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記録ID: 606051
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ハイキング
六甲・摩耶・有馬

六甲山(大池地獄谷西尾根、ゴート・リッチ")

2015年03月26日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.9km
登り
549m
下り
651m

コースタイム

 神鉄大池発 9:20
 9:47−高架下登山口ー9:57
 10:24−地獄谷道への分岐
 11:22−水晶山
 11:33−水晶山の石柱
 11:43−ダイヤモンド・ポイントー11:46
 12:07−三国池ー12:41
 13:05−そま谷峠ー13:10
 13:31−自然の家分岐
 13:36−ゴート・リッジ入口
 14:00−大ピーク
 14:20−最後のコルー14:25
 14:40−ゴート・リッジ登り口ー14:54
 ケーブル駅下バス停着 15:15
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス

感想

 ◆ 今日の天気予報は、快晴、気温 4〜14度。先日雨が降って、急に気温が下がり2,3日寒かったが今日は暖かくなりそうだ。
 先週から行きたいと思っていた地獄谷西尾根だが、今日はバスが時間通りに着いて、神鉄に間に合った。有馬から乗って大池で下りる。

 ◆ 大池からは東に歩き出し、交差点に来ると「地獄谷」と私製の道標があり、右折して南に向かう。途中から南東方向に、地獄谷とその右に西尾根が阪神高速の高架の向こうに見えてくる。
 広い唐櫃南ICからの道に出ると、信号を渡り高架下を目指す。間もなく右側に道標があり、そこを右に入り下ってゆくと、すぐまた右側に道標がある。その階段を下りて、突き当りを左に金網のフェンスに従って進むと、高架をくぐり地獄谷の登山口に着く。
 
 ◆ 谷を徒渉する手前にベンチがあり、登山道を歩く準備をする。久し振りに来たが、以前より川幅が台風で広がっているが、大きな石を持ってきて堰を作るようにして、渡り易いようにしてある。

 ◆ 尾根の取り付は、徒渉して100m位登って行くと道は左(南東)に曲がり、すぐに右側の尾根に入って行く小さな踏み跡がある。雑木林の中に道ははっきりしている。
 昔は、この辺りにはマツタケが取れていた。秋になると立ち入り禁止のテープが張られて、入れなかったが、今は昔だ。
 
 ◆ 次第に高度を上げて行くが、沢沿いの道から、大ダムの手前で分かれて、西尾根に入る道が合流してくる地点を過ぎると、坂も急になり、尾根も狭くなって、岩尾根らしくなってくる。そして、一箇所だけ崩壊跡が出て来る。従来の道にはロープがあり登れない事も無いが、左に巻き道もある。
 
 ◆ この辺りから松が多くなり、岩稜が続き、小さなピークを幾つか越えて行く。この尾根道で最も気持ちよい所だ。後ろを見ると遠くに大池の街、眼下には地獄谷の大ダムが見え、青い水が溜まっている。恐らく谷道は水に浸かって通れないだろう。以前は、もっとはっきり見えていたが、木が大きくなり一部しか見えなくなった。

 ◆ やがて、笹が出てきて、坂が緩やかになると水晶山が近い。
 山頂と言っても三角点も無く、雑木林の中に広がった平地で、何処が山頂か分からない様な所だ。展望もなく、つまらない所だ。
 そして、笹の中を10分位ゆくと、また山頂らしき所があり、其処には「水晶山」と書いた小さな石柱がある。どちらが本当の山頂か分らないが、地形図の水晶山は、高度からして前者のようだ。

 ◆ ここからダイヤモンド・ポイントまでは笹の中だ。傾斜も緩やかになるが、面白くない道だ。途中に石楠花谷に下る道がある。以前に崖崩れの補強をやってたからか、別れ道が幾つかあるが、尾根を見失わないこと。
 ダイヤモンド・ポイントは、小さな広場になっているが、展望は北の方だけだ。地獄谷がよく見える。
 此処で弁当にする積りであったが、日差しはあるが風が当たり、風は結構冷たいので三国池迄行く事にする。杣谷峠までで弁当を食べる所は三国池しかない。

 ◆ 三国池を過ぎると、杣谷峠まではずっと下りだ。峠の手前で車道に出る。
 ゴート・リッジに行くには、神戸市の自然の家の中の道を通るとうんと近道になるが、入り口の看板に「部外者は立ち入り禁止」とある。登山道を使わせないと言ふのなら、別に道を造って貰いたい。
 仕方なく、杣谷峠から長峰山への道を登る。そして鉄塔の次のピークで自然の家へ行く道が左に分かれた三叉路を、左(北)に下りて行く。
 
 ◆ 道は自然の家の裏側を通って、すぐ三叉路に出るが、左は自然の家へ。G・リッジは右へ行く。ここがこの尾根の入り口だ。正面(東)を見ると木々の間から、三角形の大ピークが同じ高さで、道を塞いでいるように見える。
 
 ◆ G・リッジは此処から、六甲自動車道の新六甲大橋の上まで、東西に伸びた、長さ1km足らずの短い岩尾根である。そのほぼ真ん中に大きなピーク(約640m)があり、その西側に小さなピークが三つ、東側に小さなピークが二つある。長さが無い分、短い急なアップ・ダウンの連続で、のんびりと歩ける様な所は全くない。

 ◆ 最初は下りで、笹の中の道で割とはっきりした道だが、高度50mほど下ると登りになり、小さな岩のピークが次々と出て来る。岩の上に沢山の木や松の葉が積もり、道がはっきりしない所が多いが、尾根を外さないよう注意して歩く。
 そして一番高い大ピークは松に木の中にあり、道の西側に一寸した広場とは言えない位の、一休みするのに気持ちの良い場所だ。

 ◆ これからは尾根の終点(410m)まで230mの急な下りになる。ストックが邪魔になって仕方が無いような急坂だ。途中に高度差約10mと20mの二つの岩稜のピークがあるが、その後者のピークを下から見上げた時、ギョッとした。ガリー状の岩壁で殆ど垂直に近い。手掛かりになる木も生えていないので、うまくホールドが見つかるか分らなかった。
 しかし、下から登って来たとしたら、此処は下りる事になる。その方が難しいに決まっている。気を引き締めて取り付く。半分冷や汗をかき登る。
 途中、上から下を覗くと、足から下は全く見えなかった。下りだったら如何すれば良いのだろう。随分前だから、此処を登った時のことは覚えていない。その頃は平っちゃらだったのだろう。歳を取ったと言ふことか。

 ◆ これを過ぎると、もう下るだけだ。次第に傾斜も緩くなり、左下から六甲谷のせせらぎの音が聞こえて来ると、間もなく終点に着く。
 この尾根は北(左)側の六甲谷に南(右)側の西谷が合流する地点で終わる。ここを徒渉すれば、100m位で車道に出る。そこが「表六甲 08」の標識がある所だ。
 
 ◆ 後は車道を下って行き、アイスロードの登山口を左に見て、ケーブル下のバス停まで歩く。これが全く面白くない。
 この尾根道は、大変面白いのだが、険しいので距離が短い割には時間がかかる。従って、下りた時に歩き足りないような、何となく達成感の無い気持ちになる。その上、歩道の無い車道をびくびくしながら歩くのも、一日の最後の仕上げとしては、全く気持ちが悪い。
 しかし、登りに利用するとしてもアプローチが面倒臭く、何れにしても中途半端な感じがするコースだ。

 

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