記録ID: 703319
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
表銀〜槍〜上高地（中房温泉〜燕岳〜大天井岳〜西岳〜槍ヶ岳〜上高地）
2015年08月19日(水) 〜
2015年08月22日(土)
長野県
岐阜県
wd-shiroma
- GPS
- 80:00
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 2,660m
- 下り
- 2,590m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 8:36
5:17
0分
スタート地点
5:17
6:02
31分
第一ベンチ
6:33
33分
第二ベンチ
7:06
38分
第三ベンチ
7:44
28分
富士見ベンチ
8:12
8:35
55分
合戦小屋
9:30
9:35
23分
燕山荘
9:58
10:02
30分
燕岳
10:32
11:04
26分
燕山荘
11:30
16分
蛙岩
11:46
84分
大下りノ頭
13:10
43分
喜作レリーフ
13:53
大天荘
2日目
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 8:55
5:25
24分
大天荘
5:49
30分
大天井ヒュッテ
6:19
88分
ビックリ平
7:47
8:10
56分
ヒュッテ西岳
9:06
116分
水俣乗越
11:02
11:35
45分
ヒュッテ大槍
12:20
13:20
33分
槍ヶ岳山荘
13:53
27分
槍ヶ岳
14:20
槍ヶ岳山荘
3日目
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 10:00
6:00
105分
槍ヶ岳山荘
7:45
36分
槍沢大曲り
8:21
85分
槍沢ロッヂ
9:46
10:35
48分
横尾山荘
11:23
12:10
39分
徳沢園
12:49
19分
明神館
13:08
68分
穂高神社奥宮
14:16
10分
河童橋
14:26
14:36
34分
上高地バスターミナル
15:10
15:35
25分
小梨平キャンプ場
16:00
ゴール地点
※GPSログを計測していたスマホが水没してしまったため、ルートと通過時刻は手打ちです。時刻は写真の撮影時刻を参照しているので、数分のズレはあれどかなり性格なのではないかと思います。一応スマホがお亡くなりになってからは時刻採取も兼ねた撮影を行ったので。
全般的にはほぼ計画通りの行程を踏むことが出来ました。コースタイム的なところで言えば、いつもどおり、全般的にコースタイムより巻きのスピードで歩くことが出来た、というところ。
2日目の東鎌尾根みたいなコースは苦手で、どうしてもスピードが遅くなってしまいます(天候不良ももちろんあったけど)。3日目に予定通り大キレットを通るとしたら大幅にコースタイムがずれ込むだろうなぁと予想している。
3日目も途中で休憩挟んだりカメラとスマホのメンテナンスをはさみながらも、ほぼ予定通りに下れたしまぁいいか。みたいな感じで。
全般的にはほぼ計画通りの行程を踏むことが出来ました。コースタイム的なところで言えば、いつもどおり、全般的にコースタイムより巻きのスピードで歩くことが出来た、というところ。
2日目の東鎌尾根みたいなコースは苦手で、どうしてもスピードが遅くなってしまいます(天候不良ももちろんあったけど)。3日目に予定通り大キレットを通るとしたら大幅にコースタイムがずれ込むだろうなぁと予想している。
3日目も途中で休憩挟んだりカメラとスマホのメンテナンスをはさみながらも、ほぼ予定通りに下れたしまぁいいか。みたいな感じで。
| 天候 | 【1日目】 くもり 【2日目】 くもり一時雨 【3日目】 雨時々くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス タクシー
23:15 新宿バスターミナル 〜(高速バス)〜 3:50頃 安曇野穂高バス停 〜(徒歩5分)〜 4:20頃 穂高駅 〜(タクシー)〜 5:10頃 中房温泉 ※穂高駅からは登山バスの予定でしたが、タクシーの運ちゃんが相乗りで乗せて行ってくれたので、早＆安く着くことが出来ました。 4人でバスと同料金(1700円)、5人なら1人あたり1500円で乗れるので、4〜5人で行く場合はタクシーの検討もありかと思います。 【復路】 16:15 上高地バスターミナル 〜(高速バス 信州アルペン号)〜 20:40頃 新宿バスターミナル 当日14:30頃にチケットを買いましたが空席ありました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【中房温泉登山口〜燕山荘】 比較的歩きやすいが長い急登。合戦小屋のあたりから森林限界を超える。 合戦小屋の名物、スイカは記念に食べる価値あり。 【燕山荘〜燕岳山頂】 危険箇所なし、燕岳山頂付近は岩稜 【燕山荘〜大天井岳(表銀座)】 基本的に歩きやすい稜線を進む。 なんたら山からの鞍部からは信州側になる。飛騨側から流てくる風が遮られてしまい、暑い。 喜作レリーフのところの梯子から急登。 【大天井岳〜西岳】 歩きやすい。 【西岳〜水俣乗越】 長いはしごを下る。短いが標高差のある区間。虫が多くて煩わしかった。 【水俣乗越〜槍ヶ岳山荘(東鎌尾根)】 長い急登が続く。稜線の細い場所も多く、長いハシゴが何箇所かあり。 【槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳山頂】 言わずもがな急登。梯子、鎖、杭が続く。 浮き石等は殆ど無いため落石はめったに発生しないが、不安な場合はヘルメットを装着したほうが良い。 登山者の半数はヘルメットを装着していたように思う。持っていない場合は槍ヶ岳山荘でレンタルもしている。 【槍ヶ岳山荘〜横尾】 やや急な長い坂がだらだらと続く。ガレ場多数。 道自体は広くて歩きやすいと思う。一部万年雪を歩く箇所もあるが、数10m程度(または迂回も可能)なのでアイゼン等は不要。 【横尾〜上高地バスターミナル】 標高差はほぼなく、車が1台通れるほどの道を歩く。雨天時の足場は悪く、水たまりになる箇所も多い。 |
| その他周辺情報 | 【中房温泉】 登山ポスト：中房温泉のベンチ近くにあり。 駐車：30台ほど？無料らしい 便所：あり。無料？ 入浴：中房温泉 食事：できる？未確認 観光：観光ぽい観光地はないと思う。 【上高地】 登山ポスト：バスターミナルの登山者相談所に提出できそう？ 駐車：未確認。出来そうだけど有料かはわからない。 便所：ありあり 入浴：小梨平キャンプ場のテン泊受付に併設 食事：河童橋orバスターミナルあたりに売店多し。 観光：上高地だったらどこでも。明神池とか穂高神社とか。 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
穂高駅ロータリーに建っていた銅像。題「登頂」なんか補高っぽい！
タクシーに相乗りさせてもらって、予定より1時間巻いて中房温泉に到着。ラッキー！
稜線もだいぶ見渡せるようになってきた。しかも右に見えるのは槍じゃないか！
ケルンが沢山積んであると思って撮ったら鳥さんも一緒に写ってた。
ネットにも結構投稿あった喜作レリーフのところの長いハシゴが出てきた。
そろそろ日没です。最後にテント場と大天荘の全景を撮ってから、おやすみなさーい
今日も空輸ヘリが飛んでた(昨日は大天荘の空輸が出来なかったらしい)
ふと脇を観ると「お、かっこいい山あるやんけ！」みたいな気持ちになってつい撮ってしまうんです。
振り返ると大天井岳があんなに小さく。鞍部には大天井ヒュッテも見える
凝りもせず槍。ココらへんまで来ると東鎌尾根もしっかり見えますね。…それにしてもアレを登り返すのか…ココロオレル
水俣乗越に着いた…小雨がぱらついている。ここで左に曲がればエスケープできるけど…槍に行きたい…！
走行しているうちにやりはだんだん大きくなってきた。あれ、これならどうにかなりそうだぞ！
いい感じの岩場を進みます。東鎌尾根のは仕事比べたら全然怖くない。
受付を済ませて指定された場所は、ちょうど岩の陰で風が遮られる立地が良い場所でした。
なんやかんやで登頂！山頂からの景色！360度の大展望をのぞめました！
山頂の祠。普段はあまり自分の写真を取らないのですが、後ろの人に写真もとってもらいました(写真は透明人間になりきった僕←)
無事に戻ってきました。何度か頭をぶつけたけど…。山小屋で記念バッジを購入。こういうのも普段は買わないんだけどね。
明日行く予定の穂高方面(大喰岳)を望む。…けど、山小屋の天気予報では翌日は雨。果たしていけるのだろうか。
翌日。普通に雨降ってるし、風も強い。こりゃ大キレットは無理ですわ。おとなしく下山しましょう。
テントを撤収して下る準備を。他の登山者で山荘前は賑わっています。
下山開始、カメラは一応ビニール袋かぶせて雨除けにしてるけど、果たしてどこまで持つやら。
お花畑もこの天気じゃあ綺麗に撮れない。カメラのレンズも曇ってきた
写真はあまり撮らないようにして下ることに専念する。今日は調子がいいのでサクサク下り続ける
あー昨日心折れてたらここに出たのか―。あきらめないでよかったぁ。
槍沢ロッジに到着。さて残りの行程と現在時刻は…とスマホを取り出すと。画面真っ暗…。合羽の胸ポケットに手を入れてみると水たまりができてた…南無…。
8/21 8:21
槍沢ロッジに到着。さて残りの行程と現在時刻は…とスマホを取り出すと。画面真っ暗…。合羽の胸ポケットに手を入れてみると水たまりができてた…南無…。
スマホ水没により一気にテンション下がりつつも横尾に到着。さすが涸沢との分岐点＆上高地の終着点。人で賑わっていました。
涸沢方面。天気が良ければコッチから降ってきたんだな。今度はコッチから攻めてみたいですね。
上高地のエリアともなると道も広く平らな道。水たまりが多いのが玉に瑕といったところ。
道標の下にローマ字で表記があったけど、横尾が「Yokoo」って…間違えてはいないけどつい「ヨクゥォォ！」って読みたくなってしまう。
1
8/21 11:20
道標の下にローマ字で表記があったけど、横尾が「Yokoo」って…間違えてはいないけどつい「ヨクゥォォ！」って読みたくなってしまう。
徳沢園。ここで、少し挙動がおかしくなっていたカメラのメンテナンスをする。ついでに水死したスマホの水も取り除いてみるが、さすがに復活はしなかった。
8/21 11:23
徳沢園。ここで、少し挙動がおかしくなっていたカメラのメンテナンスをする。ついでに水死したスマホの水も取り除いてみるが、さすがに復活はしなかった。
諦めてサクサク下ります。ここまでくれば上高地もあと少しですね。
穂高神社なんてのがあるのか。雨もおさまってきたし、ちょっと寄り道しながら帰ろう
嘉門次小屋。いまはお休み処みたいだけど、明治の当時は普通の山小屋だったんだろうなぁ。
穂高神社。大キレットは越えられなかったけど、無事に下山できたことを感謝しつつお参り
梓川右岸の散策路を歩きながらバスターミナルを目指します。コッチの道は登山者が通らずハイカーばかりなので、65Lのザック背負った僕がやけに目立ちます。
8/21 13:30
梓川右岸の散策路を歩きながらバスターミナルを目指します。コッチの道は登山者が通らずハイカーばかりなので、65Lのザック背負った僕がやけに目立ちます。
インフォメーションセンターで近くのお風呂を聞いたら小梨平まで行けばあるということだったので、バスが来るまでの間に3日分の汗を洗い流しました。
8/21 15:32
インフォメーションセンターで近くのお風呂を聞いたら小梨平まで行けばあるということだったので、バスが来るまでの間に3日分の汗を洗い流しました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
スマートフォン
エアーマット
|
|---|---|
| 備考 | 【持っていけばよかったもの】 ザックカバー忘れてザックがびしょ濡れに…テントカバーで覆ったりすればよかったかしらん。 【持って行ってよかったもの】 ミラーレス一眼を下げてると歩いてる時にじゃまになったので、背中の方に回して固定できるストラップを導入。歩行のじゃまにならなくてとても満足しています。 カメラのメンテナンスセット→雨で濡れたので都度しずくを拭き取ったりして大変重宝しました。 |
感想
去年の秋から山登りを始め、今年の夏は北アルプスデビューじゃい！ ということで、7月の頭から計画を立てていました。
滅多に行けない山域だからということでちょっとボリューム多めの行程を組み上げました。ヤマレコの山行記録を結構確認したんですが、表銀座と大キレットを両方やってる記録がなくて非常に困りました。表銀座行ってる人は槍から降りてるし。なので、とりあえず行ってみないとわからないかなぁ。ということで、コースごとの危険箇所だけを確認しつつ、計画をねりました。
憧れの北アルプス。表銀から大キレットの記録がなく調査不足なこともあり、かなりの不安を抱えたまま当日を迎えます。結果は他でも書いた通り、表銀座も槍も、大変満足することが出来ました。大キレットを越えられなかったのは残念でしたが、行程の半分はクリアできたし、今回最高峰である槍ヶ岳の登頂にも成功したので、ま、こんなものかな。と諦めも結構あっさりでした。
今回一番悔やんだのはスマホの水没ですか。他の電子機器(kindle、モバブー、通話用携帯電話等)は移動中使わないからということで、ジップロックに入れてザックに入れていたので無事だったのですが、スマホはGPS取ってるし、移動中に見るだろうからゴアカッパの胸ポケットに入れて行動したのが間違いの始まりでした。防水処置はしてないけどゴアテックスなら浸水も少ないだろうし、Xperiaだったら生活防水あるから大丈夫だろう。なんて甘い考えが悲劇を生みました。
スマホが水死しているのに気づいてゴアカッパの胸ポケットを確認してみると、中は水たまり…いくらなんでもこれじゃあ動かなくなるわなぁ…。やり場のない怒りと後悔を抱えて意気消沈。
なお、ザックカバーを忘れてザックも水浸し、着替えの服もびしょ濡れで、下山後の入浴後は湿った服を着るはめに。…ホント防水処置がなっていないなぁ。学生時代に何を学んできたんだと関係各位にシバかれても仕方のない惨状で言い訳の一つもございません。
今回の失敗を糧にしていきます。
【山であった人】
・穂高駅からタクシーを相乗りしたオジサン
タクシーには、僕、オジサン、山ガール3人組の計5人が相乗りしました。
その中でもオジサンについては2日目の大天井ヒュッテを過ぎたところで再開。以降コースが一緒で、上高地から新宿への高速バスまで前後の席だったという無駄に縁のある人でした。
・合戦小屋で相席したオジサン
横須賀から来たというオジサンとはスイカを食べている間、軽く世間話をしました。
燕岳で体調が悪くなり、大天井岳の方まで少し歩いてみたんだけど調子が戻らなかったので、下山することにしたそう。下山後、西穂高の方に登ってみると行ってみたけれど、その後どうなったのだろうか気になります。
・大天荘でテン泊してた学生グループ
どこかの大学の山岳部？体調不良と翌日の天候不良を考慮して槍は行かず、下山したらしいけど…グループでいるとメンバーの体調も考慮して計画通りの参考できないもんだなぁ。と改めて感じた。
・写真とってあげた人たち
グループで来てて写真をとっている人が多かったので。チョット意識して写真をとってあげたりしました。
やっぱりせっかくの記念写真だったら、みんなで写ってたほうがいいよね！
写真を撮ってうるちに、(あぁこういうのをもっとちゃんとやってもいいかなぁ。)なんて思ったりしました。
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利用交通機関：
電車・バス、 タクシー
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3/5
体力レベル
5/5
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