雲母峰 （雲母橋から雪の尾根をピストン）
三重県
whitewater
体力度について
- GPS
- 03:58
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 692m
- 下り
- 689m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
巡見街道（R306）青木交差点より西に約6km。 鎌谷川にかかる雲母橋手前の空き地に駐車。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
雪は、植林地の上からあり、P735付近で約20cm、山頂付近で20〜50cmあり。 出発が遅かったので、先行者のトレースがしっかりついており、ラッセル、ルーファイの必要なし。 ヤセ尾根部は、かなりの強風があり、風の息に合わせて耐風姿勢を取ることもしばしば。 �曲�山頂は風が強く、風下にて休憩したが、風が巻いており、長居できない。 本峰までの尾根は、風が比較的弱く、積雪も多く、快適な登行。 本峰山頂は、見晴らしは良くないが、風が弱く、雪の広場風で、ここで休憩もありかも。 |
写真
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優しい山容の雲母峰が出迎えてくれる。山頂の白い斑点がかわいい。
�曲�からは本峰の肩越しに、御在所の白いドームが見える。
ここから飛んでしまいそうになる自分を押さえるのに必死だった。
�曲�からは、鎌、御在所を従えた雨乞の土俵入りが見えた。雲母本峰は行司役だ。
感想
日曜日は、風が強かった。
雲母峰にして正解だった。
風は強かったが、充分な雪と青空と陽差しがあった。
この日は、大雪を降らせた低気圧が過ぎ去った直後なので、強い冬型が予想された。
こんな時は、県境稜線から外れた三重県の山がいい。
今回も、冬型の時の雲母頼みとなった。
麓の水沢に着くと、頭に白い斑点を付けた雲母峰が正面に見えた。
樹木のせいか、雪はあまり多いようには見えなかった。
隣の入道も、ちょっと白さが足りない。
麓には、全く雪が無い。
雲母峰にしたのはいいが、ちょっと心配になってきた。
雲母橋に着くと、予想以上に車が駐まっていた。
みんな早いなあと感心すると共に、考える事は同じだなあと思った。
雪は、植林地を抜ける頃から増えてきた。
早くも下ってくる人がいたので、上の雪の状態を聞く。
腰まであると言う。
ほんとかなと思いつつも、顔が自然とニヤけてくるのが自分でもわかった。
尾根筋に上がると強い風が吹いていた。
県境稜線を越えて宮妻峡を渡ってくる風だ。
ヤセ尾根付近が特に強かった。
風が唸ってる。
風の息に合わせながら、慎重に進む。
これは雲母でも油断できないなと思った。
アセビの広い尾根は、フカフカの雪だった。
普段は滑りやすい泥濘の急坂も、雪の絨毯の登りは快適だ。
尾根を登り切り、平坦になると、程なくして�曲�に着いた。
切り開かれた山頂は風の通り道で、風が唸りを上げている。
写真を撮ったら、すぐ風下の斜面の樹間に潜り込み休憩だ。
暖かい物を摂取したら、空身で本峰を往復してこよう。
本峰往復は快適だった。
空身の気安さもあり、青空の下、ちょっとしたスノーハイクだった。
風も穏やかで、雪の量も膝下くらいで、雪質もよく、気持ちよく歩けた。
�曲�に戻り、帰り際に、鎌、雨乞、御在所を見納める。
その後、踏み跡だらけになった雪の尾根を、ゆっくり下った。
登山口のある林道に降り立つと、ちょっと遠回りしてみたくなった。
雲母橋までの短い距離だったが、アスファルトの林道を重力に任せながら下った。
雪の量に満足したのと、まだ歩き足りないような余裕が、そうさせたのかも知れない。
この日の雲母峰は、888mという標高と「きららみね」という名前に、決して負けてはいなかった。
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