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Yamareco

記録ID: 5644282
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳(↑天狗尾根 ↓真教寺尾根)

2023年06月24日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:54
距離
14.2km
登り
1,586m
下り
1,584m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:53
休憩
1:02
合計
7:55
距離 14.2km 登り 1,586m 下り 1,588m
6:15
6:18
4
6:22
6:24
78
7:42
8:06
41
8:47
8:57
13
9:20
9:27
3
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9:32
4
9:36
4
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9:41
5
9:46
9:53
65
10:58
14
11:12
11:14
31
11:45
11:46
3
12:16
6
12:22
12:24
0
12:24
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美し森ロッジ登山者用駐車場
※トイレはありませんが手前の美し森駐車場には公衆トイレがあります。
コース状況/
危険箇所等
【天狗尾根】
※天狗尾根は一般登山道ではありません。
■出合小屋まで
初めは歩きやすい林道、その後河原歩きになり、堰堤を越え、渡渉を繰り返していきます。堰堤の通過ポイントは赤ペンキで明確に示され、また渡渉ポイントもわかりやすいです。
■天狗尾根取り付きから
岩稜帯までは笹原、その後尾根道、ピンクテープや踏み跡も明瞭でわかりやすいです。カニのハサミから先の岩稜帯(岩稜巻き)がこのコースの核心だと思います。一部ロープやピンテありますが非常に悩ましい「踏み跡らしき」のなか、安全なルートを見極める必要があります。大天狗の巻きはピンテに沿って右裾を巻いたら、かなりやっかいなハイマツ漕ぎになってしまいました。

【真教寺尾根】
一般登山道です。(下り方向で)前半は長いクサリがいくつか出てきます。スライドでの落石注意。
ガレ場を過ぎると牛首山に向かって道は一気に歩きやすくなります。
歩き始めてしばらくは平坦な林道、その後こんな河原に出ました。
2023年06月24日 05:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 5:27
歩き始めてしばらくは平坦な林道、その後こんな河原に出ました。
渡渉を何度か(7〜8ヶ所?)繰り返して進みます。
2023年06月24日 05:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 5:57
渡渉を何度か(7〜8ヶ所?)繰り返して進みます。
スタートから2時間弱で出合小屋。群馬から来られたソロ男性さん(71歳の大先輩!)としばしお話させていただきました。
2023年06月24日 06:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 6:21
スタートから2時間弱で出合小屋。群馬から来られたソロ男性さん(71歳の大先輩!)としばしお話させていただきました。
天狗尾根への分岐。群馬の先輩はツルネ東陵へ向かわれるとのことで、ここで別れました。
2023年06月24日 06:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 6:34
天狗尾根への分岐。群馬の先輩はツルネ東陵へ向かわれるとのことで、ここで別れました。
天狗尾根に取り付くと、笹原の急登。黒戸尾根の前半を思い出しました。
2023年06月24日 06:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 6:49
天狗尾根に取り付くと、笹原の急登。黒戸尾根の前半を思い出しました。
その後は気持ちのいい尾根道。
2023年06月24日 07:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 7:02
その後は気持ちのいい尾根道。
林を抜けた瞬間、この景色! 赤岳をこの方向から望むのは初めてです。
2023年06月24日 07:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 7:10
林を抜けた瞬間、この景色! 赤岳をこの方向から望むのは初めてです。
権現岳と旭岳
2023年06月24日 07:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 7:36
権現岳と旭岳
彼方に富士山も。
2023年06月24日 07:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 7:36
彼方に富士山も。
ちょっと色の薄いイワカガミ
2023年06月24日 07:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 7:40
ちょっと色の薄いイワカガミ
目眩のしそうな急登を登っていきます(嫌いじゃないけど 笑)。
2023年06月24日 07:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 7:43
目眩のしそうな急登を登っていきます(嫌いじゃないけど 笑)。
バイカオウレン
2023年06月24日 07:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 7:53
バイカオウレン
岩稜帯に入っていきます。右側にカニのはさみ。
2023年06月24日 08:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:01
岩稜帯に入っていきます。右側にカニのはさみ。
カニのハサミは左側を巻けますが、中央突破してみました。
2023年06月24日 08:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:03
カニのハサミは左側を巻けますが、中央突破してみました。
上から見下ろして。私の技量ではいっぱいいっぱいでした^^;
2023年06月24日 08:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:09
上から見下ろして。私の技量ではいっぱいいっぱいでした^^;
この先からが難しかったです。このあたり「巻けるのか?」と進んでみたり、戻ったり・・・
2023年06月24日 08:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:10
この先からが難しかったです。このあたり「巻けるのか?」と進んでみたり、戻ったり・・・
ここはロープもあるのではっきりしていましたが。
2023年06月24日 08:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:15
ここはロープもあるのではっきりしていましたが。
これは踏み跡なのか?自然の段差なのか?
2023年06月24日 08:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:30
これは踏み跡なのか?自然の段差なのか?
迷った挙句、シャクナゲを漕いでよじ登る結果となりました。
2023年06月24日 08:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:39
迷った挙句、シャクナゲを漕いでよじ登る結果となりました。
で、稜線に出ました(どうやら稜線が正解みたい)。
2023年06月24日 08:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:41
で、稜線に出ました(どうやら稜線が正解みたい)。
左:大天狗 右:小天狗
2023年06月24日 08:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:46
左:大天狗 右:小天狗
大天狗の巻きはピンテに沿って右側へ進んだのですが・・・
2023年06月24日 08:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:51
大天狗の巻きはピンテに沿って右側へ進んだのですが・・・
かなりのハイマツ漕ぎになりました(ハイマツ中にもピンテはあったので間違ってはいなかったと思うのですが)。
2023年06月24日 08:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:57
かなりのハイマツ漕ぎになりました(ハイマツ中にもピンテはあったので間違ってはいなかったと思うのですが)。
ハイマツを抜けて、こんなところを進みます。
2023年06月24日 08:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 8:59
ハイマツを抜けて、こんなところを進みます。
独特な形の小天狗。
2023年06月24日 09:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 9:00
独特な形の小天狗。
ミヤマシオガマ
2023年06月24日 09:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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ミヤマシオガマ
イワウメ
2023年06月24日 09:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 9:01
イワウメ
オヤマノエンドウ
2023年06月24日 09:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 9:17
オヤマノエンドウ
緑のロープを越えて、キレットから繋がる一般登山道に出ました。知っている道に一安心。
2023年06月24日 09:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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緑のロープを越えて、キレットから繋がる一般登山道に出ました。知っている道に一安心。
中岳と阿弥陀岳
2023年06月24日 09:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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中岳と阿弥陀岳
進む赤岳方面
2023年06月24日 09:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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進む赤岳方面
赤岳は多くの人で溢れています。
2023年06月24日 09:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/24 9:41
赤岳は多くの人で溢れています。
大混雑だったので、山頂滞在は5秒(笑)。
2023年06月24日 09:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 9:49
大混雑だったので、山頂滞在は5秒(笑)。
クモマナズナ
2023年06月24日 09:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 9:51
クモマナズナ
チョウノスケソウ
2023年06月24日 10:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 10:00
チョウノスケソウ
復路は歩き慣れた真教寺尾根を下ります。
2023年06月24日 10:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 10:03
復路は歩き慣れた真教寺尾根を下ります。
ツガザクラ
2023年06月24日 10:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 10:04
ツガザクラ
ハクサンイチゲ
2023年06月24日 10:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6/24 10:10
ハクサンイチゲ
真教寺尾根は斜度のきついガレ場を過ぎると、一気に歩きやすくなります。
2023年06月24日 10:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 10:35
真教寺尾根は斜度のきついガレ場を過ぎると、一気に歩きやすくなります。
ゴール手前の羽衣池。
2023年06月24日 12:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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6/24 12:27
ゴール手前の羽衣池。
撮影機器:

感想

地元・八ヶ岳でこれまで歩いたことのなかった「天狗尾根」で赤岳へ。

いくつかのレコを拝見するに、バリエーションルートではあるもののマークやテープは多く、わかりやすいとのこと。また上部の岩稜部もあまり苦労せずに通過している印象で、私でも行かれるかと足を向けてみました。
スタートからしばらくは平坦な林道、その後河原に出るといくつもの堰堤を越え、またいくつも渡渉を繰り返して進みます。出合小屋から少し進んだ先で分岐、さらに進んだ先が天狗尾根取り付きでした。ここまでの林道と河原がほとんど平坦だった分、一気に標高を上げていくといった急登が現れます。笹原、尾根道、林の中、表情は変われど急なのは変わりません。グングン登った先で林を抜けて正面に赤岳、少し進んだ先にカニのハサミが現れました。
カニのハサミは左から巻けると読んできましたが、行かれるものなら中央突破してみようと思っていました。岩は比較的しっかりしており掴みやすかったですが、草付きが不安定でドキドキしながら登りました。さらに最後に岩を乗り換えるところも難しかったです。私としたらいっぱいいっぱいといったところでした。
この先から岩稜帯に入ります。戻って復習すると「第1岩稜」「第2岩稜」「大天狗」「小天狗」それぞれがあったようですが、目の前の大きな岩稜は「大天狗」だと思い込んでしまい、「右側に巻く」という意識も変に働いてしまいました。草付きを進んでは行き詰まったり、迷ったりも何度か。途中ではシャクナゲを漕いで稜線に復帰する場面もありました。
「今度こそ」の大天狗は予習通り右側に巻いていきますが、その先がかなりうるさいハイマツ漕ぎとなりました。腕で払いきれない太さのハイマツを踏んだり格闘しながら、何とか大天狗の裏へ出ました。小天狗の脇を通ってハイマツを漕いでいくと、キレットから来たルートと合流。
梅雨の合間でもこの土日は天気が良さそうなので多くの方が来られたのでしょうか、赤岳山頂は大賑わいでした。山頂標の写真だけ撮って来た道を分岐まで戻り、復路は真教寺尾根で美し森ロッジ駐車場まで戻りました。

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コメント

こんにちは。
群馬の高齢者です。
早かったですね〜。思った通りです。
多分わたしは2時間遅れだと。
レポ文は描写が素晴らしいですし、花の名も良く知っているし、外見から想像できない。(笑)
わたしもいつか天狗に挑戦します。
私のレポはYAMAPにこれから上げます。よかったら見て下さい。
お疲れ様でした。
2023/6/25 15:25
sanquさん、こんにちは。
YAMAPユーザーさんなのに、コメントありがとうございます(ひょっとして、そのためにわざわざユーザー登録していただいてしまいましたか? 恐縮です)。
「週に一度は山歩き、その他の時間は畑で野菜づくり」素敵ですね! 私も10年後にそんな暮らし方をしていたいです。
YAMAPレポ拝見しました。ツルネ東陵〜真教寺尾根堪能されたようですね。さすが歩き慣れていらっしゃる様子が文面や写真から伝わってきます(^^)。
>レポ文は描写が素晴らしいですし、花の名も良く知っているし、外見から想像できない。(笑)
あはは、お褒めの言葉(と、思い込みます)ありがとうございます
またどこかでお行き会いできましたら、よろしくお願いします。
2023/6/25 21:35
プロフィール画像
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