250208-11層雲峡アイスクライミング遠征（銀河の滝、錦糸の滝、ほか大函エリア滝巡り）
北海道
Mattsuhorn
その他1人 
体力度について
- GPS
- 12:22
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,308m
- 下り
- 1,113m
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- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:22
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 9:38
| 天候 | 絶えず雪が降ったりやんだり、終始氷点下。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
3泊するお部屋。ヒーターは排気が外に繋がってるとのことで換気不要。
日中も付けておかないと水道管凍るとのこと。
設定温度よりずっと暖かくなる
ヒーターは排気が外に繋がってるとのことで換気不要。
日中も付けておかないと水道管凍るとのこと。
設定温度よりずっと暖かくなる
膝すぐ下ぐらいまで水は当たる（跳ねる）ので、膝上のウェーダーが安心
いや、お分かりになりますでしょうか。
うっすら見えるトレース跡を辿る
事前情報通り繋がってない
が、アプローチなんと3分！？
この下はスケートリンクになっていてツボ足冬靴で盛大にコケる（それで本日の登攀意欲はなくなる）
パラグーフォールここまでもアプローチ20分かからない
途中の立木に残置スリングが見える。
登るかどうするか？とすこし相談して、さっきコケたときすこし腕を痛めたので、辞めて他の滝巡りを継続することにする。
1
ここまでもアプローチ20分かからない
途中の立木に残置スリングが見える。
登るかどうするか？とすこし相談して、さっきコケたときすこし腕を痛めたので、辞めて他の滝巡りを継続することにする。
ちょっとアプローチ悪そう。（対岸から撮影）
川が削ったのか。
冬しか多分通れない？河原の景色
夏はガッツリ水が流れてる沢
この後ろにはすぐ大函の駐車場
早乙女の滝まで5分！？
感想
【前置き】
ずっと漠然と気になっていた北海道アイス。
昨年、某YouTuberが面白楽しくあげていた層雲峡の動画でアプローチの近さに驚き気持ちはさらに盛り上がり、所属の会で北海道アイスを企画した。
【計画】
2ヶ月前の12/14、年末のアイス企画と同時に詳細プランを策定。
往復便は安い日中の便（往路14時羽田発、復路10時旭川発）で1人4万を切った。
宿は層雲峡温泉街のペンション（源泉掛け流し）素泊まり1人7,700
楽天セールで割引つけたホンダのレンタカー（フィット四駆）3泊で18,100
まぁまぁ現実的な金額（全部で10万しない）でプランを組んだ。
1月から「10年に一度の最強寒波」というニュースが頻繁に流れる中、北海道旭川エリアは対象外平常運転でも極寒には変わらず。-20℃とかも心配していたが、そこまでにはならなくてよかった。
【Day1 往路】
初日は移動のみ。
スムーズにレンタカーを借りて、調べていた上川町の駅前のラーメン屋で“日本一のラーメン”をいただく。
【Day2 銀河の滝】
二日目（アイス初日）
計画通り銀河の滝へ向かう。
事前に準備した膝上丈のウェーダー（楽天でおよそ2200円）が抜群に役立つ渡渉。
しっかりしたトレースに導かれて取り付きへ。一番乗り貸し切りだ。
1ピッチ目は相方。30分ほどかけて安全に支点構築しつつ突破。
冷え切ったからだと寒さでフォロー中手の指が冷たすぎて麻痺してきて急いでホッカイロと吐息で復活させた。極寒の地ではゲコアイスプロだと力不足ですね。（その後はソロイストで登攀した。）
2ピッチ目は雪の緩やかな斜面で、休憩持たずに相方が先導。
フォローで事件が起きた。
アイゼンが外れた。
それだけならまだしも装着しようとしたら前コバの金具（トゥベイル）をまさかの紛失。
積雪もあり近くや下をしばらく探すも見つからず、あきらめて下降し（そのタイミングで他のパーティーが登り始めた）車かっ飛ばして旭川の秀岳荘へ。
「ここの金具ありますかっ！？」「あるよ、2つセットでよんせ…」「買います！（食い気味に）」
市街地近いのはほんとに救いでした。
購入時点既に12時。戻って13時過ぎ、登攀開始が14時として17時には暗くなってくる。どうするか。戻りながら車で作戦会議。
1ピッチ目右岸沿いを登ればノーロープで行けるんじゃないかと相方の提案、最悪ヘッデン懸垂も覚悟の上取り付くことにしたがそれが大正解。丁度先行パーティーが降りてきたタイミングでブッキングもなし！
2ピッチ目もスムーズにこなしてまだまだ時間に余裕あり。
3ピッチ目はリードをさせてもらう。
安全に確実に弱点を狙って登る。高さはあるが難易度は大した事ない。
支点終了点にはしっかりしたボルトと残置が揃っており、快適だ。
振り返るとひっきりなしに観光バスが入れ替わり中国人観光客が写真を撮っている。
「あ、人がいる」って言われてるんだろうな、と登るのは、北鎌尾根からヒョコって槍ヶ岳山頂に出る時の気持ちと似ている。
明るいうちに車まで戻ってくることができた。
目的であった銀河の滝を無事初日に登りきり安心して、層雲峡の数少ないレストラン（洋食屋）へ。
【Day3AM 錦糸の滝】
三日目（アイス二日目）
第一目的の銀河の滝を登りきったので、ほかどこを登るか。前日夜に作戦会議。個人的には次点は錦糸の滝と考えてた。その他大函（オオバコ）エリアの小滝を少々と。
雲井の滝という案も出たが、議論の末、無難に錦糸の滝へ。
こちらも一番乗り、というか貸し切り（午後になって入れ替わるように大学生ぐらいの二人組がやってきた）
錦糸の滝も全体的には易しめ。前日の教訓からソロイスト登攀。
川沿いはたまに吹雪いたりもしてかなり寒かった。
主に弱点狙って1ピッチ目は右岸沿いを相方、2ピッチ目は短いけど自分がリードし左岸の支点へ、3ピッチ目ラッセルののち4ピッチ目も相方登攀、登りきった先、少しラッセルで登ると平な大地。風がなく穏やかなそのエリアで少し休憩した後に懸垂下降して真ん中に振られ止め60m一本でトップロープ張って練習。
【Day3PM 大函エリア滝巡り】
比較的満足高めになって、翌週も濁河温泉アイス行く予定もあって一旦早めに切り上げ、他の滝巡り。
銀河トンネル先の右側駐車スペースにそのまま車を置いて、
NAKA滝、尾滝、パラグーフォール。
更には、弧弦の滝、あなたの滝、早乙女の滝、大函駐車場からトンネル通って元の駐車場へ。
どこもアプローチ激近で衝撃だった。初日早めに着くようであれば、このエリア一登りするとよいかも。パラグーフォールか早乙女の滝あたりが充実感あるかな。
国道から脇に止めてバニシングムーンも見学。
いい山域だ。
夏の登山や沢も含めて1年ぐらい旭川に住みたい。。
次回は雲井の滝やブルーウルフに行きたいと話しながら帰路につく。
【おまけ】
三日目夜は層雲峡の氷瀑祭りへ。
中国人観光客だらけでしたが、かなり立派な氷の構築物で、アイスボルダーとして楽しめそう。20:30には花火も上がって、結構な盛り上がりを見せる。
昼間は氷爆を見学し、夜氷爆まつりで花火を見て、層雲峡温泉に宿泊するという一連の町おこしだ。
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