記録ID: 360247
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無雪期ピークハント／縦走
東北
御池→燧ヶ岳→尾瀬沼→沼山峠→御池
2013年10月19日(土) [日帰り]
福島県
群馬県
no_gucci
- GPS
- 08:57
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 995m
- 下り
- 780m
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標高グラフを拡大| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
■道の状況（危険箇所など） ■登山ポストの有無 ■下山後の温泉や飲食店情報 |
写真
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初めから，こんな岩の道を登ります。おまけに，道は濡れています。シューズがドロドロになる予感。
登りきると，また，視界が開けてきました。おぉ，あれが燧ヶ岳か！
燧ヶ岳アタックの前に，1本満足バーを投入で，エネルギー充填。あまり甘くない…。この時点で，膝上の筋肉が引きつる寸前。
木道，積雪，9合目。足を引きずりながら，ゆっくり，ゆっくり，ゆっくりと登るしかありません。他の登山者も，ゆっくりです。
やった！登りきったぞ。頂上だ。今登ってきた方を撮影。（ここが俎?2346mとわかったのは，下山してから）登りきる直前に，右側にもピークが見えるので，降りてくる人に，「どちらが頂上ですか？」と聞いたら，「こっちだよ。」と言うので，俎?の方が標高が高いと思い込んでしまっていました。
10/19 12:00
やった！登りきったぞ。頂上だ。今登ってきた方を撮影。（ここが俎?2346mとわかったのは，下山してから）登りきる直前に，右側にもピークが見えるので，降りてくる人に，「どちらが頂上ですか？」と聞いたら，「こっちだよ。」と言うので，俎?の方が標高が高いと思い込んでしまっていました。
尾瀬沼を見下ろして，右手に見える，柴安?2356m。たくさんの登山者が行列つくって，頂上をめざしています。膝上の筋肉がつりそうになっているので，柴安?アタックは，泣く泣く，断念。この時点でも，柴安?のほうが10m高いということは知らなかったのです。
10/19 12:19
尾瀬沼を見下ろして，右手に見える，柴安?2356m。たくさんの登山者が行列つくって，頂上をめざしています。膝上の筋肉がつりそうになっているので，柴安?アタックは，泣く泣く，断念。この時点でも，柴安?のほうが10m高いということは知らなかったのです。
尾瀬沼のやや右手眼下には，尾瀬ケ原が見えます。湿原の向こうは，至仏山でしょうか。自分は，6月に鳩待峠から入って，あの場所を歩いたんだっけなぁと思い出しました。
10/19 12:19
尾瀬沼のやや右手眼下には，尾瀬ケ原が見えます。湿原の向こうは，至仏山でしょうか。自分は，6月に鳩待峠から入って，あの場所を歩いたんだっけなぁと思い出しました。
俎?頂上は，ご覧のように岩ごろごろ。向こうに，柴安?が見えます。
風を避けられる場所を探して，昼食の用意。ここからは，尾瀬沼がさらに良く見えます。
ご飯に，鯖缶，そして，うどん。汗をかいた上に，寒風が吹き付けるので，このうどんで温まろう。
上手い具合に，岩陰にクッカーをセットできた。鍋のふたが，上の岩に当たって，固定されている。
中央やや右の，どうにか平らになっているところで昼食を食べました。下山します。
俎?頂上から，あの岩場を降りてきました。自分にとっては難しいコースでした。
ナデッ窪と長英新道の分岐点です。距離の短いナデッ窪をいきました。しかし…。（下調べ不足のツケが後で回ってこようとは，思いもしませんでした。）
10/19 13:22
ナデッ窪と長英新道の分岐点です。距離の短いナデッ窪をいきました。しかし…。（下調べ不足のツケが後で回ってこようとは，思いもしませんでした。）
「尾瀬沼，きれいだな。」なんて軽口をたたいているのも，今のうち…。
手前の大きな岩の下が急な坂になっていて，見えません。自分には，急すぎる…。
こんな所を下っていきます。今頃になって，「窪」という名前の意味が分かりかけてきました。まさに，窪地，ミニV字谷だ。「雨が降ったら，ここを鉄砲水が流れるのではないのか？ だから，岩，ゴロゴロなのか？」
10/19 13:38
こんな所を下っていきます。今頃になって，「窪」という名前の意味が分かりかけてきました。まさに，窪地，ミニV字谷だ。「雨が降ったら，ここを鉄砲水が流れるのではないのか？ だから，岩，ゴロゴロなのか？」
岩場下山の緊張感に耐えかね，糖分を補給。休憩を取った後も，全写真のような岩ゴロゴロ窪地V字谷が，えんえん続きます。若い人たち数人から抜かれていきます。若い人たちは，ヒョイヒョイと降りていきます。中には，鳶職さんが履くゴム足袋の人もいました。自分は，膝上筋肉をかばいながら，ダブルレッキで慎重に，慎重に。
10/19 14:12
岩場下山の緊張感に耐えかね，糖分を補給。休憩を取った後も，全写真のような岩ゴロゴロ窪地V字谷が，えんえん続きます。若い人たち数人から抜かれていきます。若い人たちは，ヒョイヒョイと降りていきます。中には，鳶職さんが履くゴム足袋の人もいました。自分は，膝上筋肉をかばいながら，ダブルレッキで慎重に，慎重に。
急坂の岩場がやっと終わったかと思ったら，今度は笹竹の中を藪漕ぎ。降雨のときには水が流れているであろう川底のような所を，頭の上まである笹竹を避けながら突進していきます。急坂岩場ゴロゴロが，川底藪漕ぎに急変するだなんて…。写真のピンク標識を発見したときにも，「本当にこの道でいいの？」と疑念がはれません。川底はどんどん下がり，地下に潜ってしまうかのようです。初心者の自分には，難しい道です。
10/19 15:13
急坂の岩場がやっと終わったかと思ったら，今度は笹竹の中を藪漕ぎ。降雨のときには水が流れているであろう川底のような所を，頭の上まである笹竹を避けながら突進していきます。急坂岩場ゴロゴロが，川底藪漕ぎに急変するだなんて…。写真のピンク標識を発見したときにも，「本当にこの道でいいの？」と疑念がはれません。川底はどんどん下がり，地下に潜ってしまうかのようです。初心者の自分には，難しい道です。
ガサガサ，ガサガサ…，いきなり，笹竹川底を抜け出ました。静かな湿原風景です。あぁぁぁ，よかった。
尾瀬沼湖畔を歩いて，沼山峠休憩所をめざすのですが，まずは，奥に見えるトイレで用を足します。ここまでトイレはありませんでした。
10/19 15:37
尾瀬沼湖畔を歩いて，沼山峠休憩所をめざすのですが，まずは，奥に見えるトイレで用を足します。ここまでトイレはありませんでした。
気を取り直して，尾瀬沼ビジターセンターめざし，出発。（しかし，それが間違いの元だったとは，そのときは気付いてもいない…）
沼山峠休憩所発の最終バスが，17:10のはず。ナデッ窪で手間取り，通過予定時刻は大幅に遅れています。頭の中で計算すると，休んでいる余裕はありません。しかし，遅れるほどでもないはず。この写真は，木道を新しくする為に工事をしていた場所です。
10/19 15:57
沼山峠休憩所発の最終バスが，17:10のはず。ナデッ窪で手間取り，通過予定時刻は大幅に遅れています。頭の中で計算すると，休んでいる余裕はありません。しかし，遅れるほどでもないはず。この写真は，木道を新しくする為に工事をしていた場所です。
印象的な空と夕暮れ。まだこの時は，景色を楽しむ余裕がありました。
長蔵小屋の売店まで来ました。向かいのトイレによっていきましょう。しかし，案内板を見ると，どこにも“沼山峠”の文字がない。「へんだなぁ。」と思って案内板と手持ちの案内図を見比べていると，「どうかしましたか？」と尾瀬の案内人のお兄さんから声をかけられました。「沼山…」。「もしかして，沼山峠休憩所のバス？時間がありません。走ってください！」「は，はい…。」
10/19 16:27
長蔵小屋の売店まで来ました。向かいのトイレによっていきましょう。しかし，案内板を見ると，どこにも“沼山峠”の文字がない。「へんだなぁ。」と思って案内板と手持ちの案内図を見比べていると，「どうかしましたか？」と尾瀬の案内人のお兄さんから声をかけられました。「沼山…」。「もしかして，沼山峠休憩所のバス？時間がありません。走ってください！」「は，はい…。」
走りながら，考えました。「こっちに来る前に，大江湿原という標識があった。あそこで間違えたのかも…。でも，沼山峠とは書いてなかったよな…。」手持ちの案内図では沼山峠休憩所まで，2.3㎞。日常のウォーキングでは，11分／㎞で歩くことができているので，25分くらいで到着可能とふみながら早足歩行に切り替え。膝上筋肉の痛みも，この時はなんとか持ちこたえている様子。
10/19 16:44
走りながら，考えました。「こっちに来る前に，大江湿原という標識があった。あそこで間違えたのかも…。でも，沼山峠とは書いてなかったよな…。」手持ちの案内図では沼山峠休憩所まで，2.3㎞。日常のウォーキングでは，11分／㎞で歩くことができているので，25分くらいで到着可能とふみながら早足歩行に切り替え。膝上筋肉の痛みも，この時はなんとか持ちこたえている様子。
1㎞移動したところで，小淵沢田代に至る分岐点に到着。ここまで約10分で来ることができた。（この標識にも，沼山峠の記載がない）計算通りで安堵するが，手持ちの案内図には，残り1.3㎞なのに1時間の道のりと記されている。「どういうこと？」と思いながらどんどん進むと，ようやくその理由がわかってきました。“峠”。登り坂になってきたのです。もう息があがってきました。それでも，のぼり坂は続く。もうだめかと思ったころ，やっと下り。しかし，休憩所らしきものは見えない。
10/19 16:46
1㎞移動したところで，小淵沢田代に至る分岐点に到着。ここまで約10分で来ることができた。（この標識にも，沼山峠の記載がない）計算通りで安堵するが，手持ちの案内図には，残り1.3㎞なのに1時間の道のりと記されている。「どういうこと？」と思いながらどんどん進むと，ようやくその理由がわかってきました。“峠”。登り坂になってきたのです。もう息があがってきました。それでも，のぼり坂は続く。もうだめかと思ったころ，やっと下り。しかし，休憩所らしきものは見えない。
突然，沼山峠休憩所。写真の時計では5時13分です。3分遅かった…。誰も，いません。一本道だから，歩いていけば着くだろ…。すると，建物から，「バスは行ってしまいましたよ〜。乗っていきますか〜。」力が抜けました。「御池まで歩いたら4時間かかりますよ。夜は熊も出るし。長蔵小屋にも戻って，宿を頼むしかなくなるんですよ。」「そうでしたか，本当に助かりました。」車の中で，乗せてくれたお店のお兄さんから，山の楽しい話を聞かせてもらいながら，御池に向かう。御陰で，だんだん心がほぐれて来ました。
10/19 17:13
突然，沼山峠休憩所。写真の時計では5時13分です。3分遅かった…。誰も，いません。一本道だから，歩いていけば着くだろ…。すると，建物から，「バスは行ってしまいましたよ〜。乗っていきますか〜。」力が抜けました。「御池まで歩いたら4時間かかりますよ。夜は熊も出るし。長蔵小屋にも戻って，宿を頼むしかなくなるんですよ。」「そうでしたか，本当に助かりました。」車の中で，乗せてくれたお店のお兄さんから，山の楽しい話を聞かせてもらいながら，御池に向かう。御陰で，だんだん心がほぐれて来ました。
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 2
1/25,000地形図
ガイド地図 1
コンパス 1
笛
筆記具 1
保険証 1
飲料 3
ティッシュ 1
三角巾
バンドエイド
タオル 1
携帯電話 1
計画書
雨具 1
防寒着 1
ストック 2
水筒
時計 1
非常食 3
|
|---|---|
| 共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ 1
ビデオカメラ
車 1
|
感想
普段は信心深い方ではないのですが，今日は神様の見えざる手に導かれているのではと深く感じ入ってしまいました。不意に現れて，すぐに「走れ！」と教えてくれた尾瀬の案内人の方，これまた不意に現れて親切にも乗せてくださったお店の方。御陰で無事に帰宅できました。どちらも心優しい自然の好きな若者でした。物腰や話し振りから，それが感じられました。思い出深い，そして，反省点の多い，2回目の尾瀬となりました。今度は，会津駒ヶ岳（アルプスのハイジを彷彿とさせるという）に登ってみたいと思います。きちんと下調べをして体力をつけた上で。ありがとうございました。
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俎�瑤虜膿卦�録
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2025年10月19日 (日帰り) [S]
無事に帰還でき、事なきを得ましたが、沼山峠で誰もいなかったら4時間歩いて帰るしかなかったんですよ
この記録には時間が書いてありませんので、何時に出発したのかは分かりませんが、最後にバスに乗って帰る場合は、最低バスの時刻を調べておくべきですね
尾瀬にはクマが多く出ることも分かっておくべきです
２度と同じ過ちを犯さない、事前の計画に万全を期す。
それが、遭難を引き起こさないと、肝に銘じておくことですよ
笑って振り返ることができ、本当に良かったですね
おっしゃる通りです。以後，十分に情報を集めて，体力もつけて，事前の計画に万全を期すようにしたいと思います。
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