記録ID: 3597088
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
中央アルプス
紅葉の木曽駒ケ岳〜宝剣岳〜空木岳
2021年09月27日(月) 〜
2021年09月29日(水)
長野県
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,699m
- 下り
- 3,439m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:10
2日目
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 9:30
| 天候 | おおむね晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
宝剣岳の登下降はかなりの岩場だが、岩はしっかりとしており、鎖も立派な新しい鎖が設置されているため不安はなし。そのあとの空木岳までの縦走路は、アップダウンが多く、かなりタフな縦走路。檜尾岳直下の避難小屋は、現在建て替え中。 |
| その他周辺情報 | 駒峰山岳会が運営する空木駒峰ヒュッテは、完全予約で現在1日17人まで宿泊可。シュラフ持参、自炊。水場はないが、ペットボトルの水を購入可能（管理人さんがいない平日でも、自分で清算して購入可能）。下山後の温泉は、駒ヶ根高原家族旅行村の中にある、早太郎温泉・こぶしの湯が空いていて快適。入浴料\750で、大きな露天風呂とサウナもあり。 |
写真
初日は駒ケ岳ロープウェイで千畳敷まで上がり、2612m地点から登山開始。文明の利器は偉大です。
八丁坂の分岐点。ここまでは、ロープウェイの観光客でにぎわっていました。
宿にリュックをデポして、アタックザックに持ちかえてハイキング開始。
ここから一度下った先が中央アルプスの主峰・木曽駒ケ岳（2956m）谷間に見えるのは、駒ケ岳頂上山荘とテント場
濃ヶ池。晴れていれば宝剣岳が水面に反射するそうですが、雲が出ていたため残念ながら逆さ宝剣は見ることができず。
山岳救助隊が上ってきて、負傷された方を担架に乗せて下っていきました。
中央アルプスではライチョウの野生復活を目指していて、目撃情報を集めていました。残念ながら、今回の行程中では見ることは出来ませんでした。
9/27 16:14
中央アルプスではライチョウの野生復活を目指していて、目撃情報を集めていました。残念ながら、今回の行程中では見ることは出来ませんでした。
左から、鋸岳、甲斐駒、千丈、白峰三山、富士山、塩見、荒川、赤石、聖、光の南アルプス百名山オンパレード。
中岳（奥の木曽駒は見えず）の左に乗鞍、右に北アルプスの山々。かすかに槍ヶ岳。
縦走路がなく、往復するしかないという三ノ沢岳。二百名山でも三百名山でもありませんが、日本百高山第46位です。紅葉のきれいな山で、縦走中ずっと右側に見えていました。
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9/28 7:29
縦走路がなく、往復するしかないという三ノ沢岳。二百名山でも三百名山でもありませんが、日本百高山第46位です。紅葉のきれいな山で、縦走中ずっと右側に見えていました。
一度木曽殿へ下ってから、空木山頂へと300mほどの上り返しがあります。
木曽殿から空木岳へ上ると、何回も偽ピークが現れて、気持ちをそがれます。
3つ目。これこそが頂上だと思い、頑張って上ったらまだだいぶ先に本当の頂上が現れ、がっかり。
頂上から下を眺めると、本日の宿・駒峰ヒュッテが見えて、ほっとしました。
頂上から少し下ったところに建っている駒峰ヒュッテ。地元の駒峰山岳会が長年管理してきている立派な山小屋でした。
山小屋内部。1998年に初代の小屋から今の小屋に建て替えられたそうですが、とても綺麗で居心地のよい山小屋でした。夕食後の管理人さんや、登山客との会話も楽しかったです。
9/28 15:50
山小屋内部。1998年に初代の小屋から今の小屋に建て替えられたそうですが、とても綺麗で居心地のよい山小屋でした。夕食後の管理人さんや、登山客との会話も楽しかったです。
夕食は、小屋前のテラスで空木山頂を見上げながら自炊。快適でした。
初代駒峰ヒュッテの写真。付近に避難小屋などがなく、遭難事故が相次いだこの地に、1969年に地元の山岳会が資材を持ち寄り、荷揚げして、自前で建設したようです。
9/28 17:21
初代駒峰ヒュッテの写真。付近に避難小屋などがなく、遭難事故が相次いだこの地に、1969年に地元の山岳会が資材を持ち寄り、荷揚げして、自前で建設したようです。
300名山トラバース中の田中陽希さんも、同中にここに立ち寄ったようです。立派な記念銘板が残っていました。
一晩お世話になった、小屋の管理人の一人、駒峰山岳会の久井田さんと。最近駒ヶ根市内に「アルピーズ」というアウトドアショップをオープンされたそうです。
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9/29 6:41
一晩お世話になった、小屋の管理人の一人、駒峰山岳会の久井田さんと。最近駒ヶ根市内に「アルピーズ」というアウトドアショップをオープンされたそうです。
小屋から少し下ったところにある「駒石」という花崗岩の巨石。前の晩の話の中で、頑張れば登ことができると聞いていました。
ちょっとトリッキーでしたが、後ろ側から何とか登攀に成功しました。駒峰ヒュッテに一緒に泊まり、途中まで一緒に下った方に写真を撮っていただきました。上からの眺めは爽快でした。
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9/29 7:24
ちょっとトリッキーでしたが、後ろ側から何とか登攀に成功しました。駒峰ヒュッテに一緒に泊まり、途中まで一緒に下った方に写真を撮っていただきました。上からの眺めは爽快でした。
ここからさらに、林道のわきの登山道を1時間ほど下山する必要があります。
撮影機器：
感想
遅めの夏休みをいただいて、未踏だった日本百名山の2座を踏破すべく、2泊3日で中央アルプスへ縦走に行ってきました。初日は駒ケ岳ロープウェイで標高2612 mの千畳敷まで登り、最初の百名山・木曽駒ケ岳へ。この日はそのふもとの宝剣山荘に宿泊予定だったので、濃ヶ池や駒飼ノ池など、付近をしばし散策しました。紅葉も始まっていて綺麗でした。2日目は、いきなり宝剣岳への登下降。ここが今回のルートでは一番の核心部でしたが、岩はしっかりとしており、立派な新しい鎖も随所にかかっていたので、恐怖を感じることはなかったです。そこから空木岳までの縦走路は、結構な岩場の登下降を伴う、いくつものピークを越えていく長いルートで、9時間以上かかりました。最後の空木岳への上りは、偽ピークがいくつも出てきて、精神的に参りました。ようやくたどり着いた空木山頂から眼下すぐに宿泊予定の駒峰ヒュッテが見えた時はうれしかったです。駒峰ヒュッテは、地元駒ヶ根の駒峰山岳会が管理する素敵な山小屋でした。完全予約制ですが、宿泊おすすめです。管理人さんらとの夜の山談義も素敵でした。帰りにちょっと頑張って登攀した「駒石」の上からの眺めは最高でした。
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