記録ID: 409366
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積雪期ピークハント／縦走
支笏・洞爺
【白老町森野からオロオロ山（1260m峰）】
2014年02月22日(土) [日帰り]
北海道
outdoorsmant
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 07:34
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 1,226m
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登山口（ホロケナシ駐車場）7：45→11：58 オロオロ山(1260峰） 12：12 →15：10登山口 行動時間7時間25分
| 天候 | 晴れのち雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
オロオロ山直下は短いけどかなり急でクラスト状態によってはアイゼン・ピッケルがないと無理。それ以外は特に危険箇所はない。 |
写真
道中の道道86号から望む今日のターゲットのオロオロ山(1260峰）左奥の白くやや丸い姿。中央少し雲がかかっているのはホロホロ山。
2/22 7:35
道中の道道86号から望む今日のターゲットのオロオロ山(1260峰）左奥の白くやや丸い姿。中央少し雲がかかっているのはホロホロ山。
まずは除雪された道道86号(四季彩街道）を5，600m進み、森野橋のたもとで左手に入林。
スノーシューを装着しましたが、ツボ足でも十分なトレースが続いています。
渓流沿いのトレースを快調に歩いていると尾根の取りつきを4〜500mも通り過ぎていることに気づきました。沢の両側は急でこの先を進んでも取りつける確証がないので仕方なく戻ることにしました。
2/22 8:12
渓流沿いのトレースを快調に歩いていると尾根の取りつきを4〜500mも通り過ぎていることに気づきました。沢の両側は急でこの先を進んでも取りつける確証がないので仕方なく戻ることにしました。
10分以上のロスとなりましたが無事トレースの残る尾根へ取りつきました。
標高差100mほどの急斜面をクリアーすると平坦となり右前方に瓦斯山の姿が見えてきました。
しばらくは瓦斯山の南側の裾野を造林道をつなぎながら進むと地図にない広めの林道に合流します。
ここも標高差100mほどの急斜面。振り返ると瓦斯山とその向こうに樽前山が望まれます。
尾根に上がったところで小休止。ここからホロホロ湿原まで長く緩やかな尾根道が続きます。雪の少ない地域で笹のブッシュが埋まり切っていませんが許容の範囲内です。
2/22 9:27
尾根に上がったところで小休止。ここからホロホロ湿原まで長く緩やかな尾根道が続きます。雪の少ない地域で笹のブッシュが埋まり切っていませんが許容の範囲内です。
基本的に広い尾根ですが、2か所ほど細くなる箇所があり、この661pは右を巻いていきました。
木々の隙間から三角点1061m（東徳心）とその奥に目指す白い稜線が望まれてきました。まだかなりありますね。
標高800m付近で疎林となってきてました。スキーで下るのは気持ち良さそう。来し方向には不風死岳と樽前岳。
3時間弱でホロホロ湿原に辿り着きました。湿原の向こうにはオロフレ山が鎮座する。この風景を見れただけでも満足ですが今日の目的地はまだ先です。
1
2/22 10:39
3時間弱でホロホロ湿原に辿り着きました。湿原の向こうにはオロフレ山が鎮座する。この風景を見れただけでも満足ですが今日の目的地はまだ先です。
オロオロ山をズーム。ルートとなる左側の斜面はかなり急そうです。クラスト度如何では撤退もありですが、とりあえず行けるところまで行ってみましょう。
1
2/22 10:40
オロオロ山をズーム。ルートとなる左側の斜面はかなり急そうです。クラスト度如何では撤退もありですが、とりあえず行けるところまで行ってみましょう。
1061m（東徳心）からの尾根に合流すると、オロオロ山がだいぶ近づいてきました。
特に危険箇所もなくホロホロ山〜オロフレ山の主稜線に合流し、その向こうにすくっと切り立つ徳舜瞥山の姿。
直下の急斜面までやってきました。クラストの具合を確認しながら一歩一歩慎重に進みます。
一番急な箇所では四つん這いで手を雪面に差し込み3点支持で確保。万が一滑落しても大事に至ることはなさそうですがハードな動きと緊張感で心臓が高鳴ります。
2
2/22 11:53
一番急な箇所では四つん這いで手を雪面に差し込み3点支持で確保。万が一滑落しても大事に至ることはなさそうですがハードな動きと緊張感で心臓が高鳴ります。
無事急斜面をクリアーしオロオロ山（1260峰）山頂へ。約11．5kmは今シーズンの最長の頂到達です。山頂標の類は発見できませんでしたが一番高いと思われる箇所で記念撮影。
2
2/22 12:12
無事急斜面をクリアーしオロオロ山（1260峰）山頂へ。約11．5kmは今シーズンの最長の頂到達です。山頂標の類は発見できませんでしたが一番高いと思われる箇所で記念撮影。
ホロホロ山をズーム。山頂少し手前に2，3人の登山者らしい姿(黒点）が見えています。
ホロホロ山まで足を延ばそうかとも思いましたが、雲ってきて天気は下り坂。登りとは別なルートで帰路につきます。
下山ルートも一部急斜面がありましたが、樹林があるため気持ちは楽。間もなく斜面も緩くなってきて一安心。
1061m（東徳心）の反対側の姿は急峻で上部から�喫源�に雪崩れた跡が不気味です。
再び林道を離れますがまた合流。ちょうどホロホロ山の登山口付近でした。
あとは国道までの約4kmの林道歩き。ラッセルはスネ下位ですが、雪が重く結構応えます。
撮影機器：
感想
過去に登った山への再訪が続いており久しぶりに未知の山域に行ってみたいと考えていた矢先。ヤマレコの記事をヒントに白老町森野から夏道の無いホロホロ3山の一つ、通称オロオロ山（1260m峰）が浮上し、実行と相成りました。
山頂までは約11〜12kmと長いもののラッセルは少ないと予想され、問題は直下の急斜面が懸念材料。まあクラスト状況によっては撤退覚悟で歩みを進めます。歩き出しでルートを間違い10分程度のロスがありましたが、その後は頻繁にルート確認しながら特に危険箇所もなく、順調に歩みを進めることが出来ました。
問題の直下の急斜面ですが、短いもののクラストしていればピッケル、アイゼンが無ければ困難ですが、当日は氷化しているほどではなく、雪面に手を差し込み3点支持でクリアーできました。ただ久しぶりに緊張感を味わいました。
山頂からは隣のホロホロ山、徳瞬瞥山やオロフレ山の眺望がすばらしく、残念ながら天気が下り気味で遠望は利きませんでしたが、初めての山からの眺望が楽しめました。帰路は別ルートで林道、道道を経由した三角縦走で別な風景を楽しみながら下山。歩行距離21．7KMは今シーズン最長でなかなか歩き答えがありましたが、満足感に浸り楽しい山行となりました。
この山域はホロホロ湿原まででも楽しめそうですし、三角点の1061M（東徳心）や帰路に見えていた989M（不伊礼志）も十分登山対象になりそうです。次回機会があればはホロホロ山まで足を延ばしてみたいものです。
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