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Yamareco

記録ID: 522166
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ハイキング
比良山系

白滝山

2014年10月01日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.1km
登り
818m
下り
808m

コースタイム

 坊村地主神社発 8:54、 9:26−伊藤新道入口ー9:31、 10:21−ワサビ大滝ー10:28、 10:50−最後の渡渉点ー11:00、 11:48−山頂ー11:51、 12:01−音羽池ー12:03、 12:14−夫婦滝ー12:58、 13:23−白髪淵ー13:29、 13:50−渡渉点1ー14:03、 14:13−渡渉点2ー14:29、 14:38−牛コバー14:43、 地主神社着 15:31
天候 曇時々晴
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
 ◆ このコースは地図にものっていて、普通のコースのようですが、全体がバリルートのようなコースだ。
 今まで落石で怪我をしたヤマレコの記事を2回見た事がある。余り大勢で行く所ではないと思う。

 ◆ 特にワサビ大滝を高巻くとき、ざらざらした急斜面を登るが、安定した足場がなく滑って石を落とすことになる。後ろから登る人はヘルメットがあった方がいいと思う。
 そして、空沢を渡って滝の上に出るのだが、其の沢が雨の度に深くなって、其の内に橋を架けなければ渡れなくなるのではと思われる。随分深く危なくなった。

 ◆ 大滝の上に出て渡渉すると、直ぐ西側の小滝の沢がある。その後道は西に進み、東に折り返して、再び小滝の沢を渡るが、ここが雨の度に深くなり、渡るのが難しくなった。

 ◆ この時、道は杉林の中の急斜面をトラバース気味に西に進み、折り返して、東向きになるが、この杉林の斜面は杉の枯れ枝が一杯落ちていて、落石があっても音がしない。だから大変危険だ。

 ◆ 最後にワサビ本谷の沢を越えると、白滝山に連なる尾根に取り付く。。45度はあろうかと思われる斜面をジグザグに登って行く。道幅が狭く、歩き難い上に急な坂だ。

 ◆ やがて、杉林が終わると自然林になり、頂上も近い。
 山頂は狭く木に囲まれて展望は全く無い。
 ここから音羽池への道は、途中真南に打見山と蓬莱山が同じ高さによく見える所がある。

 ◆ 音羽池はすぐだ。それ程大きな池ではないが、この尾根の上にある他の池が、半分埋まりかけているのに比べて、綺麗な水を一杯たたえてとても美しい。すぐ深くなっていて、水草など一切無い。鏡の様に光っている。
 モリアオガエルが卵を産む頃は、池の上の木の枝に白い卵を一杯産み付けているのが見られる。今年は見損なったが、比良山の中でもここが一番美しい。

 ◆ ここから先へ、南東に進むと、長池へ出て汁谷まで「関電道」がある。
 今日は左(東)へ、夫婦滝へ下る。道は沢沿いだが、沢は荒れていて、今までの道はズタズタになっている。半分くらいは良く分からなかった。其の上今は葉っぱの大きい草が腰上まであり、判り辛った。でも心配は要らない。沢に沿って下って行けばよいからだ。

 ◆ 夫婦滝のお堂で昼食にする。風が当たらず暖かい。汗が出てるので風があると、じっとしてると寒くなる。
 ここから、白滝谷に沿って坊村まで下りだ。しかし、道は深い沢の急な斜面に付いていて、狭く、鎖、ロープ、丸木の梯子の連続だ。
 
 ◆ しかも、最後のほうにあった大きな橋が二つ共流されてしまって、渡渉箇所を探さなければならない。以前と違って砂地や小さな石が全く無くなってしまって。大きな岩だけが水を遮っている。流れが速く、深い。落ちたら完全に靴が濡れる。

 ◆ しかし、渡渉地点はピンクのリボンが一杯有り、此処を渡るのだと言ふ事は分かるが、どの石を伝って渡るかまでは分からない。
 まず上のほうの渡渉地点では、石を調べてやっと渡れそうな石を見つけたが、川床に下りれない。深く抉れて下りれない。下りれそうな所は大きな岩が川のほうに傾いていて、とても立てそうな傾斜ではない。
 しかし、足元を見たら木の根があった。木の根に掴まってぶら下がって下りる事ができた。此処は右岸から左岸に渡る。

 ◆ 次の渡渉点は、上の橋の下流にあった橋の跡で、此処も両岸にリボンがあって、場所は分かるが、ここもどの岩を伝うかまでは分からない。此処のリボンは50m位の幅があったが、上流から探しながら降りてきたら、これ以上下流ではとても無理だと言ふ地点まで来てしまった。
 ここでもまだ橋が在った所より少し上流だった。やっと見つけて、ストックを突いてやっと渡れた。ほっとする。
 これでは、雨の後はとても靴を濡らさず渡る事は無理だろう。今日は水が少なくて助かった。

 ◆ ここで右岸に渡ると牛コバはすぐだ。此処まで来ると安心する。
 林道に出ると立派な水場がある。大きな木の根の下からこんこんと水が出ている。美味しい水だ。
 ここを通ると、何時も甲武信岳の信濃川の水源地を思い出す。
 後は林道を坊村までテクテク歩くだけだが、長いのでこれがしんどい。何時もうんざりする。
 無事に下りてこれて良かった。

 

感想

 ◆ 今回は moto さんが都合が悪く1人だ。白滝山から、時間があれば長池〜森山岳を往復する積りで出かける。

 ◆ 平日なので地主神社前が空いている。白滝山へは、武奈ヶ岳と違って、赤い橋を渡らず、林道を東に向う。直ぐに車両が入れないように鎖が張ってある。其の横をすり抜けて進む。
 暫く上りが続くが、明王谷の崖の上に上がってしまうと、牛コバまでは殆どフラットの道になる。

 ◆ 坊村から約30分で伊藤新道の入り口に着く。白滝山への近道だ。この道は今から40年位前に出来た。恐らく明王谷林道ができたので、同じ頃に出来たと思う。
 最初は蓬莱山から下りてきて、夫婦滝から音羽池経由で白滝山に行って、下りに通ったが、余りの急坂にビックリしたものだ。

 ◆ 伊藤新道はワサビ大滝より流れてくる、ワサビ谷に沿って左岸を登って行く。大きな岩がゴロゴロしていて歩き難い。途中、谷に入り倒木や崖崩れを避けて、右岸へ移る。間もなく滝が見えてくる。左側にワサビ大滝、右側にワサビ小滝がちょろちょろと流れている。

 ◆ この滝の左を高巻きするのだが、ここが上述したように、ザレ場の急坂で、先行者がいる時は落石に注意が要る。ここで怪我をした人がいると聞いた事がある。ここは、下る時も神経を使う所だ。

 ◆ 音羽池に着いて、森山岳を如何しようかと思ったが、このままだと、行った場合の駐車場に着く時間が5時前になりそうで、白滝谷の橋も無いとなれば、時間を喰うだろう。空模様もどんよりしてきたし、取りやめにして夫婦滝に下る事にする。
 このコースだと、私にできる時季をも少し日の長い時にした方が良さそうだ。

 ◆ 橋が流れてしまってるような状態なので、ワサビ谷も白滝谷道も、もっと荒れているだろうと思って、覚悟をしていたが、どちらもかなり修復されていて、有難い事に、思っていたよりはるかに歩き易かった。丸木の梯子など、殆どやり直されて、安心して渡れた。

 ◆ そして、やはり渡渉するのに、日暮れが早いこれからは、遅くなると岩の状態や水深を確かめる事が難しくなると思われる。曇った日は尚更だ。
 森山岳に行かなかった事を納得する為に、色々理由付けしながら長い林道を歩く。
 何だか、私には、これ位が丁度良かったのかも知れない。
   

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コメント

白滝山
mesnerさん、こんにちは。
白滝山ごくろうさんでした。ワサビ大滝から白滝山までの登りは、おっしゃるように急傾斜で距離も長く、私も登る度に後悔しています。
帰りの夫婦滝から牛コバまでの白滝谷道は、谷を高巻きしたり下ったりのこれまた長距離で歩き難い道です。それに橋が流されていれば、余計に時間がかかりますね。。牛コバから坊村までがまた長い。。
そんなことから、長池から森山岳へ行かれなかったのは、日暮れが早くなったこの時期には大正解でしたね。。
mesnerさん、近々、森山岳周回の近距離道へご案内します。。
2014/10/3 13:56
Re: 白滝山
 moto さん、今日は。

  前日は野暮用で何かしら忙しく、寝るのも遅くなりました。
  あと15分でも早く山頂についていたら、思い切って行こうと言ふ気になっ たと思いますが、矢張り止めといて良かったかも知れません。

  道は、思ったよりワサビ谷は、うんと歩き易かったですね。倒木もちゃんと 切ってあったし、昨年行った時より修復されていました。

  それに、白滝谷の道も、梯子なんか修復されていて、思ったよりも良かった ですよ。
  ただ、2箇所の橋の跡の渡渉は、探し回る分時間がかかります。

  昨日は3人、夫婦滝のあたりで、会っただけで、白滝山では1人も会いません でした。

  これから、涼しくなると、歩くのも少しは楽になりますから、森山岳の近道 を教えて下さい。 
2014/10/3 15:00
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