笠ヶ岳



- GPS
- 33:31
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,342m
- 下り
- 2,303m
コースタイム
- 山行
- 13:12
- 休憩
- 2:36
- 合計
- 15:48
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:59
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されている。急登。長い。 |
写真
感想
2015年9月19日、西穂高岳から笠ヶ岳を眺めて、いつか登りたいと思った。
あれから9年、その間所属する登山の会で笠ヶ岳(2泊3日)が計画された。しかしその計画は2度に渡り中止となった。そこで今回は実現性を高めるために日程を短縮して笠新道ピストンの1泊2日とした。笠ヶ岳は初めてという4名で新穂高バス停を5:20にスタート。佐俣林道を歩いて6時間40分に笠新道登山口に着いた。少し休んで登山を開始。笠新道は日本三大急登と聞いている。実際に登ってみると傾斜はそれほどではないが標高差が大きいので歩いても歩いても杓子平に着かない。体力的にはキツイが急登好きの私には延々と続く天空への道が実に楽しかった。途中、西穂〜奥穂〜北穂〜大キレット〜槍まで見渡すことができた。歩いた記憶と景色を重ねる至福のひと時だ。やっとの思いで杓子平に着くと目の前に笠ヶ岳がドーンと鎮座していた。右手方向には稜線まで続く登山道が確認できた。昼食を済ませて再スタート。ところがこの坂道も歩けど歩けど稜線に近づく気配がない。お花畑の花々に気を紛らせながら歩を進めてやっと稜線(約2800m)に着いた。稜線に出ると黒部五郎岳、その奥に薬師岳などなどを見渡すことができて再び記憶をたどることに。笠ヶ岳方面に目を移すと道が延々と続くかのように思えて気が遠くなった。ゾンビのような足取りでフラフラと進み、抜戸岩を過ぎて山荘手前にあるキャンプ場の水場で冷たい水を汲んで、やっとの思いで山荘に着いたが、山荘から更に山頂を老体に鞭打って目指す。山頂までは15分ほど。山頂からの眺めは今まで見えた山々をすべて見渡すことができた。更には遠くに富士山の山影も確認できた。初めて登頂してこれだけの絶景を堪能できることと、日頃の行いは関係がないようだ。播隆堂に手を合わせて無事を感謝した。山荘では越冬コーラ200円が人気だった。
翌日は5時から朝食をいただいて6時前に出発。予報通りガスに包まれていたが、雨は降らずガスは消えて遠くを見渡せるようになった。杓子平からは眼下の平原に数頭の熊が観察できた。杓子平から笠新道登山口までの道のりは終わりがないように思えるほど遠かった。新穂高バス停にたどり着いたら、ケガなく無事に下山できたことに「ありがとう」と心の中で呟いた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する