尾名手川本流(実は晩秋向き?!)

- GPS
- --:--
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 896m
- 下り
- 932m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上野原駅〜初戸(はど): 猿橋駅・大月駅〜富岡: (いずれも以下のリンク先から辿れる) http://www.yamanashibus.com/noriai_ippan.htm |
| コース状況/ 危険箇所等 |
尾名手川本流:距離が長いわりに滝が少ない”歩く沢”です。遡行図には「水量の多い沢」と紹介されていますが、一般的な東京近郊の沢と比べて特段多いということは無く(膝以上を濡らさず遡行可能)、また特に難しい部分も無いので、むしろ秋の終わりごろぶらっと沢歩きに行くのに適しているといえそうです。 麻生山〜富岡バス停:紅葉が綺麗でした。 |
写真
感想
遡行図では、「水量の多い沢の入門編」「水量豊富な沢登り」「大水量でゆったりと流れる」と水量の多さが強調されており、遡行適期も10月初旬までとなっている尾名手川本流ですが、今の時期は雨が少ないのと、そもそも本当にそんなに多いのかという疑問もあり、多少は濡れることも覚悟してこの時期に突っ込んでみました。
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山梨県には曇りのち雨の予報が出ているが、雨は夜が中心のようであり、また天気分布予報では晴れの部分もあったので、そんなに悪くはならないだろうと思い予定通り出発。
上野原駅から鶴峠行きのバスに乗る。並んでいるお客さんに停留所の係員さんが登山のパンフレットを配って回っていた。
中央線沿いの山は年齢層が全体的に高めのよう(低山が多いから?)。
初戸(はど)バス停で降りるが、権現山に登ると思われる15人くらいの団体さんも同時に下車。こちらは権現山に向かう登山道ではなく、腰掛集落に続く林道を歩いていく。
林道の脇を彩る紅葉が美しい。
腰掛集落で(若干わかりにくいが)左に分岐する小道に入る。道は民家の間を縫うようにつけられており、途中番犬に吼えられた。
橋を2回渡って尾名手川右岸に渡り、大きな堰堤の先から沢床に下り立つ。
沢の様相であるが、標高1000m程度の低山を水源としているとは思えないほどの豊富な水量を有している……って書くことになるのかと思っていたが、全然大した水量じゃない。。もっと水量の多い沢東京近郊にいくらでもあるよ〜
まあ、雰囲気は悪くはないけど。
天気は想像以上に良く、歩いていると汗ばんでくるほどだ。
暫く歩くと、右壁にトラロープの垂れ下がった1mほどの滝が出現。
ロープを頼れば簡単に越えられそうだけれど、左壁のへつりでも行けそうなのでトライしてみる。
落ち葉が堆積して少々足の置き場が分かりにくいが、払いながら通過し、特に難儀することなく越えられた。
続いて、再びトラロープ(@左壁)の設置された小滝が出現。左側に「使ってください!」といわんばかりにU字型に湾曲した木の蔓が垂れ下がっていたので、これを利用してみたかったのだが、微妙なところで取りつけず、結局普通に左から越してしまった。
続いて4mほどの滝が出現。左からへつって突破できるようだが、腰以上まで水に浸かる箇所があり、この時期にそこまで頑張るモチベーションが湧かなかったので、右の斜面から大きく巻いて通過した。若干味気ない。
この後は概ね単調。時折倒木が出てきて鬱陶しい。まあ、今年の関東近郊の沢はどこもこんなものだろう。
地図で見るより全体的に距離が長く感じる。
多段滝の上にある巨岩の滝は遡行図には「4mCS」と書かれているが、所謂「チョックストーン」というのとはちょっと違う気がした。(写真参照)
遡行図に書かれた突破方法で通過する場合にはかなり水を被りそうなので、中央の岩の隙間から突破を試みたが、最後の部分が技術的に難しく一旦クライムダウン。結局こちらも左の斜面から大きく巻く。巻きは容易。
右に何本か沢を分けるともうハイライトの多段20m。下部は左→右に横断する感じで登れそうだが、上の方はツルツルのようで左から潔く巻く。こちらの巻きも容易。多段滝の上の8mも一緒に巻いてしまう。(今日まともに登った滝無いな…そもそも登るような性質の滝があんまりないけど。)
この多段滝の上で水枯れとなり、傾斜の緩いゴーロをのんびり登っていく。
陽光が燦々と沢床に降り注いでいる。
ずっとこのまま行くと最後に急斜面となるので、適当なところで右の斜面をジグザクに登り尾根にエスケープ。尾根上は歩きやすかった。
14:00に登山道着。落ち葉に覆われて道であることが分かりにくい。
麻生山というマイナーピークを通過し、ちょっと分かりにくい分岐を右に折れ、落ち葉の堆積した道をガンガン下っていく。周囲の雑木林が紅葉しており美しい。
天気予報が曇りのち雨になっていたせいか、天気が良いにも関わらず登山者はゼロ。
集落に降りてからバス停までの道が良く分からなかったので、その辺を歩いていた人に尋ねると、道なりに行き橋を渡れば着くと教えてくれた。これが本山行中唯一の会話となった(笑)
富岡バス停でバスを待っているとだんだんと雲が広がり寒くなってきた。
自販機で買ったお汁粉を飲みつつ50分ほど待っているとバスが来たので猿橋駅へと向かった。
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orochi










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