念願の鈴鹿のジャンダルムからクラシへ
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 880m
- 下り
- 870m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:30
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日はねずみ男と付き合い登山の予定がキャンセルされちゃいさてどこへ行こうかと決めぬまま朝を迎えましたが、12月らしい冷え込みで布団の中でグズグスしてたら時間が遅くなってしまった。早出できなかったので、まよねこさんに情報をもらっていたゴロ谷から御池岳の線もアウト、天候の良い南部鈴鹿で未踏ルートを取りあえず歩こうと時間が経つ中で焦り地図を眺め、ワサビ峠から上のクラシへの尾根に決定、ここには噂の鈴鹿のジャンダルムもあるらしいし、これはエエ所に着眼したと自画自賛で武平峠へ。車中のラジオからは高鷲インターから北はタイヤチェーンとか伊吹山で初積雪などと、やっと冬らしい放送内容であった。
時間短縮のために郡境尾根の取り付きからスタート。沢谷峠東への急登は、今日の所は寒風になじむためのウォーミングアップに良かって、10時10分に郡境尾根へ上がり武平峠からのルートへ合流。コクイ谷への沢中は、寒風は届かずに、差し込む日差しが柔らかく沢中だけは小春日和みたいでした。ただし、足下は相変わらず歩きづらく、安定しない足元をふらつかせながらロスないように目印を追って下がっていく。コクイ谷出合をやり過ごし先を急いでいく。
ようやくオゾ谷出合到着。直前に小沢があってひょっとしてこれか?と地形図を一応確認しすぐ先の沢がオゾ谷であるのを地形図で確認したのでO.Kでしたが、今まで何気なく渡ってた沢とは……地形図を見ておいて良かった。
出合からオゾ谷に入り2つ滝をやり過ごしたまでは巻きやら沢歩きで骨っぽかったですが、鉱山跡?の平地までくるとテープが出して歩きやすくなるので、沢ルート以外の別ルートからここまで来られるのかもしれないと感じましたが……。
有名な「クラシ80分」のある二股を右手に入り、その先すぐに水が切れる二股をテープを見てまた右手へ入ると、暫し急登でワサビ峠に12時25分に着し、軽く栄養補給する。ここワサビ峠は、まさに尾根の鞍の形状で落ち葉が埋め尽くした静かな所です。
急にクラシ方向から黒雲が覆ってきて冷えてき、上空を通る風音のボリュームは大きくなるばかりで、急いで先へ進まねばって気がせかされて、クラシへの急登を開始しします。尾根筋へ出ると今まで届かなかった西風激風のせいで、体温を下がり指先を痺れさせていく中、細い尾根筋を微妙に尾根下を巻いたりして緊張しつつ登っていきます。一番危ないと感じたのは、ジャンダルムと呼ばれる出っ張りより南手前の上谷尻谷側へ稜線直下を巻く所でしょうか。もちろん、ジャンダルム本体への登りもかなり危なく、わずかな岩の段差に足を掛けて細枝の丈夫さに命を託して腕力でギリギリ登る…みたい感じですから、下りは降りられないでしょう。
ジャンダルムを終えて、オゾ谷側が崩壊した一枚斜面を注意して登り切ると緊張する場面から解放されてダラダラとブナなんかが雰囲気の良い緩い尾根を、黄色いイブネの平野を見ながらタラタラと登り切りました。
クラシのピークを踏んだ後の行動をどうするかでしたが、はじめは雨乞まで行って郡境尾根で帰ろうかと壮大なロマンも描いていたのです・・・でも、現実は黒っぽい空模様のもとイブネを通過する西風激風にさらされると、とっても無理って感じになりましたのでした。一刻も早くイブネ台地から降りましょうと、イブネ特急尾根で小峠へ直降しました。帰路のコクイ谷の暗い雰囲気も郡境まで登れば雰囲気も軽くなるかと思ってましたが、郡境から眺められるハズの鎌の穂先はガスの中で隠されて辺りの空模様は暗いまま、こりゃ雪降るかな!って感じの12月2日でした。
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