摩耶山 (学校林道〜掬星台〜杣谷)

- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 758m
- 下り
- 750m
コースタイム
| 天候 | 曇り一時小雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
感想
◆ 先週の土・日は台風11号が近畿を襲い、相当な雨が降った。それ以後も天気が安定せず、秋雨前線が日本列島に停滞して、梅雨空の様な天気が続いている。
今日も小雨があるらしい。先週も台風に影響で山へ行けなかったので、今日は少々の雨は覚悟して出かける。
◆ 比良山も相当に道が荒れているだろう。其処を見に行く元気はないので、六甲山にする。
六甲山も谷筋は荒れていると思い、尾根道を選び、雷声寺から学校林道を登ることにして、下りは長峰山経由で下りて来る積りで出かける。
◆ 朝から薄く曇っているが、空は明るい。しかし、湿度が物凄く高い。
雷声寺に 9:27 に着いて、ストックを出したりして、9:40 に出発したが、(今度の新しい記録の入力方法は大変入力し難い。しかも、雷声寺の時間は入力できなかった)暑くて凄い汗だ。
此処から、旧摩耶道の山道になる。小さな尾根の上に出るまで急坂だ。
山道に出る所には立派な網のフェンスが作られていた。猪が入り込むのだろう。
◆ 学校林道の分岐点は、東山から天狗道に伸びた尾根に出た所だ。旧摩耶道はこの尾根を横切り、東に真っ直ぐ下りて行き、行者堂で青山道と一緒になる。
学校林道はこの尾根を北に登って行く。この道がいいのは人が少ない事だ。従って六甲山の中でも、道が狭く山道らしいところが良い。
しかも、市原方面から登って来ると、天狗道出合いまでの稲妻坂の面白くない急坂を登る必要があるが、学校林道はその上に出るから、嫌な所を通らないで済む。
それでも、結構な坂でしんどいのには変わりは無い。兎に角暑くて、じめじめした感じで、風も生暖かい。ペースが上がらない。先々週の武奈ヶ岳よりしんどくなって来た。
天狗道に出ると、さすがに人も多い。
◆ 天狗道出合から山頂まで大きなピークが二つある。此処から一旦下り、地蔵谷入り口は手前のピークを越え、下った所だ。
地蔵谷の下り口から山頂までは、今までの疲れもあり、これがほんの 700m の山かと、何時も不思議に思う位辛い坂だ。
途中、数人の若者が気分が悪いのではないかと思えるような様子で、岩やベンチで休んでいるのを何回か見かけた。この厚さでバテたのだろう。
◆ ほんとにしんどかった。私もバテ気味で、やっと掬星台に着いた。涼しい時は普通 40 分くらいで着くのに、今日は何と 66 分も掛った。
こんな事は初めてだ。こんな調子で帰りは長峰山に行けるだろうか。
◆ 弁当を食べようとしたら、口に力が入らない。顎の蝶番が疲れきって、こめかみが痛く早く噛めない。こんな事は初めてだ。余程最後の坂がきつくて歯を食いしばって登って来たのだろうか。
食事の時間も長くなった。
◆ 食後歩き出しても足がだるくて、オテルド摩耶に向うあの緩やかな坂で足が上がらない。これでは長峰山コースは無理か・・と思いながら杣谷峠に着いた。するとパラパラと小雨が降りだした。
◆ 雨の中の杣谷コースは、尾根コースより道が台風による崖崩れや倒木で通り難い上に、滑って岩場と渡渉が大変だろうと思って、これではしんどくても 長峰山経由で下るしかないと思って登り始めた。
木段を登り始めたら、左脚の膝の上、裏側右目の筋肉が痙攣した。時々あるが六甲山では初めてだ。すぐに芍薬甘草湯を飲む。いつもならこれだけでスーッと直るのだが、今日は少しは和らいだが完全には直らない。仕方なく塩をなめ、エアーサロンパスを振り掛ける。これで完全に直った。
◆ これではとても長峰山は無理だ。例え崖崩れがあっても杣谷を下るしかないと覚悟を決める。
摩耶山が 700m あり、杣谷峠が 610m 、長峰山は 690m ある。杣谷峠から長峰山まで、その間に大きなピークが2つあり大きく2回アップ&ダウンを繰り替えすので、実際の標高差はこの2倍以上である。
◆ そう決めて杣谷を下り始めたら、5分も経たない内に今度は右脚の裏内側が痙攣する。これには仰天した。今日は無事に下山できるのか心配になって来た。さっき芍薬甘草湯を飲んだばかりで、塩も嘗めたばかりだ。サロンパスを吹きかけてマッサージをする。間もなく直り、今までより調子は良くなった。筋肉痛は必ず治るので心配は要らないが、六甲山で、しかもたった 700m の摩耶山で、両足が攣るなんて始めての経験だ。思えば今日の汗は凄かったが、体力が無くなって来た証拠だろう。情けない。
◆ 谷道の下りは、最初が急で次第に緩やかになるが、思った通りすぐに崖が崩れている。大きな木も一緒だ。しかし何とか潜って通ることができ、ほっとする。この後大きな崖崩れは無かった。
しかし、普段より 2〜3倍 はある水量で、普段は乾いた岩の上を歩けた所が、其処には 10cm 以上の水流があり簡単には渡れない。雨は止んだが岩が濡れて跳んで渡るのも恐い所ばかりだった。ストックがなかったら恐らく靴が濡れていただろう。
◆ 技術的には長峰山の尾根コースより杣谷道のほうが難しい。特に今日は何時もの渡渉箇所が台風で岩が流され、何処を渡ったらよいか頭を使った。
色々あったが、下りてみるとそれなりに面白かった。
mesner

















mesnerさん、こんばんは。
高温多湿の中、登山お疲れ様でした。
私は気温が高くても湿度が低ければそう苦にもなりませんが湿度が高いと気力まで絞り出されるようで前回の高尾山で散々な目にあいました。
予想以上の汗で水分不足となり攣ったんではないですか?
そんな中、下りてきて面白かったという感想。
まだまだ大丈夫そうですね。情けなくありませんよ!
matsujii さん、今日は。 コメント有難うございます。
今日もそうですが、この日はもほんとに高温・多湿で参りました。
弁当を確り、早く噛めなかったのは、一体如何したんだろうと思いました。こんな事は初めてです。
それに、両方の脚が痙攣する事も初めてでした。
下りてくれば、嘘のように何ともありませんから、これも不思議です。
これからは、こんな今までに無い、初めての事が多くなるのかなぁーと思います。
励ましのコメント有難うございます。
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