湯河原幕山で練習（ハイランド）
神奈川県
kaakaka
- GPS
- --:--
- 距離
- 1.2km
- 登り
- 371m
- 下り
- 370m
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標高グラフを拡大| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
※100岩場でいう診療所前のバス停は無い。 |
写真
茅ヶ崎ロックよりサイレントヴァリーまで登り、小さな滝の上辺りにウィングスロックと悟空スラブとハイランドまでの分岐があり写真は、そのハイランドと悟空スラブへのY字路。
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ウィンドソング5.8+とオータムコタム5.10a
感想
北岳バットレスには登ったものの、最近めっきりフリークライミングから離れてしまってあっという間に一ヶ月近く！！
4日もレストする弱くなると言われてるのに、元々筋肉の付き難い僕の肉体は日に日に衰えていくのが分かるので流石に焦っていた。
ジムまで自転車で40分。3時間登ろうと思うと6時には出発したいのだが、仕事の関係で最近はめっきり時間が取れないので、日曜日はまだかまだかと悶々としていた。
そして来る日曜日という事で、前回殆ど岩見学だけで殆ど終わってしまった広沢寺に行く予定にしていたが、前日いざ寝ようと布団に入った瞬間にザーという雨音が聞こえてきた。
「日曜日は晴れるって予報だったのに！」
僕は叫んで布団から飛び出すと直ぐ様天気予報を確認するとどうやら0時〜2時くらいまでの短い雨らしい。が、これじゃ当日岩場に行っても濡れてるだろうと予想して急きょ、別の岩場で雨が降っていない地域を調べると湯河原がどうやら雨が降っていないらしい。という事で今回は湯河原幕山に決めた。
それなりの時間に起きて、実際に岩場に到着したのは10時少し前。桃源郷は既にスダレ状態となっていた。
初めての岩場で岩の程度も分からないし、すっかり北岳バットレスの�卦藉箴譴貌訐�んでしまった僕は90度の岩壁に少々押され気味。
何とかこそこそ練習できる場所はないかとウロウロしてみるが、茅ヶ崎ロックは満員状態でどこも順番待ちとなっていたので、気がつけばサイレントヴァリーまで来ていた。
中央の滝から水が出てはいたが、岩自体は少し苔っぽいけど良好。ここにしようかと思っていたが、せっかく初めての岩場なのでもう少し奥の岩場を見ておこうと思ったのが、甘かった。
100岩場によるとサイレントヴァリーからウィンドロックまでの道を途中で北へと分岐するとあったが、どこまでが道なのか分からない。が、普段からの山歩きで培った山勘を頼りに藪の中に突っ込む。
微妙に道っぽい道を追いかけて歩くとどうやら悟空スラブという緩やかな岩場に当たり木々を避ける為にスラブを登っているとバリエーションルートをやっているようだ。
スラブを抜けた頃に右上方向に岩壁が見えて、そこにアンカーが打ち込んであるのを確認するとハイランドに到着。
ハイランドは下部岩場の嘘のようで下で登っているはずのクライマーのコールすら聞こえない。めったに登られていないような道だったが、思いのほか岩は綺麗で、対自核のある中央に大きな横一文字のクラックが入った岩の前は荷物を広げても狭さを感じない程に平らで凄く落ち着く。
ようやくザイルを伸ばして準備を整えてから、手始めに「ウインドソング5.8＋」に取り付く。久しぶりの垂直の壁にビビりながら以外と3点打ち込まれたアンカーにリードしながら登っていく。壁の中でも傾斜も緩くてスタンスが多そうに見えたのに、案外辛い。何とかボルトが打ち込んであるルートより簡単そうに見えた左寄りに登ってTrを作ってから「オータムコタム5.10a」をやってみる。すっかり鈍りきった体でヒーヒー言いながら何とか登るともう腕がパンパン。いやいやこれからでしょと思いつつも、時計を見るとアプローチに時間を使いすぎたせいでもう15時近い。不明瞭な道を下る事もあって、下の岩場が少しくらい空いている事を期待して場所を移動。
先週までの台風のせいか道の上には何本も木が倒れていて踏み跡は殆ど残っていない道を下り、登りの三分の二くらいの時間で降りて来てから、やはりまだ混雑している桃源郷廻りを見て帰ろうかと思いつつも、空いている場所を見つけて荷物を広げる。
空いていたのは「シャワー・コロン5.10a」見た目はハイランドの岩よりも傾斜も緩く、「コンマ・クラック5.9NP」と合わせると簡単に見えたので、一度しまったザイルを解いて取付きにある調度いい木でビレイを取る。
余裕があればクラックを使わずに登りたい所だが、久々の外岩にすっかり自信を消失していた僕は迷わずクラックに指を突っ込む。若干クラックよりに登りきってまたクラックに手を突っ込もうと思うと、上部の岩に見えた部分がクラックに根をはった木でびっくり。湿っててすべるので諦めてゴール。
もう登る気力も時間もなかったので懸垂下降で降りようと準備をしていると・・・
「あ」と思った時には手元から飛び出すエイト環。真下に人がいなくて本当によかった・・・。
っていうか俺どうやって降りよう。カラビナを使って下降器にするか、肩がらみで降りるかと色々方法を考えていると、下にいた人がエイト環を拾ってくれてザイルに取り付けてくれたので、事なきを得る。
あぁ、これが本チャンルートじゃなくてよかった。これからはゲレンデでもATCくらい持ち歩こうと心に誓いつつ、何度か謝罪を行って帰宅した。
本当に申し訳ございませんでした。下に居た人が優しい方で本当に良かった。ご迷惑をお掛けしました。
17時を過ぎるともうすっかり真っ暗でバス停まで行く頃には肌寒くなっていた。
帰りのバスは僕1人だけで他の人達は皆車で来ているようだった。何台もタクシーが登っていったので何組かはタクシーで降りてるのかもしれない。人数がいればいいが1人でタクシー乗るなんて贅沢は出来ない。
久しぶりのゲレンデで舞い上がってしまった日曜日でした。今度は落ち着いて課題に取り組みたいと思う。
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