瑞牆

genter
その他1人 | 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
写真
感想
南木曽に沢登りへ行く予定だったけど、パートナーが直前に怪我してしまい、瑞牆クライミングに混ぜていただく。
1日目は瑞牆のコヤスリに蒼天攀路を登りに行くと言う。
私も前々からトライして見たいルートだったので頑張ってアプローチ90分こなして行ってきました。
登ったのは3P目だけだが、最近登ったルートの中ではダントツで良かった。
ロケーションも最高。個人的には星5くらい。
90分歩いた甲斐があった。
2日目は行った事のないエリアでカメ岩、ツル岩へ。亀甲めぐりがかなりおもしろかった。
静かで風の抜けがよく、心地よいエリアだった。
以下登攀記録 ムーブ記載有
[蒼天攀路] 12a ××◯
まず、名前が良い。
まさに名は体を表すようなルート。青空に登って行くようなスパっと切れた高度感のあるフェース。是非晴れる日を狙って登りましょう。
取り付きはコヤスリのコルから回り込んで3P目のみトライ出来る。下2Pもおもしろいらしいがまたいつか。
5.5くらいの落ちたら死ぬだろうトラバースをこなしてビレイポイントへ。
どうやら左カンテを回り込んで直上するこのルート、出だしの高度感から恐怖心が抑え切れない。
小川山のマラ岩のロッキーロードを彷彿とさせるスタートだが、それよりも2、3段階くらい怖い。
オンサイトのマスタートライは一生に一度のチャンスなので、楽しむように心がけているが、これは果たして楽しめるのか!?
ゼロピンから離陸、レイバックから決死の1ピン目ヌン掛け、よく分からないバランスでボディを壁に入れて決死の2ピン目ヌン掛け、左カンテを回り込んで見える綺麗なフェース、決死の3ピン目ヌン掛けからの恐怖感で思わずヌンチャクを掴んでしまった。左に行きすぎて落ちたら振られからのビレイヤーより下に落ちる事になる映像が浮かんでしまった。その上もボルトの間隔が遠いし、ビレイヤーから全く姿が確認出来ないのでヒリヒリする。
最近ぬるいクライミングばかりやっていたのでガツンと来た。
ムーブはポジティブなカチが続いて、極上のフェースクライミング。
最後にコヤスリの頂上に立ち上がって景色を眺めるのも達成感が抜群だった。
ムーブ自体は12aの優しめと言った感じだが、試されるメンタルと高度感で痺れるクライミングが出来る事請け合い。
コヤスリの頂上は平らな面が多いし眺めも良くて居心地が最高。
時間があったので微笑街道も触ろうとしたが、居心地良すぎて2人で2時間近く頂上でだらだらして、懸垂で下降してその日は終了。
3便しか出さないで全然登ってないけど、充実した1日だった。
2日目はカメ岩、ツル岩へ
朝方雨が降ったっぽく、地面がかなり濡れていたのでどうだろうかと思ったが、岩は乾いて大丈夫だった。
[カメ岩クラック] 10a FL
出だしのトラバースがちょいムズ。トラバース後のクラックは0.5〜0.75サイズだけど快適
[風道] 11c FL
スラブからのマントル。ヌメって怖かったけど、おもしろかった。
[亀甲めぐり] 10d ×◯
初手で横ランジっぽくしたらいきなりフォール。
すぐやり直すが出だしがパワーでなかなか難しい。上に上がってからのひたすら左にトラバースはバランスクライミングと足置きの場所を考えながらの最高に楽しい時間。景色も良くて気持ち良い。小川山のジェットストリームっぽいがあっちほど恐怖感もなく快適だった。
ちょうど良い高さに手と足のダイクが続いていて、自然にこれが出来るのが何とも不思議である。そしてこのラインを見出した人は天才だと思う。
[バカアーサナ] 11d FL
大岩さんのルート。10mくらいにボルトを使ったフェースで、ラスト5mがカムをプロテクションにするフィンガークラック。繋げるとパンプする。ミックスルートってなんか楽しいんだよな。
[ほったらかし] 12b ××
ラストのボルトからの数手が核心。それまでは被ったガバフェースの10cくらいで楽しい。
核心のムーブ全く分からず。敗退。



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