白滝山

- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 818m
- 下り
- 808m
コースタイム
| 天候 | 曇時々晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ このコースは地図にものっていて、普通のコースのようですが、全体がバリルートのようなコースだ。 今まで落石で怪我をしたヤマレコの記事を2回見た事がある。余り大勢で行く所ではないと思う。 ◆ 特にワサビ大滝を高巻くとき、ざらざらした急斜面を登るが、安定した足場がなく滑って石を落とすことになる。後ろから登る人はヘルメットがあった方がいいと思う。 そして、空沢を渡って滝の上に出るのだが、其の沢が雨の度に深くなって、其の内に橋を架けなければ渡れなくなるのではと思われる。随分深く危なくなった。 ◆ 大滝の上に出て渡渉すると、直ぐ西側の小滝の沢がある。その後道は西に進み、東に折り返して、再び小滝の沢を渡るが、ここが雨の度に深くなり、渡るのが難しくなった。 ◆ この時、道は杉林の中の急斜面をトラバース気味に西に進み、折り返して、東向きになるが、この杉林の斜面は杉の枯れ枝が一杯落ちていて、落石があっても音がしない。だから大変危険だ。 ◆ 最後にワサビ本谷の沢を越えると、白滝山に連なる尾根に取り付く。。45度はあろうかと思われる斜面をジグザグに登って行く。道幅が狭く、歩き難い上に急な坂だ。 ◆ やがて、杉林が終わると自然林になり、頂上も近い。 山頂は狭く木に囲まれて展望は全く無い。 ここから音羽池への道は、途中真南に打見山と蓬莱山が同じ高さによく見える所がある。 ◆ 音羽池はすぐだ。それ程大きな池ではないが、この尾根の上にある他の池が、半分埋まりかけているのに比べて、綺麗な水を一杯たたえてとても美しい。すぐ深くなっていて、水草など一切無い。鏡の様に光っている。 モリアオガエルが卵を産む頃は、池の上の木の枝に白い卵を一杯産み付けているのが見られる。今年は見損なったが、比良山の中でもここが一番美しい。 ◆ ここから先へ、南東に進むと、長池へ出て汁谷まで「関電道」がある。 今日は左(東)へ、夫婦滝へ下る。道は沢沿いだが、沢は荒れていて、今までの道はズタズタになっている。半分くらいは良く分からなかった。其の上今は葉っぱの大きい草が腰上まであり、判り辛った。でも心配は要らない。沢に沿って下って行けばよいからだ。 ◆ 夫婦滝のお堂で昼食にする。風が当たらず暖かい。汗が出てるので風があると、じっとしてると寒くなる。 ここから、白滝谷に沿って坊村まで下りだ。しかし、道は深い沢の急な斜面に付いていて、狭く、鎖、ロープ、丸木の梯子の連続だ。 ◆ しかも、最後のほうにあった大きな橋が二つ共流されてしまって、渡渉箇所を探さなければならない。以前と違って砂地や小さな石が全く無くなってしまって。大きな岩だけが水を遮っている。流れが速く、深い。落ちたら完全に靴が濡れる。 ◆ しかし、渡渉地点はピンクのリボンが一杯有り、此処を渡るのだと言ふ事は分かるが、どの石を伝って渡るかまでは分からない。 まず上のほうの渡渉地点では、石を調べてやっと渡れそうな石を見つけたが、川床に下りれない。深く抉れて下りれない。下りれそうな所は大きな岩が川のほうに傾いていて、とても立てそうな傾斜ではない。 しかし、足元を見たら木の根があった。木の根に掴まってぶら下がって下りる事ができた。此処は右岸から左岸に渡る。 ◆ 次の渡渉点は、上の橋の下流にあった橋の跡で、此処も両岸にリボンがあって、場所は分かるが、ここもどの岩を伝うかまでは分からない。此処のリボンは50m位の幅があったが、上流から探しながら降りてきたら、これ以上下流ではとても無理だと言ふ地点まで来てしまった。 ここでもまだ橋が在った所より少し上流だった。やっと見つけて、ストックを突いてやっと渡れた。ほっとする。 これでは、雨の後はとても靴を濡らさず渡る事は無理だろう。今日は水が少なくて助かった。 ◆ ここで右岸に渡ると牛コバはすぐだ。此処まで来ると安心する。 林道に出ると立派な水場がある。大きな木の根の下からこんこんと水が出ている。美味しい水だ。 ここを通ると、何時も甲武信岳の信濃川の水源地を思い出す。 後は林道を坊村までテクテク歩くだけだが、長いのでこれがしんどい。何時もうんざりする。 無事に下りてこれて良かった。 |
感想
◆ 今回は moto さんが都合が悪く1人だ。白滝山から、時間があれば長池〜森山岳を往復する積りで出かける。
◆ 平日なので地主神社前が空いている。白滝山へは、武奈ヶ岳と違って、赤い橋を渡らず、林道を東に向う。直ぐに車両が入れないように鎖が張ってある。其の横をすり抜けて進む。
暫く上りが続くが、明王谷の崖の上に上がってしまうと、牛コバまでは殆どフラットの道になる。
◆ 坊村から約30分で伊藤新道の入り口に着く。白滝山への近道だ。この道は今から40年位前に出来た。恐らく明王谷林道ができたので、同じ頃に出来たと思う。
最初は蓬莱山から下りてきて、夫婦滝から音羽池経由で白滝山に行って、下りに通ったが、余りの急坂にビックリしたものだ。
◆ 伊藤新道はワサビ大滝より流れてくる、ワサビ谷に沿って左岸を登って行く。大きな岩がゴロゴロしていて歩き難い。途中、谷に入り倒木や崖崩れを避けて、右岸へ移る。間もなく滝が見えてくる。左側にワサビ大滝、右側にワサビ小滝がちょろちょろと流れている。
◆ この滝の左を高巻きするのだが、ここが上述したように、ザレ場の急坂で、先行者がいる時は落石に注意が要る。ここで怪我をした人がいると聞いた事がある。ここは、下る時も神経を使う所だ。
◆ 音羽池に着いて、森山岳を如何しようかと思ったが、このままだと、行った場合の駐車場に着く時間が5時前になりそうで、白滝谷の橋も無いとなれば、時間を喰うだろう。空模様もどんよりしてきたし、取りやめにして夫婦滝に下る事にする。
このコースだと、私にできる時季をも少し日の長い時にした方が良さそうだ。
◆ 橋が流れてしまってるような状態なので、ワサビ谷も白滝谷道も、もっと荒れているだろうと思って、覚悟をしていたが、どちらもかなり修復されていて、有難い事に、思っていたよりはるかに歩き易かった。丸木の梯子など、殆どやり直されて、安心して渡れた。
◆ そして、やはり渡渉するのに、日暮れが早いこれからは、遅くなると岩の状態や水深を確かめる事が難しくなると思われる。曇った日は尚更だ。
森山岳に行かなかった事を納得する為に、色々理由付けしながら長い林道を歩く。
何だか、私には、これ位が丁度良かったのかも知れない。
コメント
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mesner










mesnerさん、こんにちは。
白滝山ごくろうさんでした。ワサビ大滝から白滝山までの登りは、おっしゃるように急傾斜で距離も長く、私も登る度に後悔しています。
帰りの夫婦滝から牛コバまでの白滝谷道は、谷を高巻きしたり下ったりのこれまた長距離で歩き難い道です。それに橋が流されていれば、余計に時間がかかりますね。。牛コバから坊村までがまた長い。。
そんなことから、長池から森山岳へ行かれなかったのは、日暮れが早くなったこの時期には大正解でしたね。。
mesnerさん、近々、森山岳周回の近距離道へご案内します。。
moto さん、今日は。
前日は野暮用で何かしら忙しく、寝るのも遅くなりました。
あと15分でも早く山頂についていたら、思い切って行こうと言ふ気になっ たと思いますが、矢張り止めといて良かったかも知れません。
道は、思ったよりワサビ谷は、うんと歩き易かったですね。倒木もちゃんと 切ってあったし、昨年行った時より修復されていました。
それに、白滝谷の道も、梯子なんか修復されていて、思ったよりも良かった ですよ。
ただ、2箇所の橋の跡の渡渉は、探し回る分時間がかかります。
昨日は3人、夫婦滝のあたりで、会っただけで、白滝山では1人も会いません でした。
これから、涼しくなると、歩くのも少しは楽になりますから、森山岳の近道 を教えて下さい。
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