白馬岳主稜
富山県
長野県
kydamt
その他1人 
体力度について
- GPS
- 15:28
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,416m
- 下り
- 2,132m
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| 天候 | ともに晴れときどきくもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年04月の天気図 |
| アクセス |
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感想
先週、鹿島槍ヶ岳東尾根を計画していたが雨で流れてしまい、今回も前後が雨予報だったので、祈りながら1週間前から天気をチェック。
悪天がずれ込むことなく、風は強いが悪くない天気だったので今回は決行💨
【1日目】
9時半におびなたの湯（冬季休業）に到着。
猿倉まで約5km、1時間強の林道歩き。
猿倉から白馬尻までも1時間。ここも沢沿いの緩やかな道をひたすら歩く。
白馬尻につくと、大雪渓と主稜が現れる。
ここでアイゼンはいて、8峰にとりつく。雪は安定し雪崩リスクも低いとみたので、白馬沢側から直登で行くことに。
8峰まではずっと急登。
安定してみえた雪も、1900mくらいまで来るとぐずぐずで崩れやすいとこが多々。トレースもなく、もなか雪で歩き辛く体力消耗されてスピード出ず。全然8峰につかない、、、
17時頃になりさすがにそろそろ適当な幕営地を、と思うがなかなか見つからず、結局日没18時半まで歩いたところでやむなく2350の稜線上に決定。
5、6のコルの80mほど下あたりか。
風が強くなるのはわかってたが日没ギリギリだったのでささっと60センチくらい掘り下げてテント張る。
夜は爆風が継続的に吹いており、風うるさいし、テントごと吹っ飛ばされるかと思った。
季節的に大丈夫だろうと思い、3シーズン＋シュラフカバーの組み合わせにし、寒がりのくせにテントシューズもカイロも持っていかなかった。が、夜は風も強くて寒かった。寝る位置を風下を譲っていただきカイロをお裾分けしてもらったりナルゲンゆたんぽでなんとか凌いだ。
この時期の防寒装備は難しいなぁー。
初めてナルゲンでゆたんぽ作ったが、朝まであったかくて意外に使えることに気づいた。これからも使わせていただく。
２日目
3時半起き。
まだ風は強く、ヤマテンだと午前中は13mから16m予報。とりあえず準備し、風の様子を見て出ることにした。
強風の間隔が長くなってきたので、6時前に出発。
この先リッジの連続。トレースがあればなんでもないのだろうが、吹き溜まりの雪がふわふわで崩れやすく、踏み抜きが相変わらず多く、先頭を入れ替わりながら進むも、しんどい😂
しかし、4峰あたりで日帰り二人組が後ろに見えてきた！救世主現るー🦸♂️✨
3峰直下で我々に追いついたため、先に行ってもらうようお願いしたら、任せてください！ここまでありがとうございます！と快い返事。なんて良い人たち♡そしてブルドーザーの如く進んでいく彼ら。その体力ほしいわぁ😂
これ以降はありがたくトレース使わせていただく。
15mくらいの雪壁を登り、柔めのリッジをあがると3峰。
3峰からは2峰と山頂が大きく見えるが、残り高度100mのはずが高度的にはそれよりあるようにみえて若干萎える。
まあ行くしかない。
2峰は右から巻く。巻いてあがるところは雪が崩れやすくてちょい怖い。
2峰まできたら少し下り、最後の雪壁へ。50m以上ある。基部からなら60から70mくらいあるのでは。傾斜は60度くらいに見える。
この最後が核心みたいに言われているが、ここまでも緊張を強いられたし、同じような傾斜の雪壁は何ヶ所もあったので、この最後の壁が特段ヤバいという感じはしなかった。ただ、長い。
出だしの雪の締まり具合からして大丈夫だろうと判断し、フリーで行った。一部雪が柔らかい箇所があったけど。
先に行った日帰り2人組もフリーで行った模様。
ビレイするなら、雪壁基部から5mくらい上がったところに出ている岩に、一個古いハーケンがある。
山頂直下の雪庇は小さくて、若干崩せば突破できる程度の迫り出しだった。ただアックスが刺さりにくく怖かったのでここはお助け紐を出してもらった。
9時40分山頂着。
山頂は強風で、ふっとばされそうな強い風もたまに吹いてくる。写真をとりさっさと下山。白馬頂上山荘までは広い尾根なので風が強くてふらついても、谷に落ちることはない。やっと安心して歩ける道に来た😂
帰りは大雪渓を下るが、夏山で登った記憶より傾斜がきつくて疲れた。アイゼンが雪で団子になって何回も滑った。
歩くの疲れるため、シリセードしてみるが下手くそだから傾斜きつすぎて加速して、リアル滑落になりかけたため諦めて通常歩行に。師匠はさすが上手なシリセード👏
大雪渓を降れば、あとは退屈な登山道を戻り、超退屈な林道を1時間ずつ歩いて終了🏔
お腹いっぱい、大満足の山行となりました。
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