。大阪方面も良く見えた。逆光だが淡路島、鉢伏山、摩耶山は目の前だ。 ◆ これ以降もう登りは無い。次第に坂も急になり道は西南に回り込み、以前から工事をしていた崖崩れ防止の新しいダムに出る。その下に古い砂防ダムがあったが、そのすぐ上にこのダムを造った。今月25日までで工事は終わるらしい。最後の仕上げをやっていた。暫く関係者と話したが、肝心のいくら掛ったかを聞き忘れた。恐らく数千万円だろう。 ◆ これから阪急六甲まで街中の長い下り坂だ。夏場はとても堪らない下りだ。 |
感想
◆ 昨日まで30度以上あり、記録的暑さだった。しかし台風も去り今日からは平年の温度に近ずくらしい。しかし昨夜かなり雨が降ったので水蒸気が多く少々蒸し暑い。展望も今一だ。
◆ 本当は武奈ヶ岳に行きたかったが、3連休で名神が渋滞するかもしれないと、先日のサンケイ旅行社の遭難事件を思い出して、六甲山にする。少し涼しくなったので大池地獄谷の登山口までのアスファルト道も少しは楽だろう。
50数年前私が最初に此処を通った時は田んぼばかりで、猪除けの有刺鉄線が張り巡らしてあったが、何時の間にか家が一杯出来た。
◆ コースの途中唯一の砂防大ダムにも、水が溢れる事無く通れたのはラッキーだった。大雨の後は気を付けないと水が氾濫して通れない時がある。
但し最近はダムの上の小さい尾根を越える巻き道が出来て、有難い事に少々緊張するが通れない事は無くなった。
◆ 台風の所為で、谷は少々荒れていたが、小さなゴミが綺麗さっぱりと流されて美しくなっていた。
ただ登山道が沢から離れる所には、大きな木が倒れていて道を完全に塞いでいた。しかしここは人が少なく、他の所の様に取り除いてはくれないだろう。沢の中を避けて通れない事は無い。
◆ さすがに、そま谷迄と、そこから長峰山経由の下り道は、全く台風の影響は感じられなかった。
今日は30度にはならなかったが、未だ少々暑かった。
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mesner











私が長峰山に登った時は梅雨の晴れ間の暑い日でした。
しかも下りでなく阪急六甲からあの住宅地を上がって行ったので今思い出しても汗がダラダラ流れてきそうなほど苦しかった記憶が残ってます (^◇^;)
長峰山へ行くなら今ぐらいの季節か春先が良さそうですね。
あの住宅地の坂のしんどさがトラウマになってたけどまた行ってみようかな、という気になりました ( ´ ▽ ` )ノ
コメント有難うございます。
昨日、長峰山から下って来ながら asamaru さんの事を思い出していましたよ。
たしか、「暑い時に一番しんどいコースをのぼりましたね」 とコメントした事を思い出して。
私も何回か登った事ありますが、夏場の登りはほんとにしんどいですね。それで最近は下りに使うことが多いです。下りでも暑い時は堪りませんよ。
でも、しんどいけれどもいいコースです。私の「お気に入り」の一つです。登りにしろ下りにしろ、長峰山の岩からの眺めは六甲山の中でも一番ではないでしょうかね。山頂の岩に腰掛けて四方を眺めながら一休みするのは登山の醍醐味ですね。
だから、先客で一杯の時はがっかりしますがね。
暑い時にここを登ったらもう免許皆伝ですよ。自信を持ってまた挑戦して下さい。
30度近い気温の中お疲れ様でした。
大きな台風が続けざまにやってきて大きな被害も出ていて暗い気持ちになる一方、この台風で一気に涼しくなりそうですね。
mesnerさんの好きな季節の到来ですが、十分気を付けて楽しんでください。
今日、六甲山に行って来ましたが、曇っていたのもありますが山頂は13度cでした。台風一過急に涼しくなりました。
汗が出ないとほんとに楽ですね。今日は nature も白かったですよ。いつもは麦茶色ですけどね。
丹沢もヒルが出ないようになっていいんじゃないですか。
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