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Yamareco

記録ID: 6560670
全員に公開
ハイキング
葛城高原・二上山

岩橋山(バリエーションですらないルートで登高、バリエーションで下降)

2024年03月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:09
距離
8.8km
登り
477m
下り
474m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:18
休憩
0:51
合計
8:09
8:57
11
9:08
9:09
284
13:53
14:43
138
17:01
17:01
5
17:06
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
登高に使用したルートはヤブ、急登、倒木の三重苦があり、危険でもあるため、よほどのモノ好きの方以外には全くお薦めできません。下降に使用したルートも、地形図に破線があるものの、上記よりも少しだけましという程度の状態のため、やはりお薦めできません。
どちらも、スパイク靴・足袋、チェーンアイゼンなどの使用をお勧めします(登山靴のままだと、急斜面のトラヴァースの時にスリップするため危険です)。
出発点は、磐城駅前の長尾神社。いつもその境内で装備を調えるのです。
2024年03月16日 09:00撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 9:00
出発点は、磐城駅前の長尾神社。いつもその境内で装備を調えるのです。
県道竹内河南線(右)と伏越集落方面の林道(左。以下「伏越道」と略)の分岐。県道は、ここから先は車が通れない険道です。今日は伏越道を行きます。
2024年03月16日 10:24撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 10:24
県道竹内河南線(右)と伏越集落方面の林道(左。以下「伏越道」と略)の分岐。県道は、ここから先は車が通れない険道です。今日は伏越道を行きます。
今日はまず、伏越道の大屈曲部のショートカットに入ってみます。地形図には破線が記されていますが、ヤブだらけで、ルートらしいものはありません。
2024年03月16日 11:04撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 11:04
今日はまず、伏越道の大屈曲部のショートカットに入ってみます。地形図には破線が記されていますが、ヤブだらけで、ルートらしいものはありません。
それでも、ヤブが薄そうな個所を歩いて、
2024年03月16日 11:06撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 11:06
それでも、ヤブが薄そうな個所を歩いて、
こんなところから伏越道に這い上がります。途中にゴミの不法投棄がありましたし、このルートはこりごりです。
2024年03月16日 11:15撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 11:15
こんなところから伏越道に這い上がります。途中にゴミの不法投棄がありましたし、このルートはこりごりです。
本日の目標である岩橋山の北側鞍部に這い上がる破線道の取付き。土手を斜めに上がる踏み跡しかありませんが、要するに伏越道の土手に上がれればよいのです。
2024年03月16日 11:21撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 11:21
本日の目標である岩橋山の北側鞍部に這い上がる破線道の取付き。土手を斜めに上がる踏み跡しかありませんが、要するに伏越道の土手に上がれればよいのです。
最初はこんなヤブ道。
2024年03月16日 11:22撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 11:22
最初はこんなヤブ道。
しばらくするとルートがハッキリしてきますが・・・、
2024年03月16日 11:35撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 11:35
しばらくするとルートがハッキリしてきますが・・・、
この先の小沢(水は流れていない)を超えるところで道が崩落しています。
2024年03月16日 11:47撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 11:47
この先の小沢(水は流れていない)を超えるところで道が崩落しています。
写真では傾斜感が表現されていませんが、ルートと斜面が面一になっており、地盤は砂礫質で緩く、落ち葉もあるので、スリップしそうで怖い。ここでチェーンアイゼンを装着(主稜線に出るまでそのままでした)。
2024年03月16日 11:49撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 11:49
写真では傾斜感が表現されていませんが、ルートと斜面が面一になっており、地盤は砂礫質で緩く、落ち葉もあるので、スリップしそうで怖い。ここでチェーンアイゼンを装着(主稜線に出るまでそのままでした)。
その先も、急傾斜の斜面をトラヴァースしながら細い道が続きます。
2024年03月16日 11:57撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 11:57
その先も、急傾斜の斜面をトラヴァースしながら細い道が続きます。
なかなか油断ができない個所が随所に現れます。
2024年03月16日 12:00撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 12:00
なかなか油断ができない個所が随所に現れます。
ここで葛下川の源流に着水(?)。
2024年03月16日 12:12撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 12:12
ここで葛下川の源流に着水(?)。
ここでは沢は二股に分かれています。左俣が本流で、地形図でも破線が描かれています。
2024年03月16日 12:13撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 12:13
ここでは沢は二股に分かれています。左俣が本流で、地形図でも破線が描かれています。
左俣本流は、分流点で小さな滝をよじ登る必要があります。その先にはルートらしいものがなさそうです。倒木が多そうでもあります。
2024年03月16日 12:24撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 12:24
左俣本流は、分流点で小さな滝をよじ登る必要があります。その先にはルートらしいものがなさそうです。倒木が多そうでもあります。
右俣支流は水が涸れています。ここも倒木多数のうえ左俣よりも傾斜がありますが、案外歩きやすそう。もはやルートらしいものは見当たらないのですから、どちらの俣を行ってもかまわないわけです。
2024年03月16日 12:27撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 12:27
右俣支流は水が涸れています。ここも倒木多数のうえ左俣よりも傾斜がありますが、案外歩きやすそう。もはやルートらしいものは見当たらないのですから、どちらの俣を行ってもかまわないわけです。
中央稜は、最初は取付き部分が崩れていますのでかなり大変そうですが、途中から稜線に乗ってしまえばたぶん最も無難でしょう。というわけで、右俣を少し行ってから、中央稜に移動して登ることにしました。
2024年03月16日 12:49撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 12:49
中央稜は、最初は取付き部分が崩れていますのでかなり大変そうですが、途中から稜線に乗ってしまえばたぶん最も無難でしょう。というわけで、右俣を少し行ってから、中央稜に移動して登ることにしました。
ところが、この中央稜はかなりの急登。もちろんルートなどはありませんから、歩きやすそうな個所を選んで立木に掴まったりしながら登ります。
2024年03月16日 12:59撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 12:59
ところが、この中央稜はかなりの急登。もちろんルートなどはありませんから、歩きやすそうな個所を選んで立木に掴まったりしながら登ります。
途中に踊り場のような地形がありましたので、登ってきたところを振り返ってみました。
2024年03月16日 13:11撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 13:11
途中に踊り場のような地形がありましたので、登ってきたところを振り返ってみました。
だいたいはこんな登りです。ヤブが薄いので助かりましたが、かなり大変でした。
2024年03月16日 13:19撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 13:19
だいたいはこんな登りです。ヤブが薄いので助かりましたが、かなり大変でした。
最後の小ピーク(最大の傾斜と感じました)の登り。植林地らしく、たまに作業道の痕跡らしいものが表われることもありますが、全く助けにはなりません。
2024年03月16日 13:31撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 13:31
最後の小ピーク(最大の傾斜と感じました)の登り。植林地らしく、たまに作業道の痕跡らしいものが表われることもありますが、全く助けにはなりません。
最後に登り着いたところは、主稜線の少し下ですが、平坦な地形で、幅広いルートらしいものがあります。そのルートは地形図にある破線路です。
2024年03月16日 13:36撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 13:36
最後に登り着いたところは、主稜線の少し下ですが、平坦な地形で、幅広いルートらしいものがあります。そのルートは地形図にある破線路です。
これをダイトレが直角に折れている地点の方向に行ってみました。
2024年03月16日 13:40撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 13:40
これをダイトレが直角に折れている地点の方向に行ってみました。
このあたりが以前に急傾斜のバリエーションを下った(最後は崖を降りた。おまけにマダニに食いつかれた)ときの降り口かな?そのときの記録は、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4370721.html
にあります。
2024年03月16日 13:50撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 13:50
このあたりが以前に急傾斜のバリエーションを下った(最後は崖を降りた。おまけにマダニに食いつかれた)ときの降り口かな?そのときの記録は、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4370721.html
にあります。
ダイトレが直角に曲がっているところが見えました。
2024年03月16日 13:53撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 13:53
ダイトレが直角に曲がっているところが見えました。
ベンチでコーヒーを沸かして飲んでいるうちに、そのまま平石峠から下るのはもったいない気がしましたので、以前に登ってきた(そして、途中から植林地に入り込んでヒドい目に遭った)ことがあるバリエーションを下ってみることにしました。そのときの記録は、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5029758.html
にあります。
2024年03月16日 14:39撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 14:39
ベンチでコーヒーを沸かして飲んでいるうちに、そのまま平石峠から下るのはもったいない気がしましたので、以前に登ってきた(そして、途中から植林地に入り込んでヒドい目に遭った)ことがあるバリエーションを下ってみることにしました。そのときの記録は、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5029758.html
にあります。
ダイトレを曲がらずに行ったところがバリエーションの降り口のはず。
2024年03月16日 14:41撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 14:41
ダイトレを曲がらずに行ったところがバリエーションの降り口のはず。
行ってみると、けっこうな急傾斜でした。
2024年03月16日 14:50撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 14:50
行ってみると、けっこうな急傾斜でした。
やはり道が痩せていたりするので、油断がならないルートが続きます。
2024年03月16日 14:53撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 14:53
やはり道が痩せていたりするので、油断がならないルートが続きます。
同上。
2024年03月16日 15:02撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 15:02
同上。
半ばまで降りますと、ルートはようやく傾斜が緩くなりますが、今度はヤブが現れてルートが分らなくなります。ここでは正しいルートは、たぶん写真の右側にある凹地形です。
2024年03月16日 15:25撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 15:25
半ばまで降りますと、ルートはようやく傾斜が緩くなりますが、今度はヤブが現れてルートが分らなくなります。ここでは正しいルートは、たぶん写真の右側にある凹地形です。
その凹地形を下ります。
2024年03月16日 15:32撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 15:32
その凹地形を下ります。
画面奥から出てきて倒木を乗り越え、手前方向に移動したわけです。この倒木は乗り越えるのが結構大変で、いったん画面奥方向に移動するなどしてようやく乗り越えています。
2024年03月16日 15:47撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 15:47
画面奥から出てきて倒木を乗り越え、手前方向に移動したわけです。この倒木は乗り越えるのが結構大変で、いったん画面奥方向に移動するなどしてようやく乗り越えています。
それでも無事に県道に合流しました。
2024年03月16日 16:08撮影 by  A104SH, SHARP
3/16 16:08
それでも無事に県道に合流しました。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル ストック カメラ チェーンアイゼン ロープ(3メートル)

感想

しばらく岩橋山にはご無沙汰だったので、前から気になっていたバリエーションルートを登ってみました。登りのルートはえらく大変でした。
このルートは、Web版の地形図では伏越道の途中から破線道に入ることになっていますが、印刷版の地形図では葛下川の屈曲部から沢に沿って遡ることになっています。葛下川の屈曲点を観察したところでは、沢沿いのルートは今は消滅しているようですが、無理矢理沢を遡っても何とかなりそうではあります。

下りのルートは、以前に途中まで登り、途中から道を逸れて植林地に入り込んだことがあるので、いくらかは分っているつもりではありましたが、これもなかなか油断できないルートでした。

この日、伏越道に入ってすぐのところで登山者らしい方から、下山に使ったルートの取付きがどこにあるのかを尋ねられました。それで、取付きの位置とともに私が知っていたルートの様子などをご説明したのですが、多少難しいルートであることを強調してしまったらしく、その方はこのバリエーションルートを諦めて平石峠から登ることを決心されたようです。そのときは、多少難路であることを強調してしまったかな、と思ったのですが、下山に使った感じでは、確かに正真正銘の難路なので、あれくらいでちょうどよかったのかな、と思うようになっていました。

 どちらのルートもかなりのモノ好き向きの難路であることは間違いなく、多少の危険も伴います。私のようなモノ好きの方にはお薦めできますが、多くの善男善女のみなさんにはお薦めしません。通行するときはそれなりの覚悟が要ります。

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