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Yamareco

記録ID: 8160465
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山

今年初の遠征は伯耆大山

2025年05月12日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:46
距離
7.9km
登り
973m
下り
958m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:02
休憩
0:45
合計
4:47
距離 7.9km 登り 973m 下り 958m
8:34
5
8:39
5
9:19
9:21
17
9:38
9:39
4
9:43
9:44
11
9:55
10:10
23
10:33
9
10:55
10:57
2
10:59
11:06
3
11:28
21
11:49
11:58
7
12:05
3
12:08
12:09
26
12:53
12:58
11
13:09
13:11
8
13:19
2
13:21
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
▽行き
前日夜新宿発6:50米子駅着
7:20米子駅発 8:12大山寺着
▽帰り
15:20大山寺発 16:12米子駅着(実際は15分遅れ)
19:54米子駅発サンライズ出雲乗車 翌7:08東京駅着


米子-大山寺間のバスは交通系IC利用不可
帰りはサンライズ出雲で帰京(シングルB寝台22,880円)
米子駅周辺は居酒屋以外目立ったお店は少なく、カフェやファーストフードはあまりなく時間つぶしに苦労しました。ゆっくり散策にして大山寺18時10分発便でもよかったかも。  
コース状況/
危険箇所等
階段階段階段とにかく階段
距離は短いが4キロの間に1000m標高を上げるので足を休める区間はほとんどない。段差の小さい階段は下りには優しく、帰りは楽ちんでした。
6合目の雪は登り下りともにチェーンスパイクなしでも行けた
その他周辺情報 日帰り入浴
豪円湯院  790円
https://goenyuin.com/
登山口とバス停の間にある入浴施設。浴槽は露天風呂1つで必要最低限といった印象。入浴券購入は新札不可
バス停から山頂が見えます
2025年05月12日 08:32撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 8:32
バス停から山頂が見えます
登山口は大山寺の参道からすぐそば観光地としては洗練されている印象
2025年05月12日 08:29撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 8:29
登山口は大山寺の参道からすぐそば観光地としては洗練されている印象
大山寺本堂へ向かう坂道の前を右折しモンベル方面へ
2025年05月12日 08:38撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 8:38
大山寺本堂へ向かう坂道の前を右折しモンベル方面へ
山頂がはっきり見えます
2025年05月12日 08:38撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 8:38
山頂がはっきり見えます
モンベルの前を通り過ぎ、橋を渡れば登山口はすぐ
2025年05月12日 08:43撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 8:43
モンベルの前を通り過ぎ、橋を渡れば登山口はすぐ
登山口からずっと階段。お寺の参道のような道が続きます。
2025年05月12日 08:50撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 8:50
登山口からずっと階段。お寺の参道のような道が続きます。
全体的に階段の段差は低め、おかげで帰りは楽だった。
2025年05月12日 09:20撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 9:20
全体的に階段の段差は低め、おかげで帰りは楽だった。
2025年05月12日 09:34撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 9:34
5合目の山の神様
2025年05月12日 09:42撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 9:42
5合目の山の神様
行者登山道分岐
2025年05月12日 09:43撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 9:43
行者登山道分岐
大山北壁、崩壊した土砂が川の流れのように谷に注いでいます
2025年05月12日 09:57撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 9:57
大山北壁、崩壊した土砂が川の流れのように谷に注いでいます
頂上付近拡大
2025年05月12日 09:57撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 9:57
頂上付近拡大
六合目避難小屋から迫力の北壁を一望
2025年05月12日 10:03撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 10:03
六合目避難小屋から迫力の北壁を一望
六合目避難小屋横の残雪
ここは大したことないですがこの上に10mほどの雪の区間があります。登り下りともチェーンスパイクは使わずに通過。
2025年05月12日 10:03撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 10:03
六合目避難小屋横の残雪
ここは大したことないですがこの上に10mほどの雪の区間があります。登り下りともチェーンスパイクは使わずに通過。
イワカガミ
2025年05月12日 10:14撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 10:14
イワカガミ
スタート地点を見下ろす
2025年05月12日 10:20撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 10:20
スタート地点を見下ろす
このように標高表示が100mごとにあります
2025年05月12日 10:24撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 10:24
このように標高表示が100mごとにあります
眼下に雄大な景色が広がります
2025年05月12日 10:39撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 10:39
眼下に雄大な景色が広がります
8合目を越えて頂上はすぐそこ
2025年05月12日 10:39撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 10:39
8合目を越えて頂上はすぐそこ
2025年05月12日 10:47撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 10:47
ダイセンキャラボクの純林、頂上避難小屋が見える
2025年05月12日 10:48撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
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5/12 10:48
ダイセンキャラボクの純林、頂上避難小屋が見える
大山頂上(弥山)登頂、遠くに剣が峰
山頂は風が強く寒かったのでお昼は6合目の避難小屋の前で食べました
2025年05月12日 10:58撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
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5/12 10:58
大山頂上(弥山)登頂、遠くに剣が峰
山頂は風が強く寒かったのでお昼は6合目の避難小屋の前で食べました
この絶景を正面に見下ろしながらの気持ちのいい下山
2025年05月12日 11:17撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
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5/12 11:17
この絶景を正面に見下ろしながらの気持ちのいい下山
2025年05月12日 11:20撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 11:20
頂上振り返り
2025年05月12日 11:23撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 11:23
頂上振り返り
丸太を背負ってる?
2025年05月12日 11:27撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 11:27
丸太を背負ってる?
帰りは行者登山道へ。こちらは階段控えめで普通の登山道のよう。合目の標識はないですが標高の標識はここにもあります。
2025年05月12日 12:09撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 12:09
帰りは行者登山道へ。こちらは階段控えめで普通の登山道のよう。合目の標識はないですが標高の標識はここにもあります。
砂利で埋まった砂防ダムの上から北壁を観望。かっこいいです。
2025年05月12日 12:28撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
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5/12 12:28
砂利で埋まった砂防ダムの上から北壁を観望。かっこいいです。
2025年05月12日 12:51撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 12:51
こちらの登山口は大神山神社の奥宮につながってます
2025年05月12日 12:51撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 12:51
こちらの登山口は大神山神社の奥宮につながってます
山奥なのに立派。しっかりお参りして旅の無事に感謝を。
2025年05月12日 12:53撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 12:53
山奥なのに立派。しっかりお参りして旅の無事に感謝を。
神々しい雰囲気でパワースポット感あります
2025年05月12日 13:00撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 13:00
神々しい雰囲気でパワースポット感あります
2025年05月12日 13:03撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 13:03
大山寺本堂から大山頂上を臨む
2025年05月12日 13:11撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 13:11
大山寺本堂から大山頂上を臨む
2025年05月12日 13:12撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 13:12
2025年05月12日 13:14撮影 by  NIKON Z 7, NIKON CORPORATION
5/12 13:14
大山寺バス停近くのコモレビト ジビエフード&カフェにて
ビックマウンテンバーガー+アボガド&コーラ。
2025年05月12日 14:21撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/12 14:21
大山寺バス停近くのコモレビト ジビエフード&カフェにて
ビックマウンテンバーガー+アボガド&コーラ。
時間を持て余したのでその向かいの自然歴史観へ
2025年05月12日 14:38撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
5/12 14:38
時間を持て余したのでその向かいの自然歴史観へ
帰りはサンライズ出雲で翌朝東京駅着
思ったより快適、思ったより揺れたけど眠れた。
2025年05月12日 19:54撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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5/12 19:54
帰りはサンライズ出雲で翌朝東京駅着
思ったより快適、思ったより揺れたけど眠れた。

感想

今年最初の遠征は鳥取県の伯耆大山(ほうきだいせん)でした。前日の深夜に東京を出発する高速バスを利用し、登山後は寝台特急サンライズ出雲で帰京するという強行スケジュール。正直なところ、身体への負担は少々気掛かりでしたが、高速バスでの移動にはネックピローが大変役立ち(これは長距離移動の際の必需品と言えるでしょう)、思いのほか疲労を感じずに現地での朝を迎えることができました。天気予報も快晴を伝えており、幸先の良いスタートとなりました。

大山に到着してまず印象的だったのは、事前に情報を得ていた通り、登山道が非常によく整備されている点です。また、ありがちな「時代に取り残された感」がなく、洗練された観光地としての雰囲気も感じられました。これならば、登山初心者や家族連れでも安心して薦められるのでは?人気があるのも納得でした。

しかし、そのよく整備された登山道が、別の意味で挑戦状を叩きつけてきました。それは、想像をはるかに超える「階段地獄」です。大山の夏山登山道は、登山口から山頂(弥山)までの標高差約1000mを、わずか2km強の距離で一気に登り詰めるルートで、ほぼ全区間が木段や石段で構成されています。足を休めることができる平坦な区間はほとんどなく、最初は塔ノ岳のバカ尾根と比べたら・・・となめてかかっていたもののこれはこれでなんだかんだでキツイ。登山者の体力によってコースタイムには大きな差が出やすい山かもしれません。

試練とも言える階段を乗り越え、6合目に到達すると、それまでの苦労が吹き飛ぶかのような絶景が広がっていました。目の前にはこれから目指す山頂部が迫り、振り返れば眼下に米子市内から日本海までを一望できる大パノラマが広がります(この日は残念ながら海まではっきりと見えませんでしたが)。

大山の山頂部は、弥山(みせん、標高1,709m)が一般的な山頂とされています。最高峰は剣ヶ峰(けんがみね、標高1,729m)ですが、弥山から剣ヶ峰への縦走路は崩落が激しく危険なため、現在は通行禁止となっています。山頂付近は、残念ながら崩壊が進んでいる箇所もあり、立ち入ることができる範囲は限られています。思いのほか狭い山頂部に少し物足りなさを感じるかもしれません。しかし、特別天然記念物であるダイセンキャラボクの純林が広がる山頂へ向かう稜線の美しさは、まさにこの旅のクライマックス。当日は寒さを感じ、南側からガスが運ばれてくる状況でしたが、ガスの切れ目で姿を見せた緑の絨毯と青空が織りなすコントラストは、ここまで来て本当に良かったと思わせる素晴らしいものでした。

下山路には、登りで利用した夏山登山道ではなく、行者登山道(ぎょうじゃとざんどう)を選択しました。こちらは、荒々しい北壁を見上げる壮大な景観スポットや、歴史を感じさせる大神山神社奥宮、そして大山寺本堂など、見どころが豊富にあります。夏山登山道と比較すると、変化に富んだルートで、最後まで飽きさせません。多くの登山者が帰路にこの道を選ぶのも納得です。

下山後は、バスでJR米子駅へ向かいました。東京への帰りの交通手段は、以前から一度乗ってみたいと思っていた寝台特急サンライズ出雲です。電車の出発時刻まで米子駅前で時間を過ごしましたが、正直なところ、時間を有効に使えるようなお店はあまり多くなく、少々手持ち無沙汰になってしまいました。駅ビルや周辺を散策する程度でしょうか。米子駅周辺には飲食店もいくつかありますが、事前に調べておくか、あるいは登山口周辺の散策に時間を使い、大山火の神岳温泉 豪円湯院(ごうえんゆいん)などでゆっくり時間を使うのも良いかもしれません。

長い待ち時間の末乗り込んだ、サンライズ出雲の車内は快適そのものでした。今回は個室寝台「シングル」を利用しましたが、プライベートな空間が確保され、リラックスして過ごすことができました。サンライズ出雲には他にも、よりリーズナブルな「ノビノビ座席」や2名用の「サンライズツイン」など、様々なタイプの座席があります。走行中の揺れは想像していたよりも大きく感じられましたが、意外にも、気にせずにぐっすりと眠ることができました。翌朝には東京駅に到着し、旅の疲れを最小限に抑えて帰京できたのは大変満足でした。機会があれば、ぜひまた利用したいと考えています。

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利用交通機関:
技術レベル
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利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
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