鎌倉山〜峰床山〜八丁平

- GPS
- --:--
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 940m
- 下り
- 927m
コースタイム
9:21−もみじ平ー9:26
9:47−ぶな平ー9:52
10:20−レスキュウ1−10:25
10:42−鎌倉山ー10:47
10:57−千年杉
11:19−ピーク8−11:25
11:40−オグロサカ峠ー11:47
12:19−峰床山ー12:36
12:56−八丁平(小屋跡)−13:01
13:15−中村乗越取付ー13:20
13:27−中村乗越
13:45−伊賀谷ー13:50
14:15−二股ー14:20
14:50−中村
坊村駐車場着 15:10
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 危険と言ふほどの処はないが、鎌倉山からオグロ坂峠までは、入山者が少なく踏み後がはっきりしない。特に今の時季は微かな踏み後の上に落ち葉が一杯積もっていて、道が分かりにくいので注意がいる。 ◆ 武奈ヶ岳と違って、このコースには紅葉する木が少ない。山もみじとかぶなとかが少ない分、紅葉は期待できない。八丁平も紅葉した木は1、2本しかなかった。 それに、紅葉は尾根の北側より、南側に多かった。紅葉は寒暖の差が大きいほど美しいと言われるから、やはり日当たりがいい方が美しいのか? 日当たりが悪い北側はまだ青々としている木が多かった。 ◆ 江賀谷林道の通行は、感想欄にも書いた通り、その日の工事次第だと思われる。だから工事をしている会社に問い合わせるか、上りだったら引き返す事も考えて、下りだったら、その日の工事が終了するまで待つ覚悟で行く必要があると思われる。 しかし、今工事している所が終わったら、これで終わりだと思われる。それから下の方は既に綺麗になっていた。 近いうちに、通行止めも解除になるとおもわれる。 |
感想
◆ 今週は一段と寒くなった。特に山では風が強いようだ。少し風が治まるのを待って、今日になった。今日の予報は晴れ、気温 10〜20度。
坊村の駐車場に降り立つと、嬉しい事に殆ど風が無い。
◆ 峰床山は一年ぶりだ。一昨年の台風以来、江賀谷の林道は倒木と崖崩れで車は勿論人も立ち入り禁止だった。昨年も中村乗越から下りてきたが、その時から二股の橋は流失していた。
そして、その日は工事はやっていなくて、幸い林道は通れたが、中村に出る最後の橋は、金網と柵で絶対に人が入れないようにしてあった。すり抜ける余地がまったく無く、橋の欄干の上に上がって、一汗搔いて柵を乗り越えた。
◆ 林道の補修工事は昨年から続いていて、今年の春には終わる予定の筈が未だに終わっていない。
今年の夏は、雨が多く、伊賀谷は 5回の徒渉があり、水量が多いと徒渉が難しい。それもあって10月には行こうと思っていたが、9/26 付けのbunbun さんの記事に、八丁平に行くために「江賀谷林道に入ったが、工事の為に通行できなかった。渡渉するにも水量が多く、不可能で引き返した。」とあったので、今年は駄目かと思っていたら、先日 tomokiki さんのレコを読み、通行できる事が分り、早速行くことに。
◆ 鎌倉山には、駐車場西側の奥にある道路を200mばかり北へ行くと鎌倉谷にかかる橋がある。橋を渡った左側(左岸)が登山口だ。車が入れないよう柵があるが、登山者は右脇をすり抜けられるようになっている。
50m位進むと右に入る道があり、木段の急坂を登ると狭い尾根に上がり、もみじ平までジグザグと急坂が続く。最初から一汗搔かされる。
まるで平らな所が全く無いのに、何故もみじ平なのか訳が分らない。此処で林道を横切り、幾分坂も和らいで、鎌倉山に連なる尾根に乗る。
◆ 雑木林と杉林が入り混じった道をを進むと、次第に坂が緩くなり、平坦になった処がぶな平である。
ここから、杉と檜が入り混じった林の中の道が、次第に斜度を増し、レスキュウ1まで続く。これ以後は自然林となる。山頂が近ずくと岩の多い多いやせ尾根になり、イワカガミの群落がある。
後ろには、木々の間から武奈ヶ岳から蓬莱山等が見える。
◆ 鎌倉山の山頂は、だだっ広い平坦な尾根の上で、何処が山頂か三角点が無かったら分らない様な処だ。道も落葉が一杯ではっきりせずどっちに進んでいいか分らないが、西南に伸びた尾根を進む。ここからは京都と滋賀の県堺尾根になる。オグロサカ峠まで、約10個の小ピークを次々と越えて行く。
どんどん下って小さなピーク(こぶ)を 2つ越えた次のコルに千年杉がある。
◆ そこから小ピークのアップダウンが続くが、方向を間違い易いピークが3つある。昔は道標が全く無かったが、今は方向を示す、ビニールに包まれた紙の道標が樹似結びつけられている。3箇所とも全部右に進む尾根を選ぶ事。
それに、テープが随分と増えたので 、落葉で踏み後が殆ど分らなくても、確かめながら歩けば間違わない。
上記3箇所の中、最後のピークが最も分かり難い。このピークが930mで 10個余りのピークの中で最も高い。これを過ぎると、後2つの小ピークがあるが、オグロサカ峠までどんどん下って行く。
◆ オグロサカ峠から峰床山は、約100mの上りだが、腹が減ってきて何時もしんどい上りだ。取り付きが初めての人は解かり辛いが、八丁平の方へ50mばかり下って右を見ると、西に向かった尾根の山腹をトラバースする小さな踏み跡がある。今日は落葉で知らないと分からない位だった。狭いので踏み外さないように用心して進む。
◆ これまでの尾根の上では、結構冷たい北風が吹いて、歩いていないと寒かったが、峰床山の山頂は、気持ちの良い山頂で、何故か殆ど風が当たらず、日も差してとても暖かかった。
展望も、皆子山よりうんと良く、南と西方向に開けている。南の眼前には皆子山、右の方に愛宕山が見えた。東には樹間から比良山が見えたが、夏場は見えない。
そして、2008年までは周りは笹薮だったが、八丁平や皆子山、比良山と同じ頃に笹が枯れて、大変良くなった。
◆ 八丁平への下りは、鎌倉山からオグロサカ峠までと違って、道も良く分る。暗がり谷沿いに下って行くと、昔同志社の山小屋跡に出る。此処は三叉路になっていて、左へ行けば山(北)回りだが、右へ南回りで中村乗越へ向かう。湿地は大きな枕木のような木道になっていて、湿原を眺めながら、気持ちよく歩ける。
上にも書いた様に、此処も昔は笹薮で湿地の中も全く見えず、そんなにいい所とも思わなかったが、笹が枯れてほんとに良くなった。林道の為に湿地をつぶす計画もあったようだが、京都市初め皆さんのお陰で、残ったのは大変嬉しい事だ。お陰で私も通えると言ふものだ。
6 月から7月にかけて来ると、新緑が綺麗で、最近は時々郭公の声を聞く事ができる。また、中村乗越の取り付近くにはレンゲツツジの群落があり、谷ウツギと共に実に綺麗だ。
ただ残念なのは、最近のなら枯れで、大きなならの木が随分枯れてしまった。色々と手入れして予防をしているようだが、余り手応えは無いようだ。
◆ 中村乗越は京都と滋賀の県境だ。今日は此処が、私の足でも 6~7 分だが、最後の登りとなる。ここから江賀谷右俣(レスキューの看板には伊賀谷とあった。また古い地形図には江賀谷を「いが谷」と読んでいる。)まで急坂を下る。
谷に着くと、それから二股まで沢を下って行く。徒渉を5回繰り返す。水量が少ない今時は問題は無い。
それより、どちらも左岸だが、急な崖のトラバースが2箇所ある。高さ10mくらいで、片方の靴を置いたら一杯になるような狭い道だ。私も冷や汗が出た。1箇所はロープがあるが、だらんとしたロープでは頼りにならない。(ヤマレコの記事にも、「危ないと思って引き返した」と言ふ記事があった。)
◆ 二股に着くと、以前にあった橋は昨年も無かった。対岸には林道が見える。渡っても対岸で林道に登らねばならないから、そこも確かめて徒渉する必要がある。
二股の左岸を100m位下るとダムがある。昨年同様、その少し上に跳び越せるくらいの石がある処を渡る。林道の崖も上がり易い。
◆ これから、中村まで林道歩きだ。時間にして30分。
二股から林道を200m」位下って来ると、林道が右岸から左岸へ江賀谷を渡るコンクリートの橋がある。その橋の向こう側(左岸)に大きなパワーショベルが道を塞いでいる。
もし工事をしていたら、恐らく通れなかったろう。そんな余地が無いくらい道も狭いし、重機が大きい。幸いな事に工事は休みであったので、その脇をすり抜けて通れた。
その橋の辺りは両岸とも崖で、谷は狭くなっているが、その分深くて徒渉は無理と思われる。それで bunbun さんは引き返したのだろう。
しかし、私のように上から下りて来た場合工事に遭遇したら、その日の工事が終わるまで待つしかないと思う。それとも、一時工事を中断して通して貰うかしかないだろう。その意味では、ほんとにラッキーだった。
◆ 工事現場を過ぎると、林道は中村まで殆ど綺麗に補修が済んでいる。ただ林道の入り口には、通行止めと大きな看板が建っていた。だから、まだ登山者がほんとに通れるか否かは、その日の工事次第によると思われる。
上りに通るか、下りに通るか、上りの場合は引き返せばいいが、私みたいに下りに通るとなると、工事中だったら待たされる可能性がある。
◆ 鎌倉山から中村乗越経由で降りてくると、中村から坊村まで国道を歩く事になる。これがさっきの林道歩きと共に退屈で、しんどい事だ。夏場では、その上にじりじり照りつける西日を浴びて、地獄になる。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
mesner











峰床山の中村乗越って厳しいところなんですね
こうして、行きたい所の旬の情報を得られるヤマレコって素晴らしいって再認識してしまいました
Tさん見つかって本当に良かったですね、日記、ありがたく拝読させて頂きました
deja さん、今日は。
deja さんも、睡眠不足で大変だったようですね。最近では、一番難しかったように思いました。時間も長かったようで・・。
江賀谷右俣は、八丁平への滋賀県側からの近道です。しかし、最近は台風や大雨で徒渉場所の登り下りがややこしくなりました。崖のトラバースでも、以前はもっと幅が広かったように思います。歳のせいでそう感じるのかもしれませんが・・。その上今の時季は、落ち葉が乗っていますから、一層狭く感じます。
T さんは、雪の前に見つかってほんとに良かったです。
でも、私は T さんが山頂に到達して、夫婦滝まで行っていたとはビックリしました。それが、後は来た道を引き返すだけなのに、如何したのですかね?
しかも、発見場所は滝よりも低い所ですからね。上へ上へと行かずに下へ下へと降りて行ったのですから、何かのアクシデントが生じたのかも知れないですね。
とても、残念に思います。
しかし、あそこはそんな所です。私が、白滝谷は水量が多く危険だからと、もし聞かれても、初めてに人には伊藤新道は薦めません。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する