六甲山 (紅葉谷〜東六甲縦走)

- GPS
- --:--
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 895m
- 下り
- 1,196m
コースタイム
大谷乗越 14:03、 塩尾寺 15:01、 阪急宝塚着 15:36
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 今日のコースは有馬から宝塚まで尾根伝いに20kmを歩くと言ふだけで、私にとっては少し距離が長いが、危険な箇所等は全くない。昔は荷を担いでぼっかの練習に宝塚からよく登っていたコースだ。 ◆ 神鉄有馬から温泉街を抜け、凌雲台まで行くロープウェイの駅の所から林道に入る。林道の終点が湯槽谷出会だ。此処から登山道になる。右からの沢が湯槽谷だ。 ◆ 堰堤を登り沢沿いに進むと、間もなく紅葉谷が右より白石谷に合流する。ここはすぐ下の白石谷のダムが土砂で埋まっていて雨の後はすぐに氾濫して水浸しになるが、今日は水が引いてて何とか靴を汚さないで通過できた。 途中、七曲の滝や百間滝への分岐があり紅葉谷沿いに登って行く。極楽茶屋跡が近ずくと六甲山では珍しい水場がある。此処から宝塚まで水場は無い。 ◆ 極楽茶屋跡からは縦走路に沿って山頂に向う。山頂までに5,6個のピークがあり、縦走路はそのピークの上を越えて行くが、ドライブウェイはピークの裾を巻いて行くので、途中で車道を5回程横断しなければならない。今日は3連休の土曜日とあってハイカーも多いが、車も引切り無しに通り、この横断が最も危険であった。 ◆ 山頂は休日とあって人で一杯であった。食事するにいい場所が見つからない。やっとの事で草むらの中に大きな岩を見つけ、座れた。 ◆ 山頂から縦走路の入り口までは車道を歩く。車が多いと気を付けなければならない。鉢巻山のトンネルを抜け、石の宝殿の入り口を過ぎると、間もなく東六甲の縦走路の入り口がある。此処でドライブウェイとお別れして山道に入る。「宝塚まで12km」の道標がある。 ◆ 宝塚まで基本的には下りだが、10個くらいのピークがあり、登り下りがあって思ったより上りが多い。昼からの登りはだんだんしんどくなる。 先ず、水無山が最初の目標だ。入り口からどんどん下り、ピークを1つ越え2つ目のピークが水無山だ。最初からしんどくなる。此処まで山頂から31分。 ◆ 2つ目の目標は船坂峠。此処もピークを2つ越え急な坂を下り切ると小さなコルに出る。ここは三差路になっていて、左(北)に下りるとふな坂の部落に出る。昔、私が下った時は途中まで頭の上まである笹薮の中をかすかな踏み跡を辿って行ったが、今はも少しはっきりした道になってるようだ。 ◆ 3つ目の目標は大平山だ。此処までも矢張り2つのピークがある。その最初のピークが、そんなに急でもないのだが距離が長いのでこれが結構しんどい。それを越えると桧の植林の中を進み、2つ目のピークを下ると突然車道に出る。ここが大平山の下だ。山頂に大きなアンテナがあるが此処からは見えない。 ◆ 4つ目の目標は大谷乗越だ。普通縦走の時は大平山の山頂には寄らない。山頂には電電公社のアンテナがあるが、そのすぐ先のピークにある自衛隊のアンテナの為、従来の登山道が通れなくなってしまい、アンテナの先まで車道を歩く事になってしまった。 車道を暫く進むと道路右側に道標があり、山道がある。ここから約150mの標高差を下ると大谷乗越だ。最後は大変急な石段を下りる。 ここには西宮から船坂に通じる車道があり、横断に注意が要る。 ◆ 5つ目の目標は塩尾寺だ。此処からも2つのピークと言ふか上りがある。最初の登りは大谷乗越からすぐに徐々に上って行き、距離があるので、一日の疲れが溜まってくる頃でもありなかなかしんどい。 後半はほぼ水平に近い平坦な道で歩き易い道だ。途中高圧線の下の木を刈り込んだ所があり、甲山が正面に見え、阪神競馬場や西宮や大阪の市街が良く見え、天気が良ければ生駒山、金剛山が見えて最後の一休みするのに良い場所があるが、今日は生駒、金剛山は靄で見えなかった。 此処から阪急宝塚まで1時間かかる。 塩尾寺までは15分くらいだが、最後は花崗岩が砕けた小さな砂利のザラザラした急坂を下る。 ◆ 最後の阪急宝塚駅までは、登山道は塩尾寺で終わり、あとは舗装道路をのんびりと下ればよいと思われるが、この下りがそう簡単ではない。なにしろ塩尾寺の標高が354mもあり、ここから未だ300mも下らなければならない。疲れた足にアスファルト道路はとにかく辛い。坂は急で一歩一歩が膝にくる。一歩一歩を膝で受け止めて下らなくてはならない。 |
感想
◆ 先日から台風続きで先週は行き損ねた。今週は天気がやっと良くなったのに色々と用事があり、やっと今日行けることになったが、三連休の土曜日だ。名神は渋滞するから六甲山にする。
今日は最低気温 13度、最高気温 20度の予報だ。この前は 25度だったので一気に涼しくなった。先週行ってないので、シャツや下着をどうしようかと迷った。朝はかなり寒いと思ったが、昼間は結構暖かくなりそうなのでシャツと下着だけ合物にする。
◆ 岡本や芦屋川と違って、北側から登る人は大変少ない。今日も私の他に4,5人しか見かけなかった。
しかし、何時も不思議に思うのは、湯槽谷出合より登山道に入ると、未だ10時過ぎだと言ふのに上から下りてくる人が必ずいる。こんなに早くから温泉に入るのかと一度聞いてみた事がある。若い男の人だったが、昼からはワールドカップを見るんだと言っていた。
◆ 今日は土曜日で下りて来る人も多い。も少しで極楽茶屋跡に着くと言ふ頃、二人連れの若い女の人が有馬からどれ位時間がかかったかと聞いてきた。見ると山ガールの服装ではない。普通の服装にスニーカーを履いている。時間を聞いてくる所を見ると初めてらしい。そこで、何処から登って来たのか聞いたら、ケーブルで上がって来たと言ふ。
「それってインチキじゃないか」と言ったら、「そうです」と笑う。貴方は何処まで行くんですかと聞くので、今日は7時間かけて宝塚までだと言ったら、「わあーすごーい!」と言われた。
「君達も靴だけでもハイキング用の靴を買って、一度歩いて登ってみたら? 温泉も入り心地が全然違うし、とても気持ちいいよ」と薦めたら、考えてみますと言っていた。この次に会う時は山ガールになってるかも知れない。
◆ 山頂は予想通り人で一杯だった。弁当を食べる所が無い。草むらの中に石を見つけてやっと腰掛けることが出来た。
縦走路に入っても私を追い抜いて行く人が多く、反対に登って来る人も今までに一番多いように思った。
◆ しかし、後半になると人も減り、静かな山歩きができた。天気も午後は雲が多くなると言ふ予報だったが、宝塚に着くまで良い天気であった。
それに涼しくなった為か身体の調子も良く、同じコースをこの前歩いた時と比べて1時間近くも早く宝塚に着いた。
mesner














未来の山ガール達との会話、面白かったです〜。
私も一昨年まではフツーの格好で山に登ってたのでその人達とその時の自分が重なります。
城巡りを始めてから山に登らなくてはいけない機会が増えて普通の靴からスニーカー→トレッキングシューズと徐々に変化して行き、そのうち山が好きになって今では立派な山ガール(ぱっと見限定
竹田城に行った時は行けるところまで車で登ってブーツで上まで行きましたし、金剛山はジーンズはいて登ってたのでその頃にmesnerさんにお会いしてたらご指摘受けたかもしれませんね〜
基本的に私はお節介は好きではないのですが、この時は面白そうな娘さん達で一寸おちょくりたくなったものですから。現にスニーカーは危ないですからね。
あとは徐々に必要に応じて、自分の感じでやって行けばいいですよ。
asamaru さんと会っていたら、おちょくったかも知れませんね。
六甲山脈は魅力的ですね。
こんにちは、mesnerさん。
六甲もそろそろお邪魔しないとな、と思っています。
2号線から見上げる六甲に『こっちを歩かないのか?』と言われた感じがしています。
まずは地図を購入…
私も最初は普段着で山に行きました。
山登りに何処まではまるか分からなかったので
順番に必要なものを買っていきました。
やはり靴が一番最初かもしれませんね。
体、命を守ってくれる大切な物ですもんね。
六甲山は931mしかありませんが、西の方の摩耶山(702m)まで約8km尾根続きで、その間に色々な沢山のルートがあって面白いですよ。100通り以上になると思います。
これでも冬の寒い時はアイゼンを着ける日が数日あります。積雪は多い時でも20cm位ですがね。
是非来て下さい。きっと気に入ると思います。
相変わらずお元気な様子 何よりです
「西宮から船坂に通じる車道があり」とありましたが
私の四十数年前の頼りない記憶では思い出せません
ご教示のほどよろしく
先日の桟敷ケ岳行きでも昔通った分岐路が思い出せなく休憩時に地図を広げてみるととうに通り過ぎていました
笹、樹木の様子が変わっていることもありますが、記憶もどんどん薄れていきますね
つかぬ事をお尋ねします
貴兄のヤマレコユーザ名 mesner はなんとお読みすればいいんですか (勝手にメスナーとお呼びしています
第二次世界大戦時ドイツのメッサーシュミット戦闘機を思い出したりしています ちょっと飛躍しすぎかも)
◆ 西宮から船坂への道路は地図にでています。何時出来たのかは記憶にありません。
◆ 祖父谷峠は、私も桟敷ヶ岳から最初に行った時分かりませんでした。それで、井戸から谷を詰めていきました。その頃は上の方では竹薮で、やっと峠に着きました。峠には大きな杉の木がその頃よりありましたが、周囲は笹薮でした。その後10年程前に行った時は笹は無かったですね。しかし一寸入り込まなければならず、分かり難いですね。
昔は祖父谷など木を切り出す時は木馬でしたね。今は林道が沢山できて、昔の谷と峠の北山独特の風情がなくなりました。これも仕方のないことですが。
◆ h,nameは好きなように呼んでください。ナチスとは関係ありませんが。
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