山行記録: 六甲山 （有馬三山～五助山）

記録ID: 392197

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ハイキング

六甲・摩耶・有馬

六甲山　（有馬三山～五助山）　

2014年01月06日(月) [日帰り]

兵庫県

mesner

GPS: --:--
距離: 9.7km
登り: 809m
下り: 946m

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コースタイム

　神鉄有馬駅発　9：10、　妙見寺着　9：38、　灰形山　10：18、　湯槽谷山　11：03、　湯槽谷峠　11：16、　極楽茶屋跡　12：18、　フードテラス　12：36～13：08、　五助尾根下山口　13：11、　五助尾根転換点　13：55、　五助山　14：12、　左右分岐三叉路　14：22、　住吉川　14：46、　渦森橋バス停着　15：22

天候	晴れ
過去天気図（気象庁）	2014年01月の天気図
アクセス	利用交通機関：電車バスアクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	◆　有馬駅から温泉街を上って行き、阪急バス案内所の前を、行き止まりみたいな所を右に回ると「妙見寺参道」の石の標柱が建っている。そこから石段を登って行く。　頂上には小さな社がある。ここが落ち葉山だ。有馬の温泉街と三田方面が眼下に見える。　◆　次は灰形山。一旦下るのだが暫く細い岩尾根が続く。注意して通過する。今は以前になかったロープが張ってあった。コルを過ぎると灰形山の急坂が始まる。この登りがこのコースで最も急できつい登りだ。距離が短いから傾斜が急になる。　◆　三山の内最後の山が湯槽谷山だ。灰形山を下りコルから240mを登るが、距離が灰形山の時の2倍はあり、その分時間もかかるが傾斜も緩くなる。湯槽谷山は801mだから、極楽茶屋跡と70mしか違わない。　此処から100m下ると湯槽谷峠で、紅葉谷コースだと、まだ湯槽谷出合いで、有馬駅から30分で来る所だ。　◆　茶屋跡までは茶屋手前の120mの最後の登り迄割と緩やかな登りが続く。雪が出てきたが、登山道には全く無かった。　しかし、フードテラスまでには茶屋跡からもう一山越えねばならない。高度差は40m位だが、何時もの事だがピーク北側のコルは西風の通り道で、ここだけは雪が融けないで凍結する。私は登りだったので何とかアイゼンを履かずに登ったが、下りでアイゼンを持っていない人達は、何人もの人が転んでいた。　◆　今日は 1～8度の予報で、寒いと分かっていたので、昼食はフードテラスでうどんを食べる。　◆　五助尾根の下りは、フードテラスから極楽茶屋跡の方に引き返し、丁度稜雲台のアンテナの下の所に道標が建っている。熟練者向きで、迷い易いとある。初めての人は入らない方がいいかも。　笹藪の中に急に下って行く細い踏み跡が見える。最初V字に切れ込んだ、粘土のヌルヌルした道を滑らぬように下って行くと、坂が緩くなり笹も50cmくらいになり、少しは歩き易くなる。　◆　この尾根には岩場の難所が4ヶ所ある。前半に3つが連続してある。ロープがあり、木の幹や根を掴んで慎重に下る。登りよりも下りの方が難しい。　最初の岩場は右側を巻く道も有るが、途中下の方へ下りてる踏み跡もあるので、それを下らない事。あくまでも尾根を外さず下る事。　尾根の上には境界標（黒いプラスチックの四角い標柱で、先端が赤い）が下迄あり、良い目印になる。　◆　最後の難所は真ん中辺りにあり、2m位の岩場だが、ロープもありそんなに難しくはないが、岩場に馴染みの無い人はしんどいかも。　◆　難所はこれで終わりだが、急斜面が多い道には落ち葉が積もっていて、その下に何が有るか分からない。滑らない様に常に気を配っていなければならない。　それに道を間違い易い所がこれから後に2ヶ所ある。　最初の所は、一寸したピークを尾根の右（西）側を道が巻いて行くが、其処を左（東）に入る道があり、三叉路になっている。それを左に入ると直ぐ尾根の上に出て、大きなセメントの境界標がある。その先にも踏み後があるが、これはその内に無くなる。　正しい道は、さっきの分岐を右に行かねばならない。　◆　もう一つの間違い易い所は、その分岐から直ぐで、尾根は微かにコルになっていて真っ直ぐ行っているが、五助山へは尾根から離れ、左（東）側へ下り直ぐに南寄りに進んで行かネバならない。昔は何にも無かったが、今は赤ペンキの記しがあり、間違い難くなった。　地形図を良く見ると此処で尾根は二つに分かれていて、真っ直ぐ行く尾根は五助谷に急に落ち込んでいる。　五助山へ繋がる尾根は少し東に逸れて南に向かっているのが解かる。　◆　ここが登山地図に「転換点注意」とある地点だ。しかし、登山地図は間違っている。　五助山はこの地点から私の足でほんの4～5分の所だ。距離にして300m位だ。　稜雲台下の入り口から五助山まで約1500mとして、300mは1/5 しかない。しかるに登山地図の表示は800m位の位置にある。本当の転換点の位置は登山地図の五助山の北側（上） 1cm位の所でないといけない。5万分の1の地図ならともかく、2万5千分の1の登山地図にしては、大雑把過ぎる。　　◆　五助山には三角点がある。しかし山にしては全く山らしく無い所だ。ピークにもなっていない。　それに最近はその東側が崩壊が進んでいて、その内に崩壊が進んで三角点もろ共無くなってしまいそうだ。あまり東側には近ずかないほうが良い。住吉川からよく見える。　◆　五助山より下も坂が急で、ざらざら道で滑り易い。兎に角膝に来るような坂だ。　約10分で分岐点に来る。左（東）に下れば住吉川原に出る。住吉川右岸道登山口だ。五助ダムや打越峠に行くには渡渉して左岸道に出なくてはならない。今は大変渡渉し難くなっている。渡れない時は大平岩まで右岸道を遡行して渡らねばならない。　◆　従って、分岐点を右に真っ直ぐ進む。この道は以前のナイフリッジへ行くのだが、今は通れないので、その手前から左に下る道がある。すると直ぐ谷に出る。今頃は水は無い。踏み跡は無いがその谷を下って行くと、急に落ち込んでいてその先どうなっているのか分からない位落ち込んでいる。最後は滝になっているのだ。　今は水が無いので、慎重に下りて行く。2m位の落差だがロープもある。ただし下半分は水に濡れて汚いので、途中の岩の上に下りてストックを長くして飛び降りた。　そこは住吉が流れていて、渡渉すると五助ダムの上の川原だ。　◆　ここから渦森橋バス停まで、30分だ。　私は阪急なので、くるくるバスは利用できない。そのためバス停に下るのに310段ある階段を下らなければならない。五助尾根の急坂を下りてきてこの階段で足にきてしまった。明日は凝って痛くなる予感がする。

感想

mesner

　◆　今日の天気予報は晴れで、気温 1～8度だった。六甲のどのコースにしようかと思ったが、寒い時は一軒茶屋かフードテラスしかない。フードテラスに12時頃着くには紅葉谷では早すぎる。そこで裏六甲縦走にする。

　◆　このルートでは、何時も灰形山の登りが一番しんどい。コルから 140m位の登りだが、距離が短いので傾斜がきつくなるからだろう。これに対して湯槽谷山は 240m以上登るのに、灰形山よりも楽な感じだ。
　歳をとって来ると早くは登れない。

　◆　灰形山で先行者を1人追い越す事になった。私よりも遅い人は滅多にいない。歳も同じ位だろうか。挨拶をして話をしていたら、今日は何処までと言ふ話になり、昼からは五助尾根を下ると言った。
　すると自分は行った事が無い。行ってみたいと言ふ。私は初めてなら下りよりも先ず登ってか下るが良いと言った。
　どうも一緒に付いて来たいと言ふ感じだ。しかし途中で会って、私より遅い人を、初めから約束してならともかく、案内する事は出来ない。私は時間を計算してコースを決めているからだ。今日のコースもそうのんびり出来るコースではない。
　心苦しかったが、先を急いだ。

　◆　思えば昨年も初登りはこのルートだった。西風が強いとこの尾根はとても寒いが、今日は風が無く思ったより暖かかった。妙見寺からW・ブレーカー無しで一日歩けた。裏側だから雪ももっと有るかと思ってアイゼンも持っていったが、全く必要なかった。

　◆　フードテラスでは搔き揚げてんぷらうどんを食べたが、ここは一軒茶屋のうどんより高いけど遥かに美味い。それに館内のサービスが全く違う。ストーブも一軒茶屋は付いているかいないか分からないくらいしか暖くないが、ここは十分に暖かい。
　こう言ふ事が気になると言ふのは、矢張り歳のせいだろうか？　とも思う。

　◆　それにしても、五助尾根は面白い。殆ど気を抜いて歩くところが無いのが良い。何回通っても飽きない。そして登った事もあるが、下りが断然面白い。一寸笹藪がきついく、頭まである所もあるが、これがまた面白い。

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六甲山　（有馬三山～五助山）　

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hehe

mesnerさん、こんばんは
休みが終わった途端いい天気でしたね。
早速そんな日を狙っての山行、羨ましいです。
こんばんは、mesnerさん。

年末以降、雪

降りませんね。
六甲も京都も同じですね。
ちょっと心待ちにしているのですが…。

最近、やっと、六甲の地図を買いました。
mesnerさんの歩かれているルートとかチェックしています。
これはこれで結構楽しい

今年は六甲にも行ってみたいです。

2014/1/7 21:18

mesner

Re: mesnerさん、こんばんは
　hehe さん、今日は。

　コメント有難うございます。

　六甲の地図を買ったのですか？　私のルートをチェックして楽しい？
　
　私の行くルートは地図に載っていないルートがありますから、あまり一般的ではありませんよ。
　
　私のお勧めは・・・、
　１）阪急芦屋川～高座の滝～風吹岩～雨ヶ峠～七曲り道～山頂～有馬
　所要時間・・阪急芦屋川～山頂　３時間２０分、　山頂～有馬　１時間２５分　（登山地図による）。
　このルートの欠点は、気候の良い連休の時など物凄く人が多いことです。このルートは昔芦屋浜から有馬へ魚を運んだと言ふ「魚屋道（ととやみち）」です。山頂直下には美味しくはないですが昔からの茶屋（一軒茶屋）もあります。

　２）新神戸駅～市ヶ原～稲妻坂～天狗道～摩耶山（掬星台）～史跡公園山門～行者堂～青谷橋～阪急王子公園駅
　所要時間・・新神戸駅～摩耶山　２時間５０分、　摩耶山～王子公園駅　１時間５０分（登山地図による）。

　先ず、この２つのコースをお勧めします。
　

2014/1/8 12:01

hehe

Re[2]: mesnerさん、こんばんは
mesnerさんが歩かれたルートを、レコを読みながら想像したり、
ああ、ここの事なんだな…なんて地図見てると楽しいですよ

つまらないと思われましたか？
まあ、もともと山も街でも地図見るの好きなんです。

お勧めのルート、ありがとうございます。
実は六甲に行く時はお伺いしようと思っていたんです。
①の方は、ついでに有馬温泉も楽しみたいコースですね。
②の方が、まずは行きやすそうですね。
大いに参考にさせて頂きます。ありがとうございました。

2014/1/8 21:16

mesner

Re[3]: 有馬温泉金の湯・銀の湯
hehe さん、今日は。コメント有難うございます。

　地図を読むのが楽しい・・私も好きです。登山の条件ですもんね。
　ただ地図に無い所が時々あるもので・・・。
　私の書いたものと hehe さんが実際に行った時の感じを比較して貰うのも面白いですね。
　（ただ、①や② に付いては書いてないと思いますが・・・。）

　①の場合、山頂まで少し時間がかかりますから、お腹がすくかもしれません。その時は雨ヶ峠で昼食にしたらいいですよ。ベンチや東屋が有ります。

　有馬の温泉街に下りて来ると、阪急バス停の直ぐ上に公衆の「金の湯・銀の湯」があります。但し此処も人の多い時は、芋の子を洗うようになりますから注意して下さい。

2014/1/9 11:35