雷電山〜堂山〜真光禅寺:埼玉県ときがわ町
- GPS
- 04:05
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 439m
- 下り
- 441m
コースタイム
- 山行
- 3:02
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:02
天候 | 曇天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
♠標識明確。整った歩きやすい山道。 ♠雷電山〜堂山の一部の急登、落ち葉でずるずる。 ♠眺望、雷電山〜堂山間の一か所だけ町を一望。その他のルートすべて木立の中。 |
写真
感想
♠スタートが昼になってしまいました。山に入るにはリスクがあります。天候は曇天です。わずかに雨がまじって降りてきて、少し不安になりました。
♠ルートは標識がしっかりしている上、土と木の根がまじった程度で凹凸が少なく、とても歩きやすい道でしたが、勾配が急なところは、ひっかかりが少なく滑りやすいこともあります。しかも、ある程度人が歩いているようで、かなり整っていて安全です。
♠雷電山から堂山へのルートは、途中で岩が出現し、ザレ道に変わる地層のようですが、尾根道で、堂山近くは、ほぼフラットな道で、快速で歩けました。ただし途中、落ち葉でずるずる滑る急登がありました。そこにはロープが張ってありました。
♠堂山から一般道に出て、雀川砂防ダムに戻る予定でしたが、堂山頂上手前100mのところに、「日影バス停」への案内があったので、予定ルートを変更して、このルートで下山しました。ここは、ヤマレコ地図に出てきません。この道は、やがて破線ルートに合流しました。ルートは、ガイドがあって、安全でした。この道を下って車道に出たところが、今回ぜひ訪れたかっだ真光寺への入り口でした。ラッキーです。真光寺は、再び山の中腹に向かう山奥の曹洞宗の寺院でした。
♠慈眼山真光禅寺は、参道は砂利道の登りでした。数百メートル登ったところに、茅葺きの建物が見えてきました。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような感動がありました。茅葺きは、寺の本堂です。庭には大きな池があり、なかなかの風情を感じました。が、本堂をよく見てみると、ものすごく古くて傷んでいるようでした。ボロボロという感じです。
いつごろの建物でしょうか? どうしていまのこの時代に茅葺きなのかを考えると、経済的な問題に尽きます。檀家が多ければ、建て直しされているでしょうが、この寺には、新しい墓地や霊園の開発などが成された様子がありません。また、周囲には民家がほとんどありません。寺の経営基盤になるようなものがあるようには思えません。何がしかの経済的な基盤がなければ、本堂の修繕も建て替えも、出来ようがありません。
そんなふうに推測するのも失礼なことかもしれませんが、古い状態のまま風化しかかっている現状を、何とかできないものかと思わざるをえません。
しかし幸いにも、庭の大きな池は美しく整えられていて、古の懐かしい風景が蘇っていて、素朴な味わいは格別です。
こんな隔絶されたような美しさがあるのに、残念なことは、この山奥の寺にはほとんど人が来ている気配がないのです。そもそも、この寺の情報は、ほとんどありません。どんな寺なのか、どこにも書いてありませんでした。わずかに、曹洞宗の寺院であるらしいことだけしか事前にわかりませんでした。が、歩いて見ることができ、江戸時代の山寺の雰囲気を感じました。これは、たいへんな観光資産かもしれません。
動画をYouTubeにアップしました。
♠下山後、車で、真光寺の近くにある、東光寺を見てみることにしました。
東光寺は、真光寺の隣にありました。ダムへの道から数百メートル堂山の尾根方向の山奥に入ったところです。が、道は舗装されていて、周辺にはたくさんの民家があり、寺の造りはたいへんに立派でした。そして山の斜面には、樹木葬用に開発され、下界を見渡せる壮大なスケールの霊園墓地がありました。寺の経済基盤の豊かさを感じました。真光寺が、あまりにも貧しく見えたので、その著しい差に、深く考えさせられました。私が考えても、どうすることもできないのですが。
♠謎が二つある。雷電山の頂上に祀られている社は、雷電神社の奥宮だろうか? 里宮は? 本宮は? ときがわ町瀬戸元下447-1に瀬戸雷電神社がある。行ってみると゜、何かわかるかもしれないが、そこが本宮的な神社なのだろうか? だとしても、この場所は、弓立山の麓であり、山の地理的に、雷電山との繫がりは? 雷電というと、武甕槌となるが、火雷大神、大雷大神、別雷大神という総合的な情報はあるものの、雷電山の頂上の神社のご祭神が、それだとは限らない。
次の謎は、日影神社。ご祭神がわからない。その情報もみつからなかった。山の神を、稲荷系を眷属として、祀られていることはわかった。だとする、大山祇神がご祭神だろうか。何の由緒書きもなかったので、謎だけが、もやもやとしている。
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